社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

いっそうの格差拡大、貧困化に

2015-09-12 06:07:52 | 日記

一生正社員になれない?
3年後失職も「生計建てられぬ」
権利守る改正が必要だ

道新と朝日の記事だ。

もともと「派遣」は一時的なものであったはず。
それがどんどん広がり、労働形態の「基本」になりつつある。

改めて労働基準法の3~6条は、
(均等待遇)
第三条   使用者は、労働者の国籍、信条又は社会的身分を
理由として、賃金、労働時間その他の労働条件について、
差別的取扱をしてはならない。
(男女同一賃金の原則)
第四条   使用者は、労働者が女性であることを理由として、
賃金について、男性と差別的取扱いをしてはならない。
(強制労働の禁止)
第五条   使用者は、暴行、脅迫、監禁その他精神又は身体
の自由を不当に拘束する手段によつて、労働者の意思に反し
て労働を強制してはならない。
(中間搾取の排除)
第六条   何人も、法律に基いて許される場合の外、業とし
て他人の就業に介入して利益を得てはならない。

この3~6条がまともに行われていると思っている人は少
ないのではないか。

とりわけ6条は、戦前のピンハネと悲惨な労働を防止する
ために儲けられた事項である。
その6条の例外「法律に基づいて許される場合」が、「労
働者派遣法」であり、6条を骨抜きにする法律である。

法案審議でボロボロになったにも関わらず、自民・公明は
数の力で押し切ってしまった。

「制限を設けた」といっても、すべて大企業の「善意」によ
るもの。
「善意」は儲けの前に消えていく、それが大企業でもある。

今回の派遣法改悪の問題点は四つ。
①期間制限を撤廃
➁正社員化を閉ざす
➂「みなし」骨抜き
➃「均等待遇」なし

格差拡大、民衆の貧困化・・・

自民・公明に議席の多数を与えてはならない。