現在の釧路市議会で、日本共産党の4議席
による市政へのチェック機能の役割は抜群
だ。
市長や与党会派は嫌がっているだろうが。
会派別の議会構成は日本共産党の4議席以
外の24議席 が、えびな市長の「与党」だ。
地方自治体は、予算や人事などの執行権の
ある市長と議決機関の市議会を別々の選挙
で選ぶ。
いわゆる二元代表制といわれる仕組みだ。
これは人類の歴史的発展のなかでの民主主
義をいかに発展させてきたかの現在の到達
点だ。
行政運営は「プロ」に任せればいいのでは
ないかという意見があるが、これは歴史的
に失敗している。
いわゆる「哲人政治」につながるものだ。
だからこそ、議会の役割でもっとも重要な
のが、市長の執行権へのチェック機能だ。
そのために市民のなかから議員を選ぶ。
この間の釧路市政で大きな問題はいくつも
あるが、あえてあげれば、
1、図書館建設問題
・市民団体が積み上げてきたものを、
トップダウンでリセット
・数十億円の建設が「入札」無し
2、市立総合病院の建設中止
・なぜ市長が3億円以上もかけた設計
を突然「中止」したのか?
・億単位の税金をドブに捨てた責任
3、カジノ誘致にのめりこんでいった市長
4、巨額な建設費の「駅高架」を再び始め
た問題。
5、なぜ70億円も減債・財調基金をため
込んでいるのか
・・・・・など
首長のトップダウンは、当然ありうること
であるが市民意識の醸成がないと、市民へ
の分断につながる恐れがある。
さらに議会でのチェックが求められている
が、与党はすぐに矛先を納めてしまう。
やはり野党である日本共産党の4議席は大
きな役割をはたしている。
釧路市議会自身のチェックも課題だ。
2007年の釧路市議会の政務調査費の使い
方のデタラメぶりはHTBニュースをきっ
かけに大問題となった。
この時、訴えられなかったのが共産党とも
うひとつの計2会派のみであった。
その後、日本共産党会派の厳しい「内規」
のほとんどが、市議会の基準となった。
youtube で「釧路市議会 HTB」で検
索するといまだに見ることができる。
また「議会広報不掲載」問題も与党会派
からの日本共産党会派への「言論弾圧」
であった。結果的に掲載されたが。
こちら ⇒
そうした意味でも、日本共産党の4議席は
かけがえのない議席だ。