オバマ大統領の広島訪問が決まった。
あのプラハ演説から7年も経った。
人類を何十回も殺せる、いや人類絶滅に
つながる核兵器。多くの人は一日もはや
く地上から核兵器をなくしてほしいと願
っている。
しかし、なかなか廃絶への道すじがみえ
ない。
オバマ大統領の広島への訪問は「重要な
前向きの一歩」だ。
この一歩を「核兵器禁止条約」の国際交
渉を始める一歩にしたい。
そうした中で日本政府の核抑止力論が問
われている。いわゆる「核の傘」論であ
る。
日本政府の対応の問題は、
①国連では20年間も「禁止条約」にか
んして「棄権」してきた。
②段階的アプローチが大切として、アメ
リカへのお伺い態度が露骨すぎる。
このことを志位委員長は取り上げている。
見解はこちら⇨
唯一の被爆国として、世界に発信できる
もの、さらには核兵器廃絶のリーダーシ
ップをとれるものをもちながら、背を向
けている。
情けないのひとことだ。
安倍首相がいくら「核のない世界」を述
べても、こころに響かないのは、この重
大な問題を抱えているからだ。
日本の外交が、「9条」と唯一の被爆国
としての核兵器廃絶の世界のリーダーシ
ップになれるものを、投げ捨てている。
それどころか、「戦争法」を強行し、ア
メリカといっしょに自衛隊を戦場に出し
たがっている。逆である。
国民の声が届く政府を。
やはり選挙しかない。