Evergreenでちょっとsilverなdiary

人生100年時代といえども後半戦。好きなものはアレコレ・・・本、映画、観劇、ガーデニングに食べること。

みんなで野球をやろう

2010-02-19 | 家族のあれこれ

とてもとても悲しい、切ないご葬儀でした。泣かない人は誰ひとりいませんでした。


長男の高校の同級生、3年間野球部でともに過ごした大切な仲間が、突然の事故で亡くなりました。まだ十九歳の若さです。


深夜2時に電話がかかってきてから、しばらく長男の体の震えが止まりませんでした。
それから、気持ちの整理がつかないまま、そして現実とは思えないまま、お通夜・ご葬儀が終わりました。


大学生になって各地に散らばっているチームメイトも、みな夜を徹して、最後のお別れに間に合うよう帰ってきました。
浪人生のひとりは、名古屋での受験をキャンセルして戻りました。
お通夜では、顔を見た途端、号泣しみな言葉になりませんでした。


一般参列者から見るとさぞや奇異だったかもしれませんが・・・・・チームメイトみんなで、喪服の上に野球部のユニフォームを着て参列しました。
弔辞では「ぼくたちは永遠に21人です。」とみんなで笑顔の遺影に向かって語りかけました。
出棺も、ユニフォームを着た野球部全員でかつがせていただきました。


数日間、何も手につかない状態の長男でしたが、葬儀から帰ってから、また勉強を始めました。
人の命の前では、受験なんて小さなことですが・・・・・・目標に向かって精一杯努力するのが生きてる者のするべきことよね・・・・・と。


一足早く大学生になっているチームメイトから「3月になったらみんなで野球やろう。」
と、だからがんばれ、と。
そのときには、ベンチにみんなで撮った写真を飾りながら野球をやろう。




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