社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

誰の話を聞くのか

2021-10-09 07:08:08 | 日記

「人の話をよく聞く」
岸田首相の特技だそうだ。

それでは誰の話を聞いているのか。
昨日の所信表明を聞いてはっきりした。
国民ではない。

岸田首相は「新たな資本主義を創る議員連盟」を発足させた。
会長は岸田氏本人だが、その両隣に甘利明氏、安倍晋三氏、麻生太郎氏が並んでいる。

そして経団連からも「新成長戦略と軌を一にする」と絶賛されている。

9年の安倍・菅政権の反省もない。
「新しい資本主義」の実態は明らかであり、「新自由主義からの転換」も言葉だけのことだ。

そもそも「新自由主義」とは?
「新」に対して「旧」は19世紀の自由主義経済のことだ。この時代は資本主義の弊害があまりにも酷くなり、労働運動や社会運動により規制が強化されてきた。8時間労働が代表的なものだ。

その後「規制」があるから経済成長ができないのだと屁理屈をつけて、規制撤廃を続けてきた。派遣労働の自由化、非正規労働の拡大、残業時間の撤廃など、格差と貧困を広げるものとなった。

大店法の規制撤廃で、街づくりが壊され、商店街がどんどん消えていった。TPPなど輸入自由化で道東の基幹産業も大変。
これが「新自由主義」の結果だ。

この反省が何もない「言葉だけの『新自由主義の転換』」である。

やっぱり「政権交代」しかない。
野党共通政策の3番目
3 格差と貧困を是正する
・最低賃金の引き上げや非正規雇用・フリーランスの処遇改善により、ワーキングプアをなくす。
・誰もが人間らしい生活を送れるよう、住宅、教育、医療、保育、介護について公的支援を拡充し、子育て世代や若者への社会的投資の充実を図る。
・所得、法人、資産の税制、および社会保険料負担を見直し、消費税減税を行い、富裕層の負担を強化するなど公平な税制を実現し、また低所得層や中間層への再分配を強化する。

これは自公政権、岸田政権にはできない。