釧路管内の浜中町出身のモンキーパンチ氏
が亡くなり、ニュースで数多くとり上げら
れている。
JR花咲線ではラッピングの車両が運行。
2017年12月釧路駅にて
ルパン三世は天下の大泥棒でありながら主
人公となっている人気アニメだ。
なぜ人気があるかと言えば、絶対に人は殺
さないし、庶民からは物を盗まない。
本当の「悪党」をやっつける豪快性がある。
フランスのルパン(一世?)も同じ設定だ。
偽ルパンが殺人を行ったが、本物のルパン
が警察と協力して解決している作品がある。
小説という架空の世界だからこそ、泥棒と
警察の協力ができる。
ルパン対ホームズの勝負も、怒涛の展開の
頭脳戦となっている。ルパンは逮捕される
が、あっさりと脱獄する。
結果的に「引き分け」だが、フランスとイ
ギリス双方に配慮する結論だ。
しかし現実世界は「窃盗は犯罪」である。
それでも庶民を苦しめる権力者や大金持ち
に対抗する「義賊」は人気がある。
日本では、ねずみ小僧治郎吉が有名である。
鎌倉時代の「悪党」も学校の歴史で勉強し
た記憶があるのではないか。
歴史の流れのなかでは、悪が正義となり、
正義が悪となることは数多くある。
(歴史の弁証法ともいう)
ところで「公営ギャンブルは『義賊』」
という考え方があるのをご存じだろうか。
競馬、競輪などは民間で行えば「賭博」行
為として犯罪となる。刑法では3年以下の
懲役という重い犯罪だ。
ところが胴元を自治体など公的に行えば、
利益をすべて住民に還元できるからという
理屈で「違法性」を阻却している。
これは「義賊」という理屈そのものだ。
しかし、カジノは民間が実施し、利益の何
がしらを税金で納めるから違法性を阻却す
るというメチャクチャな屁理屈を持ち出し
た人たちがる。
これだと、どんな賭博行為も税金さえ納め
ればOKとなってしまう。
国民の多数の反対のもと、カジノ法は国会
で自民・公明・維新で強行採決されたが、
根強い反対のなか、遅々として進んでいな
い。
とりわけ自治体の首長が反対すれば、カジ
ノはできない。
釧路市では、えびな市長がIRの名のもと
に推進してきたが、カジノはギャンブルで
あり、人を、家庭を不幸に陥れる犯罪であ
る。
この市長のカジノ暴走を止めるのが市議会
の重要な役割だ。その市議会で、カジノ反
対の論陣をはっているのが日本共産党の4
議席であり、唯一の野党の役割をはたして
いる。
投票日は明後日の日曜日。
最後まで支持をひろげて、何としても4議
席の実現を!