クロツラヘラサギがエサを食べているのを見れました。もうそれだけで僕は満足でした。
改めて糸島の自然の豊かさを自覚させられたイベントでした。
加布里湾は穏やかで、曇っていましたが寒くありませんでした。
伊関文隆さんと富永誠さんのお二人が望遠鏡でたくさんの鳥たちを見つけ、本物の野鳥を間近に見せていただきました。
僕の持っている機材では、望遠鏡で見た鳥たちの写真は撮れないので、教えていただいた鳥の名前だけご紹介しておきます。
ミサゴ、アオサギ、クロツラヘラサギ、ハマシギ、マガモ、カワセミ、コサギ、ハクセキレイ、ドビ、オオバン、コガモ、モズ、カワラヒナ、以上。
加布里湾のこの弁天橋付近では20~30種の鳥が観察できるそうです。観察の間にも潮が満ちてきて、潮に乗って小魚が上流へ上がって来たり、カニや貝やゴカイなどが潜っていた地中から水中へ出て来たりするので、それらを捕食する鳥たちが集まってきて、私たちの上空を行き交っていました。その中に動くクロツラヘラサギがいました。あのくちばしを左右に振りながら歩を進めるダンスのような動きを観ることができました。また、カワセミがこんな海に近い所でえさを捕まえていることも初めて知りました。
20人くらいの参加者がいらっしゃいました。赤ちゃんから年配の方まで男の方も女の方もいて、にぎやかな観察会でした。指導をしていただけた、伊関さんや富永さんが、鳥のいそうな場所をを経験的のよくご存じで、視覚だけでなく、鳥の声を聴き分けて鳥の姿を探し当てられていました。僕には肉眼であたりをつけることさえできないし、あそこにいるという鳥を望遠鏡で見せていただけるまではほとんど確認できませんでした。子どもたちが本物の鳥を見て「可愛い」を連発していて、今後も鳥を好きになってくれるかもしれないと勝手に思えて嬉しかったです。子どもたちの中に男の子がいなかったことがちょっと残念でした。
子どもが本物の野鳥を観れるかどうかは親次第だともつくづく感じられました。今日来た子供たちは、野鳥の生きた姿と名前や声をいくつか覚えていると思います。好奇心が持続すれば、図鑑と望遠鏡で何の鳥か調べられることを知ってしまったので、今から鳥に関心を持つ子になっていくでしょうし、鳥を通じて環境の変化を知る人、自然とつながる人になっていくといいなあと思いました。
またチャンスがあれば、鳥の観察会に参加させていただこうと思います。
講師の皆さまスタッフの皆さまお疲れ様でした。
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