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【COGHCC聖書通読】 2017/04/20

2017-04-20 08:08:06 | 一日一章・聖書通読日記
ネヘミヤ記 2:1-3
『アルタシャスタ王の第二十年、ニサンの月に、王の前に酒が出た時、わたしは酒をついで王にささげた。これまでわたしは王の前で悲しげな顔をしていたことはなかった。 王はわたしに言われた、「あなたは病気でもないのにどうして悲しげな顔をしているのか。何か心に悲しみをもっているにちがいない」。そこでわたしは大いに恐れて、 王に申しあげた、「どうぞ王よ、長生きされますように。わたしの先祖の墳墓の地であるあの町は荒廃し、その門が火で焼かれたままであるのに、どうしてわたしは悲しげな顔をしないでいられましょうか」。』

ネヘミヤは当時、ペルシャ王アルタシャスタの給仕役に就いていました。当時の給仕役は王の最も近くにいる側近中の側近、時には毒味役として命を賭して王に仕える者、それゆえ王から最も信頼される右腕としての役割を担う官僚でした。なぜペルシャ人でもないネヘミヤ、しかもバビロン捕囚として連行された奴隷の身分に過ぎない彼が、王からこれほどの信頼を得ていたのでしょうか。それはネヘミヤの仕事ぶりによく表れています。

それは1節の最後にある「これまでわたしは王の前で悲しげな顔をしていたことはなかった」という一言です。彼はいつも、どんな状況でも、心から喜んで王に仕えていました。この明朗快活な態度、積極的な姿勢、前向きな生き方こそが、私たちクリスチャンに最も相応しい生活態度です。人生は山あり谷あり、嫌なこともあれば、思い通りにならないこともあるでしょう。それはネヘミヤも同じだったはずです。それを決して人のせいにしたり置かれた環境を呪ったりせず、すべてを神様に委ね、「いつも喜んでいなさい」との御言葉通りに生きるとき、神様はその人を大きく引き上げてくださいます。

そんなネヘミヤが唯一、王の前で悲しげな態度をしていたときに、いち早く王が気付きます。そしてこれはただ事ではないと察してネヘミヤに問いかけました。そこでネヘミヤはエルサレムの惨状を王に訴えかける機会を得ました。神様は周囲の人を用いて、最も必要なときにチャンスを与えてくださいます。機会は自分で掴むものではなく、神様が与えてくださるものです。そのチャンスを最大限に活かすことができるのは、神様の御心を敏感に察知する信仰のある者です。

http://bible.com/81/neh.2.1-3.ja1955

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ネヘミヤ記 2:4-6
『王はわたしにむかって、「それでは、あなたは何を願うのか」と言われたので、わたしは天の神に祈って、 王に申しあげた、「もし王がよしとされ、しもべがあなたの前に恵みを得ますならば、どうかわたしを、ユダにあるわたしの先祖の墳墓の町につかわして、それを再建させてください」。 時に王妃もかたわらに座していたが、王はわたしに言われた、「あなたの旅の期間はどれほどですか。いつごろ帰ってきますか」。こうして王がわたしをつかわすことをよしとされたので、わたしは期間を定めて王に申しあげた。』

ネヘミヤの訴えを聞いたアルタシャスタ王は、すぐにネヘミヤの願いを聞きました。そこでネヘミヤはまず神様に祈って御心を確認した後、自らエルサレムに赴いて城壁を再建したいと申し出ました。王妃も共にいたとの記述から、王も王妃もネヘミヤの真摯な願いに心打たれたことが推察されます。そして、どれほどの期間が必要か?との問いにも、ネヘミヤは即答しました。これはあらかじめ考えていなければ到底できない回答です。

常に神様の御心を尋ね求め、自分のこととして考え、計画的に、用意周到に準備を整えておくことが、私たちクリスチャンに最も相応しい生き方です。何事も無計画で出たとこ勝負、結果オーライで何の反省もなく済ませてしまう人が多くいますが、神様の御心を知るクリスチャンは、そのようないい加減な生き方をしてはなりません。このネヘミヤの賢い生き方に学び、いつ何が起きても慌てることなく、道が開けたときには直ちに行動に移すことのできる用意を常に整え、神様の御心をこの世に現すために生きる私たちでありますように。

http://bible.com/81/neh.2.4-6.ja1955

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ネヘミヤ記 2:7-9
『わたしはまた王に申しあげた、「もし王がよしとされるならば、川向こうの州の知事たちに与える手紙をわたしに賜わり、わたしがユダに行きつくまで、彼らがわたしを通過させるようにしてください。 また王の山林を管理するアサフに与える手紙をも賜わり、神殿に属する城の門を建てるため、また町の石がき、およびわたしの住むべき家を建てるために用いる材木をわたしに与えるようにしてください」。わたしの神がよくわたしを助けられたので、王はわたしの願いを許された。 そこでわたしは川向こうの州の知事たちの所へ行って、王の手紙を渡した。なお王は軍の長および騎兵をわたしと共につかわした。』

王の許しを得てエルサレムに出向する機会を得たネヘミヤは、更にその計画を首尾よく成し遂げるために、道中の安全を確保するための騎兵を派遣し、また城壁再建のために必要な資材を無条件で提供してもらうための許可状を王に要請しました。このような突然の願いに快く王が承諾したのも、日頃ネヘミヤがどれほど王に忠実に、熱心に、心から喜んで仕えていたかがわかります。日頃の生活態度は緊急事態に役立ちます。私たちは常に喜び、熱心で前向きに、クリスチャンに相応しく生きることが重要です。

http://bible.com/81/neh.2.7-9.ja1955

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ネヘミヤ記 2:11-15
「わたしはエルサレムに着いて、そこに三日滞在した後、 夜中に起き出た。数人の者がわたしに伴ったが、わたしは、神がエルサレムのためになそうとして、わたしの心に入れられたことを、だれにも告げ知らせず、またわたしが乗った獣のほかには、獣をつれて行かなかった。 わたしは夜中に出て谷の門を通り、龍の井戸および糞の門に行って、エルサレムのくずれた城壁や、火に焼かれた門を調査し、 また泉の門および王の池に行ったが、わたしの乗っている獣の通るべき所もなかった。 わたしはまたその夜のうちに谷に沿って上り、城壁を調査したうえ、身をめぐらして、谷の門を通って帰った。」

エルサレムに到着したネヘミヤは、夜中のうちに、護衛のための数名の家来の他は誰も連れずに、城壁修復に必要な現状調査に出掛けました。このことからもネヘミヤの計画的な、用意周到な生き方がよくわかります。同時に、苦労をいとわず、人の目に付かない、嫌な、きつい仕事をも自ら進んで実行する行動力も、ネヘミヤは備えていました。クリスチャンの中にも、奉仕をした苦労話を自慢げに話す人がいますが、それは自分が栄光を受けることに他ならず、神様の栄光を帰する生き方ではありません。イエス様が「右の手でしたことを左の手に知らせてはなりません」と弟子たちに戒められたように、人目に付かない、人から嫌がられるような奉仕も自ら進んで行う、真に謙虚な主の僕となる私たちでありますように。

http://bible.com/81/neh.2.11-15.ja1955

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ネヘミヤ記 2:17-18
『しかしわたしはついに彼らに言った、「あなたがたの見るとおり、われわれは難局にある。エルサレムは荒廃し、その門は火に焼かれた。さあ、われわれは再び世のはずかしめをうけることのないように、エルサレムの城壁を築こう」。 そして、わたしの神がよくわたしを助けられたことを彼らに告げ、また王がわたしに語られた言葉をも告げたので、彼らは「さあ、立ち上がって築こう」と言い、奮い立って、この良きわざに着手しようとした。』

破壊されたままの城壁を目の当たりにしたネヘミヤは、すべての実地調査を終えた後、エルサレムの人々に対して、現状は厳しくとも、神様が共におられて助けてくださり、また王からも許可状を取っていると語り、城壁再建の志気を高める演説を行いました。

真のリーダーは、自ら正義のヒーローとなって孤軍奮闘する者ではなく、人々に勇気と希望を与え、すべての人が主人公になるように働きかける人です。ネヘミヤのリーダーシップに学び、私たちの周りにいる人々を励まし、主の教会を、神様の御心に適う世界を、共に建て上げる者となりたいと心から願います。

http://bible.com/81/neh.2.17-18.ja1955

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ネヘミヤ記 2:10, 19-20
『ところがホロニびとサンバラテおよびアンモンびと奴隷トビヤはこれを聞き、イスラエルの子孫の福祉を求める人が来たというので、大いに感情を害した。

ところがホロニびとサンバラテ、アンモンびと奴隷トビヤおよびアラビヤびとガシムがこれを聞いて、われわれをあざけり、われわれを侮って言った、「あなたがたは何をするのか、王に反逆しようとするのか」。 わたしは彼らに答えて言った、「天の神がわれわれを恵まれるので、そのしもべであるわれわれは奮い立って築くのである。しかしあなたがたはエルサレムに何の分もなく、権利もなく、記念もない」。』

私たちがよい業に励もうとするとき、それを快く思わず、対抗心むき出しにして反対し、激しく妨害する迫害者も必ず出てきます。ネヘミヤはそのような者たちに対し、天の神様が共にいてなせる業であると答えて、彼らの妨害を一蹴しました。この世に生ける限り、困難や迫害はつきまといますが、全能の神、主が共にいてくださるとの確信に堅く立ち、目の前に高くそびえる障壁をも者ともせず、人生というアドベンチャーに果敢に挑む私たちでありますように。

http://bible.com/81/neh.2.10,19-20.ja1955
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【今日の聖句】 2017/04/20

2017-04-20 06:42:22 | 今日の聖句
歴代志上 29:11
「主よ、大いなることと、力と、栄光と、勝利と、威光とはあなたのものです。天にあるもの、地にあるものも皆あなたのものです。主よ、国もまたあなたのものです。あなたは万有のかしらとして、あがめられます。」

天地万物の所有権は、造り主なる神様にあります。私たちはその一部を、一生という期限付きで貸与されているだけに過ぎません。神様から授かったいのちと恵みを神様のために正しく用いて、すべての栄光を神様に帰する私たちでありますように。

http://bible.com/81/1ch.29.11.ja1955
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