今回の参議選で、自民党は衆参ともに沖縄
の国会議員がいなくなった。
衆議院の四つの小選挙区はゼロ、そして参
議院でもゼロ。
沖縄の民意を無視し、アメリカのための政
治を強権的に行ってきた結果である。
東日本大震災、福島原発の被災3県の東北
でも、今回の参議選はゼロとなった。
無所属が自民に入って、参議院の過半数に
達したとはいえ、安倍首相の強権政治はい
たるところでほころびがでている。
改憲勢力が、三分の二に達して、憲法改正
の発議ができるようになったが、そう単純
にはいかない。
多数を握ったからと言って、民意は無視で
きない。
戦争できる日本に変えようと、どんなに巧
妙に、どんなにごまかそうとしても、反撃
ははじまる。
ましてや自民党の戦前の憲法復活をたくら
む流れは、歴史の逆流である。自由と民主
主義への挑戦だ。
反撃はすでにはじまっている。