5月7日からしんぶん赤旗に掲載された経済記事「金融侵略 苦悩する東芝」(9回連載)が反響を呼んでいる。
日経や大手紙では絶対に書けない記事だ。
日本共産党のホームページから再読できる。
「金融侵略」と入力し検索すると1~9までの連載が表示される。
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なぜ東芝という名だたる大企業が倒産寸前に追い込まれているのか。
製造現場で何が起きているのか。
自・公政治の本質、その売国的本質が見えてくるのでは。
アメリカによる「対日要求」・・・
その多くが自・公政治によって強行され、実現していく。
巨額の「儲け」をあげる者。その反面、現場で働く人たちが犠牲になっていく。
そして「自己責任」のもと、あきらめさせていく。
金融資本主義という言葉がある。
1900年代に入って世界の分割が終わり、産業資本の日陰にいた金融資本が巨大になり、表舞台に登場してきた。
列強の国々による世界再分割の争いが激しくなり、帝国主義論や金融資本主義論がさかんになった。日本も再分割に割り込み、中国やアジア諸国を侵略していった。
レーニンの「帝国主義論」、ヒルファディングの「金融資本論」が有名だ。
その後、1945年の第二次世界大戦終了後、植民地国が続々と独立をはたしていった。
あからさまな植民地はなくなり、金融などによる「新植民地主義」が台頭していった。
現在は「生産」の目的ではない、行先のない巨額な「マネー」が問題になっている。
利率だけではなく、証券の売買で巨額な利益を求めてさまよっている。
その巨額な投資マネーが、儲けに邪魔な規制を撤廃させ、日本の政治を変え、大企業さえ飲み込んでいく。
気候変動など、地球そのものさえ壊していく時代だ。
まさに資本主義の異様な形態に突入している。
こうした流れに対して、「人間の顔をした経済」「持続可能な社会」など、反撃がはじまっている。
日本共産党の「綱領」路線である。
いま「民主的規制」を旗印に、社会的連帯を強めようとしている。
ぜひ日本共産党の「綱領」を読んでいただきたい。