伊藤ファミリーBLOG

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【COGHCC聖書通読】 2017/01/29

2017-01-29 09:42:55 | 一日一章・聖書通読日記
列王紀下 21:1-2
「マナセは十二歳で王となり、五十五年の間、エルサレムで世を治めた。母の名はヘフジバといった。 マナセは主がイスラエルの人々の前から追い払われた国々の民の憎むべきおこないにならって、主の目の前に悪をおこなった。」

南ユダ王国の中興の名君ヒゼキヤの子マナセは、父の行った数々の義に逆らい、むしろ父の善い行いを帳消しにするほどの大罪をユダ王国にもたらしました。マナセは12歳で王となったとありますから、もしヒゼキヤが神様の定められたように不治の病にかかって死に、その齢を15年延ばしていただかなかったならば、ユダ王国の歴史上、最悪の王マナセは生まれてこなかったのです。ですからこれは、この世のいのちにこだわり、自分の願望を叶えるために自らの功績を訴えて祈り、自分の生きている間だけ平安であればよいと考えたヒゼキヤ王の身勝手が引き起こした結果とも言えます。私たちは決して自己満足の信仰に陥ることなく、ただ神様の御心に従い、自分の栄光よりも永遠の祝福を心から願い求める者でありたいと願います。

http://bible.com/81/2ki.21.1-2.ja1955

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列王紀下 21:3-6
「彼は父ヒゼキヤがこわした高き所を建て直し、またイスラエルの王アハブがしたようにバアルのために祭壇を築き、アシラ像を造り、かつ天の万象を拝んで、これに仕えた。 また主の宮のうちに数個の祭壇を築いた。これは主が「わたしの名をエルサレムに置こう」と言われたその宮である。 彼はまた主の宮の二つの庭に天の万象のために祭壇を築いた。 またその子を火に焼いてささげ物とし、占いをし、魔術を行い、口寄せと魔法使を用い、主の目の前に多くの悪を行って、主の怒りを引き起した。」

マナセの行った罪の数々が記されています。彼は父ヒゼキヤが打ち壊した高き所での誤った礼拝を建て直したばかりか、北イスラエル王国で最悪の王として名高いアハブに倣ってバアルの祭壇とアシラ像を築き、事もあろうに主の宮に異教の祭壇を築き、主がイスラエルの前から追いやられたカナンの先住民たちに倣ってその子を火に焼いたり、占いや魔術、死者の霊を呼び起こすなどの悪行の限りを尽くしたため、主はマナセに対して怒りを引き起こされました。

マナセの行った罪の数々、神様がついに怒りを引き起こした悪しき行いの数々を見て、これらはまさに今の日本の状況と全く同じではないでしょうか。八百万の偶像の神々が祀られるばかりか、この世での繁栄と幸せだけを追求する新興宗教が続々と起こり、教会の中にまで祝福や癒しを追い求める風潮が蔓延し、幼児虐待、占い、スピリチュアルと称する魔術もどきやオカルトが横行する今の日本に危機感を抱かざるを得ません。この国がこれ以上罪を重ねないよう、今こそクリスチャンが真剣に祈り、福音を広く宣べ伝えなければなりません。

http://bible.com/81/2ki.21.3-6.ja1955

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列王紀下 21:7-9
『彼はまたアシラの彫像を作って主の宮に置いた。主はこの宮についてダビデとその子ソロモンに言われたことがある、「わたしはこの宮と、わたしがイスラエルのすべての部族のうちから選んだエルサレムとに、わたしの名を永遠に置く。 もし、彼らがわたしが命じたすべての事、およびわたしのしもべモーセが命じたすべての律法を守り行うならば、イスラエルの足を、わたしが彼らの先祖たちに与えた地から、重ねて迷い出させないであろう」。 しかし彼らは聞きいれなかった。マナセが人々をいざなって悪を行ったことは、主がイスラエルの人々の前に滅ぼされた国々の民よりもはなはだしかった。』

ソロモンが神殿を建てた際、その栄光ある御名を置くと言われた主の宮に、マナセはアシラ像を置いて、自分のみならずイスラエルの民衆にも偶像礼拝を奨励して広く行わせた罪は、イスラエルによって滅ぼされたどの国々よりも甚だしい悪となりました。罪からの救いを経験し、主の御言葉と戒めを知る者が再び罪を犯すならば、主の御言葉を知らない人々が罪を犯すよりもはるかにその罪は大きいことを、私たちは忘れてはなりません。

http://bible.com/81/2ki.21.7-9.ja1955

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列王紀下 21:10-14
『そこで主はそのしもべである預言者たちによって言われた、 「ユダの王マナセがこれらの憎むべき事を行い、彼の先にあったアモリびとの行ったすべての事よりも悪い事を行い、またその偶像をもってユダに罪を犯させたので、 イスラエルの神、主はこう仰せられる、見よ、わたしはエルサレムとユダに災をくだそうとしている。これを聞く者は、その耳が二つながら鳴るであろう。 わたしはサマリヤをはかった測りなわと、アハブの家に用いた下げ振りをエルサレムにほどこし、人が皿をぬぐい、これをぬぐって伏せるように、エルサレムをぬぐい去る。 わたしは、わたしの嗣業の民の残りを捨て、彼らを敵の手に渡す。彼らはもろもろの敵のえじきとなり、略奪にあうであろう。」』

マナセがユダに犯させた罪の大きさの故に、主はかつて北イスラエル王国が主に従わなかったためにアッスリヤ帝国に滅ぼされたように、南ユダ王国を捨て去って裁くことに定められたことを預言者の口を通して警告されました。ユダの人々に向かって預言者たちが罪のもたらす悲劇的な結末を語ったように、聖書は私たちにも罪を犯し続ける者は必ず裁かれることを明確に告げています。今、悔い改めの機会があるうちに自らの信仰の状態を見つめ直し、罪を離れて御言葉に聞き従う人生へと方向転換する私たちでありますように。

http://bible.com/81/2ki.21.10-14.ja1955

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列王紀下 21:16-17
「マナセはまた主の目の前に悪を行って、ユダに罪を犯させたその罪のほかに、罪なき者の血を多く流して、エルサレムのこの果から、かの果にまで満たした。 マナセのその他の事績と、彼がおこなったすべての事およびその犯した罪は、ユダの王の歴代志の書にしるされているではないか。」

列王記の中で、その王の犯した罪が、歴代志に記されていると書き残されているのは、後にも先にもマナセだけです。それほどまでにマナセの罪は神様の御前に重く、ユダの国を滅亡に追いやる原因となりました。私たちは決してマナセの二の轍を踏まぬよう、神様から罪人と永遠に書き残されないよう、むしろいのちの書にその名が記される光栄に与るように努めたいと願います。

http://bible.com/81/2ki.21.16-17.ja1955

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列王紀下 21:19-24
「アモンは王となった時二十二歳であって、エルサレムで二年の間、世を治めた。母はヨテバのハルツの娘で、名をメシュレメテといった。 アモンはその父マナセのおこなったように、主の目の前に悪を行った。 すなわち彼はすべてその父の歩んだ道に歩み、父の仕えた偶像に仕えて、これを拝み、 先祖たちの神、主を捨てて、主の道に歩まなかった。 アモンの家来たちはついに彼に敵して徒党を結び、王をその家で殺したが、 国の民は、アモン王に敵して徒党を結んだ者をことごとく撃ち殺した。そして国の民はアモンの子ヨシヤを王としてアモンに代らせた。」

マナセの子アモンもまた父に倣って多くの罪を犯し続け、主の道に歩まなかったため、ついに彼は家来たちによって殺されてしまう憂き目に遭いました。しかしユダの国のさいわいなことは、この主君殺しの罪を犯した家来たちを黙って放置せず、自ら滅ぼしてダビデの家系にある王族の子ヨシヤを王として立てたことです。たとい国の指導者が罪を犯したとしても、国民がその罪を取り除くために立ち上がるならば、主はその義を喜ばれ、大いに報いてくださいます。

私たちもまた、もし国が過ちを犯したとき、その罪に屈することなく、むしろまことの神様に従うクリスチャンとして、その罪をすすぐ自浄作用を発揮するために勇気をもって立ち上がる者でありますように。

http://bible.com/81/2ki.21.19-24.ja1955
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【今日の聖句】 2017/01/29

2017-01-29 06:45:16 | 今日の聖句
詩篇 121:1-2
「わたしは山にむかって目をあげる。わが助けは、どこから来るであろうか。 わが助けは、天と地を造られた主から来る。」

目の前に山のような壁が立ちふさがったとしても、その山を含む天地万物を創造され、山よりもはるか高い天におられる主が私たちを助けてくださいますから、何者をも恐れる必要はありません。全世界を統べ治められる主に寄り頼み、いかなる困難をも乗り越えて力強く歩ませていただく私たちでありますように。

http://bible.com/81/psa.121.1-2.ja1955
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