軍事費増大に反対することや「9条を守れ」という人たちを「平和ボケ」というそうだ。
しかし、考えてみよう。
強力な軍隊を持つほど「平和」になるのだろうか。
相手が大砲を持てばより強力な大砲を、
ミサイルを持てばより強力なミサイルを、
最近では沖縄をはじめ、南西諸島をミサイル基地だらけにしようと計画が進んでいる。
相手国からみれば「日本が再び攻撃してくる」とさらなる強力なミサイルの配備をうながすであろう。
さらに自民党の一部や維新などから「日本の核兵器保有」までとびだしている。
そして5年間で43兆円もの大軍拡、世界第三位の軍事力を持つ国になる。
これで本当に「平和」になるのか?
ささいな事件や偶発的な事故などで一気に戦争に発展する恐れが起きかねない。
自民党をはじめとした政治家に戦争体験者はいなくなった。
戦争の悲惨さを体験したものは、何としても戦争にしない、その意気込みはつよかった。
しかし、いまや戦争の悲惨さは「観念論」になってしまったのでは?
このように事実を積み重ねると、軍事強化を主張する彼らこそ「平和ボケ」そのものではないか。
日本国憲法の「出自」は、先の戦争で310万人もの日本国民の命を奪い、国土を焦土としてしまった反省から、アジアで2000万人という途方もない人命を失ったことから「二度と戦争をしない」と誓ったからだ。
本当の「平和ボケ」が政界を覆いつくそうとしている。
そのなかで一貫して戦争反対を貫いてきた日本共産党。その101年の歴史にかけて、「安保3文書」に示される戦争への道をきっぱりと断ち切るために奮闘している。
日本共産党の平和への提言、さらに「日中両国関係への前向きの打開のために」と攻勢的に進めている。
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「平和ボケ」にならないために!