完全予約制、予約は4人以上~、アラカルトなし、コースのみ、出てくる料理はすべておまかせ、閉店21時、と、なかなか、制約の多いお店なのです。
店構えは、ちょっとたじろぐほどの飾り気なし。外観も内装も、まったく色気なし。いわゆるキタナシュラン。でもここは知る人ぞ知る、絶品中華のお店。 『中国家庭料理 恵比寿軒』
美食家K子ちゃん夫妻と、夫との4人で訪れました。6,000円のコース。全品おまかせなので、何が出て来るやら、ワクワク
全部で10品出ました。それで6,000円。この味、このクオリティなら、むしろリーズナブルなんじゃ。
芝エビのミンチの乗ったエビトースト。シェルクラブの唐揚げ。
タラバ蟹と生の帆立の卵白炒め、豚肉とピータンの肉味噌かけ。
ほんわか温かい皮に包んで食べる肉味噌と白髪ねぎ
今までの人生でフカヒレスープは何度か(何度も、じゃありません)食べたことはがあるけれど、うま~と唸りました
アワビのキモのすりつぶしがアクセントに入っていて、味が深い。しかも・・・・・んっむ・む・む・・・・・・このコリッとした食感は・・・・・・おぉ~マツタケだぁ
私たち夫婦は、ここ20年間くらいマツタケ食べたことありません。
マツタケなんて勿体ない、エリンギでいいよ・・・・と言う人生を送っていたんだもん。2人暮らしになったからこそ、気持ちが美味しい食に向かうようになりました。子どもたちが家にいた頃には、質より量、美味しいものより、安いもののほうがプライオリティ高くて・・・・・
エビとナッツの炒めもの。イトヨリのすり身と卵白の塩煮込みと回鍋肉とミニ青梗菜。
この後に出された炒飯が、未経験の領域。炒飯の極意は、ご飯粒がパラっとしているかどうか。でも、正直、パラっとご飯粒がたっていると実感した炒飯に出会ったことは、そうはない・・・・・・・。
ここの炒飯のパラ具合は、マジすごい。思わず食べるのに夢中で写真を撮り忘れました。
不思議なデザートはこの店の名物。
こんなに伸びるのに歯にも箸にも皿にもまったくくっつかない卵菓子。
今までにも、美味しい中華を食べたことはあります。でも、ここの中華はちょっと他では味わえないというか・・・・・。油っぽさがなく、サッパリしているし、シンプルな味付けなのに、コクが深い。不思議な味。
こんな美味しいものを食べたので、私たち夫婦は、『もう思い残すことは無い・・・・・』と、翌日からダイエット生活に入りました。
夕食のメインは生キャベツです。そして、さらに夫は、朝5時起きで近所の公園を5周。赤いTシャツでジョグするもんだから、ノーリードの大型犬に毎朝、追いかけられてます。