2月11日は「建国記念日」として祝日でお休みの日だ。
日本国が「建国」された日というが、はじまったのは明治時代だ。
明治政府が、幕府から天皇を中心とした「国家」をつくるために、日本書紀と古事記から導き出した。中国の陰陽五行説から、十干十二支の60年周期による58番目の年に大変革が起きる。その年に聖徳太子の大変革が起きた。歴史をさかのぼって、前のときは紀元前660年となり、その年が神武天皇の即位だ。そうすると神武天皇は137歳になる。
2月11日は、もともと旧暦の1月1日。しかし太陽暦に切り替えたため2月11日になったとのこと。これが戦前の「紀元節」だ。
この建国記念日は、戦後「天皇主権」から「国民主権」にかわると同時に廃止された。当然と言えば当然だが、戦前を懐かしむ自民党の人たちが1966年に「紀元節復活」の名を変えて「建国記念日」として数の力で強行した。
以上が10日付しんぶん赤旗の梅田正己氏の寄稿文。題は「『神話史観』いつまでつづける」。
最後に「眠れる理性はいつになったら目覚めるのだろうか」と結んでいる。
読んでいて、勉強になった。
私たちは、建国記念日に賛成はしていないが法律は法律だ。いつの日にか、国民的合意ができる月日を「建国記念日」としたい思いがある。
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