社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

農は国の基‥土台としての農業の強さこそ

2017-11-13 06:28:32 | 日記

雑誌前衛の日本の農業・農村の再生を考え
るシリーズに、農学博士である小松泰信さ
んから寄稿文がよせられ、読んだ。

題名は、
「農は国の基」――土台としての農業の強
さこそ

人間も生き物として自然界の流れ、その循
環のなかに存在し、循環が持続的におこな
われていくために「農」を営んでいる、そ
ういう意味合いが「農」の世界にあると強
く思うようになりました。

そして、「人間と自然の共生」というフレ
ーズには人間の不遜を感じると述べていま
した。

氏は、農村社会を「基層領域」と「表層領
域」という二重構造としてとらえている。

「基層領域」とまったく無縁の位置にある
のが「グローバル企業」であり、このまま
では農業の崩壊の恐れがあることを指摘。
その「基層領域」に岩盤規制にドリルで穴
をあけると豪語している安倍政権の危険性
を訴えている。

図解が非常にわかりやすい。

さらにほとんど議論されないまま可決した
「農業競争力強化支援法」を廃止すべきと
提言している。

最後に日本共産党の「綱領」に「農業を基
幹的生産部門」と規定していることに賛意
をあらわしていただいた。

釧根地域でも、輸入自由化の流れと「大規
模化」で農村が疲弊している状況でもある。

選挙戦中も訴えたが、TPPや日欧EPAこそ、
いっそう激しい矛盾を引き起こす。

そのおおもとに、日本の二つの大きなゆが
み=財界・大企業いいなりとアメリカ従属
がある。

ひきつづき、安倍政権打倒こそ、農業の未
来への道が開けることに、あらためて確信
を得た。

ぜひ一度読んでいただきたい。

追記
アメリカのドキュメンタリー映画に「キン
グコーン」がある。
私はとうもろこしや小麦などのアメリカ型
農業は何百年も続く農業ではないと思って
いる。
その点、日本の水田は同じ土地に1千年以
上も続いている。すごいものだと思う。

土地や自然を収奪する農業は、本来のもの
でない。
レンタル店に置いてある。こちらも一度は
観る価値がある。


お酒のない人生は損なのか

2017-11-12 07:20:57 | 日記

11日土曜日の朝日新聞の be 紙面。
お酒のない人生は損なのか?
という調査が掲載されていた。

はいが41%、いいえが59%

よかった、と思う。
お酒のない人生は損ではないと思ってい
る人が6割を占める。

高齢の女性から「世の中にお酒さえなけ
れば・・・」と話されたことを思い出し
た。

酒乱の夫で苦労した方だ。

アルコールに対する誤解、偏見が多いの
も「お酒」の世界だ。

アルコール分解酵素は2つあり、両方と
もない人が「下戸」と呼ばれ、日本人の
5%はいるといわれている。
2つのうち、どちらかがかけている人は
すぐ赤くなるなど「弱い」といわれ、日
本人の半数という調査もある。

危険なのが、2つの酵素があり、顔が赤
くならない人だ。よく「強い」といわれ
るが危険なタイプだ。

重度の依存症に「山型飲酒」がある。
大量飲酒と断酒を繰り返すタイプだ。

「援助者のためのアルコール・薬物依存症Q&A」より
(吉岡隆編集、中央法規出版)P49を参照

ひとつの例だが、20歳から飲み始め30代
で依存症、その後、山型飲酒になってしま
った例である。

周りにこういう人がいないだろうか。

自分は依存症ではないという否認、そして
うそをつく、だらしがない、もう飲まない
と約束してもダメなど・・・
依存症者特有の「性格」が現れてくる。

議員でもっとも困難な生活相談である所以
だ。
私の経験はこちら→

アルコール依存症者の平均寿命は52歳とい
われる。

だからこそ、断酒会などのミーティングでし
か「回復」しないのだ。

2013年に成立した「アルコール健康障害対
策基本法」に基づき都道府県の具体策、市町
村の具体的な対策も求められている。

11月10 日から 16 日までをアルコール関連
問題啓発週間となっている。

一人でも「酒害」「酒毒」から逃れるために


悪代官と越後屋

2017-11-11 07:10:17 | 日記

この言葉は、時代劇の定番だ。

雑誌「経済」の12月号に掲載された浜矩子
さんと小森陽一さんの対談がおもしろい。

題名は「さらば、真実から目を背ける者た
ち」、副題が「日本経済と『ポスト真実』」

浜さんは、時代劇のドラマで登場する悪代
官と越後屋の関係になぞらえて、安倍首相
と黒田日銀総裁の政策、やり方を論じてい
る。

物価目標2%の景気回復策はフェイク政策
であって、別の目的がある。その目的は、
市場に出た国債を買い支え、財政破綻を隠
ぺいすることではないか?
すでに、日銀の国債保有残高は、92兆円
(2013年3月)から358兆円(2017年1月)
と4倍に増えている。

悪代官がどんどん借金をしても、打ち出の
小づちよろしく、借金の証文を越後屋が買
い取ってくれる。
「越後屋、お主も悪よのう」である。

安倍首相は、政府と日銀を「連結決算」で
考えてもとアイデアを語ったと言われてい
る。日銀が政府の子会社ということになる。

財政法や日銀法もあったものではない。
まさに悪代官ではないか。

後は野となれ山となれ、である。

対談を読み終わった後、おもしろかったが、
ゾッとした。

日銀の国債買取はこちら→

日銀ホームページにあるマネタリーベース
時系列を表にした。
中ほどに時系列データ・注釈等のエクセルがある。

リーマンショックでも変化がなかったの
に、「黒田バズーカ砲」は打ちっぱなしである。
これではいつか壊れる! 


BMI AI LAWS

2017-11-10 07:25:50 | 日記

BMIとは「肥満度」の数値ではない。
ブレイン・マシン・インターフェースのこと
で、頭で考えたことを直接機械に伝達するこ
とである。

大学でも多くの研究機関で取り組んでいる。

身体の不自由な方や介護での大きな利用が見
込まれている。

そしてAI(人工知能)の研究も進んでいる。
コンピューターのアルゴリズムを脳のシナプ
スに模倣できるように進んでいる。

脳の平面構造からさらに三層構造の立体的に
アルゴリズムも進化している。

このままいくと、本当に2045年のシンギュラ
リティに行きついてしまいそうだ。

企業の人事部がAI主流になると、AIによって
降格や首を切られることも。

もっと問題になっているのがLAWSだ。
法律のことではない。
「自律型致死兵器システム」のこと。
アシモフのロボット三原則など関係ないと
かりに研究が進められている。

戦場に投入されると、人間の手からは離れ、
AIが人間を識別すると自動的に殺傷するロ
ボット、殺人ロボットのことだ。
まさに「ターミネーター」の世界であり、
マトリックスの人類抹殺のセンティネルだ。
2001年宇宙の旅に登場するHAL9000など
への、人間の不安は大きい。

特定の兵器を禁止するのは大変な作業だ。
核兵器が良い例だ。
世界の三分の二の国々が「核兵器禁止条約」
に賛成し、核兵器の廃絶にむけて動き出し
ているのに核兵器固執勢力は根強い。
唯一の被爆国日本は、これに反対を続けて
いる。どこまでアメリカのイエスマンなの
か。

完成する前に「禁止条約」が必要だ。

核兵器とともに、LAWS も早急に禁止が必
要だ。

軍隊、軍事技術、そして「戦争」について
考えていかなければ。
軍事優先の安倍首相が多数を握っている今
だからこそ。
レーガン大統領時代のスターウォーズ計画
のときに見られた大学などの研究機関にお
ける異常な研究はごめんだ。

追記
11日付AFPから「国連、『殺人ロボット』
の使用に関する会議を初開催へ」のニュー
スが流れてきた。

 殺人ロボット禁止を 欧州議会が決議 ⇒


20年の歳月・臓器移植法

2017-11-09 07:22:15 | 日記

早いもので、日本で臓器移植法が成立して
から20年。テレビや新聞などで取り上げら
れている。

人口100万人あたりの臓器提供者数は、ア
メリカ28人、フランス27人、イギリス20
人などと比べて、日本は0.7人。

遅々として進んでいない。

心臓や肝臓、肺などは、ただちに命に直結
する。

腎臓は透析治療がある。それでも生活には
大きなブレーキがかかり、本人のからだへ
の負担も大きい。
腎臓は2つあるため、多くが生体腎移植と
なっている。
最近は肝臓移植が増えてきている。肝臓の
再生能力が高いため、生体間移植でも大丈
夫である。

私も人生上、貴重な体験をした。
腎臓のドナーとなって、4年が経過した。
9月に、4年目健診を行ったが、異常はな
かった。夫婦ともに元気だ。生活のQOLは
格段に違う。
  当時の私の手記は→

ドナーとなっての利点は、QOLとみずから
の健康に気を遣うようになったこと。とり
わけ食生活だと思う。

移植の基本は「献腎」だと思う。いわゆる
ドナー登録である。

ドナー登録は、免許証や健康保険証の裏に
も記入でき、さらにカードはコンビニや公
共施設などにもおいてある。

ご覧になっただろうか。

さまざまな関係者の努力で、北海道はかな
り前進しているようだ。
問題は登録していても、いざという段階で
ダメになるケースが多いという。

医療機関、コーディネート体制など、まだ
まだ問題は山積みだ。

私たちにできることは、車の免許証や健康
保険証の裏を見て、家族で話し合うこと。

20年を出発点に。

中島みゆきの歌に「命のリレー」がある。
「僕の命を僕は見えない」

その通りだと思った。
これからの「20年」にむけて。


「もみ手」外交ではないのか

2017-11-08 07:27:09 | 日記

トランプ大統領が日本を離れた。
いったい何のための首脳会談だったのか。

安倍首相のパフォーマンスばかりが目に付
く。ゴルフ接待、晩餐会、イバンカ基金に
57億円拠出、さらにはファーストレディへ
の真珠のプレゼント・・・

成果としては、日米のいっそうの緊密化と
北朝鮮への「軍事的」圧力と報道された。

とりわけトランプ大統領から武器を「大量
に買え」とせまられている。

冗談ではない。今でも急速に米兵器を購入
している。

2017年11月8日付赤旗

FMSで敵基地攻撃にかかせないグローバル
ホーク、オスプレイ、F35の最新鋭兵器を
購入しようとしている。

日本は「打ち出の小づち」か。
兵器購入には、惜しげもなく税金を投入す
る。しかし、選挙の公約は反故!

幼児教育の無償化で「認可外保育は無償化
せず」。
ところで待機児童ゼロはどうなった?
あい変らず10万人ともいわれる状況だ。

全世代型の社会保障といいつつ、来年度は
福祉あらゆる分野の削減ばかりが出てきて
いる。

世論調査では安倍首相を「信頼できない」
が多数になっている。

当然ではないか。

ドイツではCOP23による気候変動に関す
る重要な会議が開かれている。
パリ協定を離脱したトランプ大統領に対
して、安倍首相は一言も発しない。 

今回のような安倍首相の「もみ手」外交
ともいえる政府でよいのか。 

メディアは「持ち上げ」ではしゃぎすぎ
状態だ。
もっと冷静な、問題をえぐり出す報道こ
そ求められているのではないか。

「外交」なき日本といわれて久しい。
とても「独立国」としての外交ではない。

いよいよ臨時国会の論戦が始まる。
これからだ。


月は誰のもの

2017-11-07 07:05:58 | 日記

ツバキ文具店は手紙を通じての家族の再生
ともいえる。

目の見えない少年の母親への手紙など、さ
まざまな家族が登場する。

父親に対して、実の娘だと名乗れない父娘
(おやこ)を描いたのが宇江佐真理著の「
月は誰のもの」だ。髪結い伊三次捕物余話
の11巻。

娘だよと言えないお文の切なさが、そして
相手への想い、思いやりが伝わってくる。

私も議員時代に、断絶した親子や兄弟の相
談が多かった。

一筋縄ではいかないのが、個々一人ひとり
みな違うのが、家族だ。

そこに憲法24条がある。
しかし自民党の憲法改正案は、ここに家制
度を巧妙に持ち込もうとしている。

家族を基礎単位にすると、社会保障も家族
依存となる。

時代錯誤もはなはだしい。

秋深し。
じっくり本の世界に入るのもいいものだと
思う。


ほっこり感満載の「続・ツバキ文具店」

2017-11-06 07:08:35 | 日記

ツバキ文具店の続編が出た。
名前は「キラキラ共和国」
 小川糸/著   
 出版社名 幻冬舎
 ページ数 251ページ
 発売日 2017年10月
 価格  1,400円

帯は、「『ツバキ文具店』は、今日も大繁
盛です。バーバラ夫人も、QPちゃんも、
守景さんも、みんな元気です。・・・」

書き出しは、
人生には、めまぐるしく変わる瞬間がある。

読み進むと、鎌倉の風景とともにポッポちゃ
んのこころの移り変わり、風景が、細やかに
描かれていく。

やっぱり、ほっこり感は、じわーと来る。
そして笑いもある。
先にNHKのドラマを見ているから、その続き
が既視感のように目に浮かんでくる。

山田洋次監督の映画の世界の一部にふれたよ
うだ。

深刻なお話もあるが、あい変らず相手の想い
を深くつかんだ手紙はすばらしい。
そして、最初の書き出しにあるように・・・

殺伐とした世の中であっても、人の営みは続
く。

人間ていいな、と思う。

お薦めの本だ。


破られたWPA2

2017-11-05 07:10:07 | 日記

私のセキュリティソフトから警告が出るよ
うになった。
WiFi の暗号化のWPA2が危険になったと
いう警告だ。

私は WiFi は使っていない。有線専門にし
ている。WiFi は便利だが、その分危険だ
と思っているから。私自身古い人間だなと
思う。

無線LANの暗号に、WEP、WPA、WPA2、
とあるが、WEP は簡単に解かれてしまう
ので使われていない。
今回、最強のWPA2 の脆弱性が発見され、
そのためのバージョンアップが行われてい
る。

パソコン側は、すでに対応しているが、問
題は、WiFi ルーターの中だ。
ファームウェアのバージョンアップは、ほ
とんど進んでいないと思われる。

ネット社会は、暗号は、盾と矛の関係だ。
暗号技術で盾を強化しても、必ず矛が強化
される。

公開鍵という画期的なRSA暗号も、2010
年問題として、1024バイトの鍵は使われ
なくなった。

RSAの暗号の安全の担保は、全数総当たり
しか暗号を破る術がないからだ。総当たり
に何十年もかかるようなら「暗号が解けな
い」ことと同じだ。

しかしコンピューターの発達で、いたちご
っこを繰り返している。

私はセキュリティの入門書として、
「セキュリティはなぜ破られるのか」ー
 ー10年使える「セキュリティの考え方」
ブルーバックスの 新書で岡嶋裕史氏著を
紹介している。
一番わかりやすいと思っている。

ところで盾と矛といえば「軍事対決」だ。
軍事力強化こそ「安全」の保障だとばかり、
安倍政権は軍事予算の拡大を続けている。

軍事と軍事の対決のエスカレートこそ、破
局への道だ。そして「軍事同盟」こそ先の
大戦の教訓である。

安倍政権が、いかに歴史の教訓から逆行し
ているか。

人と人が集団的に殺し合う。
この愚かな「戦争」から、いかに抜け出す
か。
あの哲学者カントも考えた。

二度と戦争をしない。
戦後の日本人の決意を再びかみしめたい。


女性の活躍とは逆に!

2017-11-04 07:28:07 | 日記

2017年のジェンダーギャップが発表され
た。
アベノミクスで、下がっている。

男女格差が、114位に下がってしまった。

学歴は上がっている。健康も上位。
下がった原因は、経済と政治への参加であ
る。

こちら→
 The Global Gender Gap Report 2017
   Download PDF をクリック

 361ページの文書の10ページにランクあり。

「世界経済フォーラム」の報告書が、経済、
教育、健康、政治の4分野14項目で、男女平
等の度合いを数値化して順位を決めている。

経済は、雇用の流動化政策により、非正規が
増大し格差が拡大したのが原因。
政治の世界では女性の政治家があまりにも少
ない。

安倍首相の「女性の活躍」は国民への「煙幕」
となっている。
さらに「地方創生」、「1億総活躍」、「働
き方改革」・・・

まったくのスローガン倒れである。
いや逆のことをやっているのではないか。

ちなみに1位はアイスランド
11位がフランス、12位がドイツ、
イギリス15位、アメリカ49位
中国が100位となっている。

言葉ではなく、安倍政治の実態を見抜く力が
いまこそ必要なときはない。


裸で狼の群のなかに

2017-11-03 07:30:27 | 日記

ブルーノ・アーピッツ氏の小説であり、ナ
チスの捕虜収容所を描いた作品だ。
終戦間際にトランクにかくまわれて、小さ
な子どもが収容所に入ってしまう。見つか
れば殺される。どこまで隠し通せるか。ハ
ラハラドキドキの展開となる。

何も知らないまま、無防備で入ることの表
現として使われる言葉でもある。
言いかえれば、裸で狼(ネット)の群れの
なかに、となる。

今は、小さな子ども時代からネットに入っ
てしまう。

先日、保育士さんから「子どものスマホ」
について聞いた。
大変だとのこと。スマホでゲームは当たり
前、さらに若い親もスマホ。

ゲーム、ライン、ツイッター、フェイスブ
ック・・・

これらは世界のネットに繋がっていること
がわかっているのだろうか?
そして、すべての会話や画像は記録されて
いる。
このデータは、どこにあるのか。利用者は
まったく知らない。

子ども時代からの日常が記録されるビック
データの一部となっていく。
そして、ある立場の人からみれば、子ども
時代からの個人の日常がすべて把握される。
恐ろしいことではないか。

アカウントとパスワードで、閉じたSNSだ
から大丈夫だという人がいるが、それは利
用者の立場であり、サーバー側やスノーデ
ン氏のいう国家からみれば「裸」状態だ。

いまや調べものを越えて、相談もネットに
頼るようになってきている。相談相手の人
が信頼できるのか、状況もわからないまま。

それが今回の恐ろしい事態を招いている。

人間関係が「文字」と「映像」だけの弱い
関係がどんどん増えていく。
人と人が直接対峙し、ふれあう情報量と比
べたならば、情報は極端に少ない関係だ。

私のように、コンピューターを多少知って
いる人間だからこそ、危険を感じている。

ネットとの向き合い方。
便利だからといって、効率的だからといっ
て、このままでいいのか。
真剣に考えなければならない時を迎えてい
る。

ビッグデータを取り上げたブログ→

ネット依存は
・ネットゲーム依存→
・映画マトリックスの現実化→


安倍公約、はやくも座礁か!

2017-11-02 07:40:10 | 日記

選挙期間中、幼児教育の無償化や大学教育
の負担軽減など「国民受け」する公約を連
発してきた安倍首相。

選挙が終わってみたら、財務省から「提言」
が出され、無料化や負担軽減は「適切でな
い」、「低所得層に絞り込む」などの言葉
が随所に出てくる。また官僚特有の持って
回った言い方で分かりにくいようになって
いる。
こちら→ 
 2.配付資料の欄の「資料1文教・科学技術」を参照

OECDのGDP比で日本が最低の教育予算だ
との指摘はこたえたらしく、違う統計を使
って、最初に弁明している。

典型的な統計によるごまかしである。

彼らは貧困を統計の数字でしかみない。
実際の生活の実態には踏み込まない。

そのうえで、卒業までいくらかかるかの
統計をみると、異常だ!

11月2日付赤旗より

長い間の自公政治による新自由主義、そ
の最も現れた効果が労働の非正規化であ
り、賃金の削減である。

日本の財界は、選挙結果を受けて、さら
なる国民負担、国民への痛みを押し付け
ようとしている。
政党への企業献金の額を、社会保障の削
減と消費税の値上げの実行力としている。

教育費だけではない。
医療や介護保険の負担増をいっきにすす
めようとしている。
大企業の内部留保を4年で100兆も増や
しても、まだ足りないとばかりに。

身勝手な話だ。CSRも身勝手な解釈だ。

しかし、財界の身勝手な政策を進めれば
進めるほど、国民との矛盾は大きくなる。

だからこそ、ますます市民と野党共闘の
力を大きくし、発揮することが求められ
ている。


時空を超えて「闇」の世界へ

2017-11-01 07:09:50 | 日記

9人もの損壊遺体がアパートから。
恐ろしい事件が起きた。

その背景にネット、SNSがあると報道され
ている。

ネットは、地球上の空間と時間を超えて、
一瞬に結び付ける。
昔は、都会や地方の片すみにあったさまざ
まな文化は、ごく一部の人しか接触できな
かった。空間の距離と時間が、ある面ネッ
トの「フィルター」の役目をはたしていた。
ましてや「危険」を感じるアンダーグラウ
ンドの世界へは、大人は近づくことすらし
なかった。

しかし、スマホの普及でネット社会が子ど
もの世界にも侵入してしまった。
アンダーグラウンドの文化や「闇」の世界
に簡単に入れる。

子どもが人として成長するには、段階的な
人間らしい豊かな文化とのふれあい、環境
が必要だ。

ネットの「リテラシー」教育。
ますます重要になっている。

そして、「学力」という名をつけた点数に
よる平均点競争が子どもの成長にストレス
を与えていないか。そのストレスが簡単に
ネットに逃げ込める環境にある。

人間らしい豊かな文化は、テストに反映し
ないが、学校教育では重要なものではない
か。

ネットは玉石混合どころか、玉毒混合であ
る。

一日の大半をスマホに向かい合う時間が多
い現代人。
タイムシェアリングにおける人間個人の時
間は昔も今も変わらない。人間の能力はそ
う簡単に進化しない。しかし供給側のネッ
トやコンピューターは加速度的に進化をつ
づけている。
2045年のシンギュラリティに向かって。

ネットとの関係を見直す好機ではないかと
思う。