むかし、願掛けのため、人生でいちばん好きなものを1ヶ月断とうと、オットと誓いあった日のこと。
オットはもちろんお酒。
ワタクシは『栗』
オットが『そんなもん、毎日の暮らしになんの影響も無いわっ!』『ハンディが大きすぎる』とソッコー却下され、結果、毎日の我慢が大事ということで『コーヒー断ち』で落ち着きました。
毎日食べるわけじゃないけど、この世にあって人生の喜びのひとつが『栗』かな?
栗そのままのほっこりした味わいが好きなんですが・・・・栗って甘~く加工してあるものが多いから『こんなに砂糖いらないよ』って思うことも多いけど。
……多いけど、食べるもんね!
だから、栗の出回るこの季節は太る。
栗、マロン、そんな文字を見つけたら、思わず手に取る。試しに買ってみる、そして食べてみる。
そんなひとつ。
もみじまんじゅうにも『栗』キタッー!
『藤い屋』のもみじまんじゅう栗きんとん。
こし餡が栗餡になっているだけの素朴なもの。ほっこり系。
ワタクシがこの世で一番おいしい栗スイーツと思っている恵那寿やの栗きんとんの味わいに、近くは無いけど、ものすごく遠いわけでもない。
広島県民がもみじ饅頭を自分で買って、自分で食べることって、そうそうは無いので・・・身近なところで栗スイーツを思わぬとこで発見。
東京出張の最終日、羽田空港行きの京急に乗るため、再び品川駅へ。
京急に乗るためには、高輪口へ向かわないといけないのに・・・・ワタクシの足は、逆方向の港南口へ。
前日、友達とお茶した『DEAN&DELUCA』で、もう一回ケーキ食べときたい!!という欲望にあらがえなかったのです。
ハロウィン真っ最中なんで、パンプキンタルトにしました。
やっぱりおいしいなぁ。甘みが控えめで、素材のほっこりした自然の甘さがほのかにしてます。
そして、都会へ行く楽しみは、おいしいパンを買うこと。
そのミッションだけは、何があっても遂行したい。こんな魅惑的なディスプレイを前にしたら、手ぶらじゃ帰れんじゃろ。
都会のパン屋って時々、マジ??っていうくらい高いお店があります。丸の内のVIRONとか。
なんでもお高いDEAN&DELUCだけど、パンは妥当なお値段でした。でも爆買いはしません、ワタクシも少しは大人になったから。
NYのお店なら、やっぱり外せないのは、マフィンかなぁ。生のイチジクが乗っかったマフィンを。
レモンクリームのクロワッサンぼいのも、甘そうだけど、甘すぎないところがグッジョブ。
そっけないお姿ながら、ゴルゴンゾーラがめちゃ練りこんであって、チーズ感MAX。この塩気の攻め具合、ワインと合わせたら最強なんだろうな。なのに朝食で食べてしまった・・・
東京出張の折、横浜在住の友達hifuちゃんと品川で合流し、晩ごはんを食べたあと、場所を変えてお茶することに。
港南口にある全面ガラスの『DEAN&DELUKA』に吸い込まれました。
ニューヨークの食のセレクトショップ『DEAN&DELUKA』も、いまは日本じゅうにショップがあるけど・・・広島には無い!!
時々、三越広島店でイベント出店するので、ウキウキ出かけるのですが・・・・そこで毎回思うのが・・・・高いっ!!
地方の一般ピーポーのワタクシが想定する価格の1.5倍なんだよなあ。
手に取った品物を『う・う~ん』と、そのまま棚へ戻してしまう。どれも欲しいんだけど、どれも買い渋るという庶民の悲しいさが。
オリーブオイルやバルサミコ酢だけでも、こんなにきれいに並んでるのを見ると、テンションあがりまくるけど・・・ほんのチョッピリで3000円超なんてオイルは、うちの食卓にはミスマッチだから。
ワタクシにとっては、ここは買うというよりは、見るためのお店ですね。目の保養になりました。
で、カフェコーナーでお茶だけで済むわきゃなく、ケーキもいただきました。
マロンシスターズ(自称)としては、栗という文字を見つけると、ひとまず頼んでしまう。1個560円だったので、DEAN&DELUKAにしたら、わりとお安いほうかな???
このケーキをいただいてみると、お店の人気ぶりと強気の価格の意味を、しみじみ納得するのです。『おいしい!!』
おいしいんです。NY発祥だからと言って、雑なアメリカーーンスイーツじゃなくて、甘さひかえめ、つくりも味も繊細。
次々にお店に入ってくる都会の女の子たちのかわいいこと。それも目の保養になるわぁ~と思いながら、深夜のケーキとコーヒーで、5年ぶりの再会の夜は過ぎていったのでした。
外出から帰宅すると、玄関ドアに紙袋がひっかけてあって。
見ると、お手紙と一緒に東京在住の広島人もものすけさんから素敵な贈り物が。京都の「仏蘭西焼菓子調進所 足立音衛門」の栗パウンドケーキです。
自信の現れか?自身を戒める高い品質への決意か?
作業担当者の名前スタンプが、大きく押されて『おっ!!!』と思いました。
開封したとたんに、ぷぅ~んとアルコールの豊潤な香り。カットするとこんな感じ。まるごとの栗がゴロゴロ。
食べ応えある。生地もしっとり~。これは貴重。独り占めしよっと。
九里が(おっとと、これは先日のCSで好投してくれたカープの投手)もとい栗が、めちゃくちゃお酒がしみてて、起き抜けの朝、空きっ腹に食べると、酔っぱらいそうでした。
はい、パウンドケーキが朝食というのは、私の人生では当たり前。
お恥ずかしながら、栗が好きだ、栗が好きだと、公言しているものですから、この時期はよく栗関係の物をいただきます。
栗さえ与えておけば機嫌の良い単純脳&胃袋です。
長女とお買い物に行った時のランチ。
宇品のインテリアショップに併設の「24/7 coffee & roaster ujina(ツェンティーフォーセブン コーヒー&ロースター ウジナ)」
小皿の惣菜を3品選べるランチセット。20種類くらいの中からチョイスできるので、なににしようかなぁ~??と、ウキウキ。
チキンカツ、卵焼き、ハッシュドビーフを選びました。がんすと豚汁はデフォです。
こういうチマチマとした一口サイズのものを並べられると、女子ってテンション上がるんですよね。
豚汁がおぉ!!ってくらい、具材どっさりなのがまたうれしい。
それよりテンション上がりまくりだったのがこちら。
さつまいもモンブランのパンケーキ。芋・栗・南京は、秋のテッパン。
男子がトライするのは躊躇するかも???
ゆる~い生クリームが甘さ控えめ。パンケーキもふわふわ。お芋クリームも自然の甘さで、見た目ほどには甘くない。
いわゆるインスタ映えを意識したビジュアルですが・・・・ワタクシの写真の撮り方、腕前ではなかなか「バエ」ません。どーもスイマセン。