自民党の総裁選が始まった。
テレビなどマスコミでも日本の首相を選ぶ
ものとして大きく取り上げている。
しかし政策論争がまったく聞こえてこない。
それだけでなく、石橋氏も安倍氏も、とも
に「極右」といわれる立場だ。
憲法9条は、安倍氏が3項目の追加、石橋氏
は2項の削除を打ち出している。
さらに、自民党の対有権者得票率は10%台
が長期に続いている。
そのなかの自民党員はごくわずかだ。
有権者から見れば、1割の中の争いであり、
コップの中の争いといえる。
安倍首相は、経済も、外交も、5年半でよ
くなっていると「自画自賛」ばかりだ。
実態はひどいものだ。
唯一の頼りの「株価」は、どんどん官製相
場になっていく。2年前の日経では東証の
4社に1社が公的マネーが筆頭株主となり、
6兆円の投入で2000円の株価のアップと報
道された。それが今や、3社に1社が国に
よる筆頭株主になっている。
6月末で、66兆5000億円が公的マネーと
なり、これは国民の金だ。
異常な歪みだ。
経済も、外交も、そして福祉など生活実態
も、有権者の意識と大きく乖離(かいり)
している。はっきりいって「裸の王様」状
態ではないか。
不毛の「総裁選」の微に入り細にいる報道
は止めるべきだ。報道すればするほど、国
民の意識からかけ離れていく。
ぜひ。ジャーナリズムの精神からの報道を
期待する。
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