比較的通勤時間の長い私は、通勤のバス車中で読む本が欠かせません。
先日図書館で、なにげなく借りた本が、私のここ数年でもっとも感動した傑作でした。河野 多恵子の「秘事」。
昭和11年生まれのひと組の夫婦の物語。夫婦の間には、これといった大きな事件もなく、死別するまでの結婚生活を淡々とした筆致で綴っていくストーリーなのですが、最後は号泣。
・・・・・で、図書館に返却したあとも、蔵書にたいとアマゾンで検索すると、これが在庫が無いのです。
中古品でも欲しい、と探すと、ありました。しかも、ナントッナントっ「1円」なんです。送料込みでも「251円」
ハードカバーを1円で入手してホントにいいのだろうか・・・・・あまりにも安いお値段に、かえってあやしいんじゃないか・・・・・と不安になりました・・・・・
結果、早々に届けられるし、汚れひとつない良品で大満足アマゾンおそるべし
そして、もう一冊おすすめなのが 星野 道夫「旅をする木」
アラスカ在住だった動物写真家のエッセイですが、アラスカの雄大な自然とそこに暮らす人々の心の豊かさがしみじみ伝わってきます。アラスカ行きた~い(←無謀)
著者の星野さんが、この後急逝することを知っているだけに、読みながらも涙腺が緩みっぱなしです。
仕事では滅多なことでは「泣かない」私ですが・・・・・・・・見かけによらず実は涙もろくて・・・・・「トイストーリー3」でも泣けます。
どちらの本も心があらわれるようでしたが・・・・・・・通勤中の読書には、適さないかも・・・・・・・嗚咽をこらえて「うっ・・・ぐぅぐぅ」と奇声を絞り出してしまうので・・・・・隣の乗客の視線が痛いのよ
参加中です。よろしくお願いします