エズラ記 1:1-4
『ペルシャ王クロスの元年に、主はさきにエレミヤの口によって伝えられた主の言葉を成就するため、ペルシャ王クロスの心を感動されたので、王は全国に布告を発し、また詔書をもって告げて言った、 「ペルシャ王クロスはこのように言う、天の神、主は地上の国々をことごとくわたしに下さって、主の宮をユダにあるエルサレムに建てることをわたしに命じられた。あなたがたのうち、その民である者は皆その神の助けを得て、ユダにあるエルサレムに上って行き、イスラエルの神、主の宮を復興せよ。彼はエルサレムにいます神である。 すべて生き残って、どこに宿っている者でも、その所の人々は金、銀、貨財、家畜をもって助け、そのほかにまたエルサレムにある神の宮のために真心よりの供え物をささげよ」。』
第1期バビロン捕囚から70年後の紀元前536年,バビロンはペルシャ帝国によって倒され、その王クロスはなんとバビロンの地に捕囚となっていたイスラエル人に帰還命令を出しました。しかしこれは単なる偶然ではなく、神様があらかじめ預言されていた必然のご計画だったのです。
有名なエレミヤ書 29:10-11 の御言葉に、
「主はこう言われる、バビロンで七十年が満ちるならば、わたしはあなたがたを顧み、わたしの約束を果し、あなたがたをこの所に導き帰る。 主は言われる、わたしがあなたがたに対していだいている計画はわたしが知っている。それは災を与えようというのではなく、平安を与えようとするものであり、あなたがたに将来を与え、希望を与えようとするものである。」とあります。今まさにバビロンに捕囚となろうとしているユダの民に、すでに主は預言者エレミヤを通して遠い将来に起こるべきご計画を預言されていました。
そのご計画を成就するために用いられたのが、ペルシャの王クロスでしたが、彼もまたイザヤ書44:28に、「またクロスについては、『彼はわが牧者、わが目的をことごとくなし遂げる』と言い、エルサレムについては、『ふたたび建てられる』と言い、神殿については、『あなたの基がすえられる』と言う。」と、バビロン捕囚の100年ほど前に活躍した預言者イザヤの口を通して、クロスと名指しで、エルサレムと神殿の復興を成し遂げるために用いられることが預言されていました。
神様は歴史を越えて働かれるお方、主を信じていない者さえも用いてその預言を必ず成就されるお方です。それは過去の歴史だけでなく、今も生きて働かれ、聖書に記されているすべての約束を必ず成し遂げられます。私たちは聖書を読むとき、これを自分のこととして、必ず成就するものと希望を抱き、主の御言葉に信頼して、確信をもって力強い人生を歩む者とならせていただきたいと願います。
http://bible.com/81/ezr.1.1-4.ja1955
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エズラ記 1:5-6
「そこでユダとベニヤミンの氏族の長、祭司およびレビびとなど、すべて神にその心を感動された者は、エルサレムにある主の宮を復興するために上って行こうと立ち上がった。 その周囲の人々は皆、銀の器、金、貨財、家畜および宝物を与えて彼らを力づけ、そのほかにまた、もろもろの物を惜しげなくささげた。」
神様はクロス王の心を感動されただけでなく、かつてエルサレムの住民であったユダとベニヤミンの族長と祭司、レビ人たちの心をも奮い立たせ、神殿復興の熱意を抱かせました。そして周囲の人々もまた皆クロス王の命令に従い、金、銀、宝物、財産、家畜などもろもろの必要なものを惜しみなく捧げました。
普通であれば、70年も異教の地で暮らしていたらその地に慣れて、あるいはあきらめの心に支配されて、帰郷の念も薄れてしまいます。しかし神様は主の栄光を全地に現すためにエルサレムの神殿の復興を成し遂げようと、神の民イスラエルの心を勇気づけました。
そして周囲の人々の心にも、自分たちが滅ぼし支配していたイスラエルの民に対して異例ともいえる親切を施す思いを授けました。これはちょうどイスラエルが出エジプトを果たした際に、エジプト人が自分たちの財産を提供したのと同じです。人の心をも変えることのできるお方は、神様ただお一人です。
http://bible.com/81/ezr.1.5-6.ja1955
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エズラ記 1:7-11
「クロス王はまたネブカデネザルが、さきにエルサレムから携え出して自分の神の宮に納めた主の宮の器を取り出した。 すなわちペルシャ王クロスは倉づかさミテレダテの手によってこれを取り出して、ユダのつかさセシバザルに数え渡した。 その数は次のとおりである。金のたらい一千、銀のたらい一千、香炉二十九、 金の鉢三十、銀の鉢二千四百十、その他の器一千、 金銀の器は合わせて五千四百六十九あったが、セシバザルは捕囚を連れてバビロンからエルサレムに上った時、これらのものをことごとく携えて上った。」
クロス王はエルサレムの神殿復興の際にその祭儀を滞りなく行うことができるよう、かつてネブカデネザルが主の宮から奪い去って王の宝物庫に納められていた金銀の器をすべて、一つ一つ数えながらユダのつかさセシバザル(別の箇所ではシャルテルの子、ユダの総督ゼルバベル)に返しました。後に彼はエルサレム帰還を果たす日に、忠実にこれらの聖なる器をエルサレムに携え上りました。私たちは主のご命令に従うとき、大きなことにも些細なことにも忠実にその務めを果たすことが求められています。
http://bible.com/81/ezr.1.7-11.ja1955
『ペルシャ王クロスの元年に、主はさきにエレミヤの口によって伝えられた主の言葉を成就するため、ペルシャ王クロスの心を感動されたので、王は全国に布告を発し、また詔書をもって告げて言った、 「ペルシャ王クロスはこのように言う、天の神、主は地上の国々をことごとくわたしに下さって、主の宮をユダにあるエルサレムに建てることをわたしに命じられた。あなたがたのうち、その民である者は皆その神の助けを得て、ユダにあるエルサレムに上って行き、イスラエルの神、主の宮を復興せよ。彼はエルサレムにいます神である。 すべて生き残って、どこに宿っている者でも、その所の人々は金、銀、貨財、家畜をもって助け、そのほかにまたエルサレムにある神の宮のために真心よりの供え物をささげよ」。』
第1期バビロン捕囚から70年後の紀元前536年,バビロンはペルシャ帝国によって倒され、その王クロスはなんとバビロンの地に捕囚となっていたイスラエル人に帰還命令を出しました。しかしこれは単なる偶然ではなく、神様があらかじめ預言されていた必然のご計画だったのです。
有名なエレミヤ書 29:10-11 の御言葉に、
「主はこう言われる、バビロンで七十年が満ちるならば、わたしはあなたがたを顧み、わたしの約束を果し、あなたがたをこの所に導き帰る。 主は言われる、わたしがあなたがたに対していだいている計画はわたしが知っている。それは災を与えようというのではなく、平安を与えようとするものであり、あなたがたに将来を与え、希望を与えようとするものである。」とあります。今まさにバビロンに捕囚となろうとしているユダの民に、すでに主は預言者エレミヤを通して遠い将来に起こるべきご計画を預言されていました。
そのご計画を成就するために用いられたのが、ペルシャの王クロスでしたが、彼もまたイザヤ書44:28に、「またクロスについては、『彼はわが牧者、わが目的をことごとくなし遂げる』と言い、エルサレムについては、『ふたたび建てられる』と言い、神殿については、『あなたの基がすえられる』と言う。」と、バビロン捕囚の100年ほど前に活躍した預言者イザヤの口を通して、クロスと名指しで、エルサレムと神殿の復興を成し遂げるために用いられることが預言されていました。
神様は歴史を越えて働かれるお方、主を信じていない者さえも用いてその預言を必ず成就されるお方です。それは過去の歴史だけでなく、今も生きて働かれ、聖書に記されているすべての約束を必ず成し遂げられます。私たちは聖書を読むとき、これを自分のこととして、必ず成就するものと希望を抱き、主の御言葉に信頼して、確信をもって力強い人生を歩む者とならせていただきたいと願います。
http://bible.com/81/ezr.1.1-4.ja1955
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エズラ記 1:5-6
「そこでユダとベニヤミンの氏族の長、祭司およびレビびとなど、すべて神にその心を感動された者は、エルサレムにある主の宮を復興するために上って行こうと立ち上がった。 その周囲の人々は皆、銀の器、金、貨財、家畜および宝物を与えて彼らを力づけ、そのほかにまた、もろもろの物を惜しげなくささげた。」
神様はクロス王の心を感動されただけでなく、かつてエルサレムの住民であったユダとベニヤミンの族長と祭司、レビ人たちの心をも奮い立たせ、神殿復興の熱意を抱かせました。そして周囲の人々もまた皆クロス王の命令に従い、金、銀、宝物、財産、家畜などもろもろの必要なものを惜しみなく捧げました。
普通であれば、70年も異教の地で暮らしていたらその地に慣れて、あるいはあきらめの心に支配されて、帰郷の念も薄れてしまいます。しかし神様は主の栄光を全地に現すためにエルサレムの神殿の復興を成し遂げようと、神の民イスラエルの心を勇気づけました。
そして周囲の人々の心にも、自分たちが滅ぼし支配していたイスラエルの民に対して異例ともいえる親切を施す思いを授けました。これはちょうどイスラエルが出エジプトを果たした際に、エジプト人が自分たちの財産を提供したのと同じです。人の心をも変えることのできるお方は、神様ただお一人です。
http://bible.com/81/ezr.1.5-6.ja1955
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エズラ記 1:7-11
「クロス王はまたネブカデネザルが、さきにエルサレムから携え出して自分の神の宮に納めた主の宮の器を取り出した。 すなわちペルシャ王クロスは倉づかさミテレダテの手によってこれを取り出して、ユダのつかさセシバザルに数え渡した。 その数は次のとおりである。金のたらい一千、銀のたらい一千、香炉二十九、 金の鉢三十、銀の鉢二千四百十、その他の器一千、 金銀の器は合わせて五千四百六十九あったが、セシバザルは捕囚を連れてバビロンからエルサレムに上った時、これらのものをことごとく携えて上った。」
クロス王はエルサレムの神殿復興の際にその祭儀を滞りなく行うことができるよう、かつてネブカデネザルが主の宮から奪い去って王の宝物庫に納められていた金銀の器をすべて、一つ一つ数えながらユダのつかさセシバザル(別の箇所ではシャルテルの子、ユダの総督ゼルバベル)に返しました。後に彼はエルサレム帰還を果たす日に、忠実にこれらの聖なる器をエルサレムに携え上りました。私たちは主のご命令に従うとき、大きなことにも些細なことにも忠実にその務めを果たすことが求められています。
http://bible.com/81/ezr.1.7-11.ja1955