ハネ釣り必釣法つづき
3,釣り場
釣り場に着いた時に「どこで釣ったらいいんだ?」ということになるかと思います。
波止場といえもちろn場所によって形状が異なるのは当然の事ですがおおよその波止場に共通して言える形状・ポイントがあります。
その中でも、まったく知らない場所にいった場合は、「波止際30㎝、2,5ヒロのタナから始めて,3,5ヒロまで探る!
これはどこに行ってもアタリがあるポイントです。
これはどういうことかといいますと‘、「壁を底に見立てる」ことです。
その近くについたアブ新(アイナメの幼魚)やアジなどの小魚を狙いにハネが来ますので、そこを狙うということです。
次に、その釣り場がある程度わかってきた場合に、狙う場所は、竿1本半から2本先、つまりは、かけ上がり、かけ下りを狙ってみてください。
季節はというと、暖かい4月から10月といった時期は、かけ上がりを狙います(一般的には4,5ヒロぐらい)
また、盛期の秋口には波止際を狙います。その理由はアジやイワシといった小魚が壁に寄っているからです。
こういう点が初めて行ったときの釣り場でも、対応できる方法です。
また、どんなときでも、初めて行った場所では、ケーソンの継ぎ目で釣るようにしましょう。といいますのも、ケーソンの継ぎ目は潮通しがよく、底に小魚がよく付くのでポイントになることが多いのです。
4,仕掛け
①リール
スピニングリール・ベイトリール、どちらでもかまいません、ただ、魚との純粋なやり取りを楽しみたいのであれば、ベイトリールをお勧めします。
私はベイトリールほど優れたリールはないと思っています。
その理由は、 *毎回同じところに投げやすい
*糸がよれない
*魚の大きさがダイレクトに伝わる
という、釣り方をとっても利点があり、やり取りをしていても、おもしろい利点もありハネ釣りをするには最適なリールとなっています。
欠点を言えば、遠くに飛ばない、それぐらいではないでしょうか?
近場を釣るのであれば、両軸は非常におもしろいですね。
②からまん棒
ウキが落ちてきて仕掛け部分にあたらないようにするものです。
非常に便利な道具ですので、ぜひご活用ください。
*からまn棒から針までは1,5ヒロの半遊動にします。その理由は仕掛けを早く落とす。攻撃的な釣りをたのしむためです。
③ハリス
ハリスの長さは80~100㎝(矢引き)にしてください
*40㎝辺りにガン玉を付けておく
この長さの理由は、できるだけ遊び部分をなくし、ウキに反応がダイレクトに伝わってくるながさになっています。
私が推奨する釣りは、タナを大事にする釣り方でどこかにいる魚を探す釣り方ではありません。自分の設定したタナで食わす、あくまで「攻撃的な釣り方」を推奨しています。
というのも,待ちの釣り方ではやはりおもしろくないからです。
自分で設定したタンで釣れた場合はその喜びも倍になりますので、是非ともお勧めします。
5,釣り方
①エビの刺し方
1)尻掛け(チョン掛け)
初心者の方には、まずは尻掛け(チョン掛け)
*尾から二節目までを内側から外側にかけていただく方法
この時、エビが落ちないように、必ずハリ先を外に出してください。
最大のポイントは「エビがいきていること」にあります。
もっと極端に言えば、生きてさえいればそれでいいのです。
元気さえあればいいのです。エビがすべてと言っても過言ではないのです。
エサ撒き釣りは、エビの甲斐性で釣ると言っても過言ではありません。
ですから、エビをいかに元気な状態でキープできるか、それが非常に重要になってくるのです。
2)頬掛け
尻掛けにも少し慣れてきた、その場合にはさらに有効な方法として「頬掛け」という方法もあります。
この掛け方はその名の通り、頬1枚にかけているので、少し難しい方法ですが「ある利点」があります。
その利点とは、一度仕掛けを投入した際に、仮に釣れなくても、さらにその場でマキエを一尾投入できる、ということです。
頬掛けは仕掛けにかかっている部分が少ないので、その分だけ外れやすくなっています。ですので、回収時に少ししゃくってやると、サシエが外れてサシエがマキエにかわるのです。
当たらない場合にも、サシエをマキエに変えて次に生かす、こういう小さな積み重ねがハネを釣るためには重要になってきます。
アタリがなかった場合には、そのまま持って帰ってくるのではなく、自分が仕掛けを投入しているポイントにエビを置いてくる、つまりは、マキエ、をしてくる、という事をしっかり覚えておいてください。
ハネ釣りで大事なことは,一回ごとにエサおを変える、つまりこまめにエサを変えた人にだけ、ハネは寄ってくれるのです。
3)エサの掛け方とパターン
4,5~5ヒロといった、深いところを攻める場合には、まずは尻掛けをお勧めします、深く攻める=少し投げる、ということですので、頬掛けの場合はその際にエサが外れてしまうことが多いのです。
ここでいい格好をしょうとしてはいけません。
まずはポイントまでしっかりエビを到達させることが重要なのですから。
まとめますと、深いところを攻めるときには、尻掛けで、浅いところを攻めるときは頬かけで、ということになります。
エビ撒き釣りを何度もしていると,徐々にエビを掛けるのもうまくなっていきますから、それからチャレンジしてみて下さい。
*もちろん上級者で頬掛けをして遠くに投げられる方は、最初からじっせんしてもらえればと思います。
②仕掛けの投入
竿一本半ぐらいまでのポイントであれば、下投げで放って頂いた方がいいでしょう。下投げだと大体同じところに落ちます。
少し遠いポイントになりますと、上投げになるのですが、実はものすごいアバウトほうほうになりますので、まずは近場から始めることをお勧めします
ハネ釣りの仕掛け投入で最も重要なことは、的確にポイントを作ることにあります。最も作りやすいのは竿下ですね。
できるだけ自分の近くにポイントを作ることで、自分自身もどこにエサのシラサエビを撒いてるかが分かり、ミスも少なく、釣果アップにつながります
エビ撒き釣りの極意は「浅く・近く」釣る、ということが非常に大事になります。そして、マキエを撒いたところの潮上2mから潮下3mまでの、約5m辺りを手返し良く釣ってください。