佐藤功の釣ったろ釣られたろ日誌

釣り・釣りの思い出・釣り界のこと・ボヤキ.etc

釣人の海上事故の実態について

2010-01-18 20:51:52 | 釣り
昨日、大阪南港のWTCで第5管区海上保安監部警備救難課長の田中祐二氏による、和歌山県における海上事故の実態のお話をききました。

主催は、大阪府釣りインストラクター連絡機構、共催として大阪府釣り団体協議会、全関西磯釣連盟や釣り文化協会などが参加。13時半から23階の中会議室をお借りしての講習会でした。

皆さんが釣行される際の参考になればと思います。

統計から(第5管区内・・大阪、兵庫南部、和歌山、徳島、高知)
釣りをしている中の事故としては、過去5年間の海中転落事故者数は10、11、12月が多く、100人単位で落水しています。

この転落事故で亡くなる人のうち、2月の水温が10度の時には、10分で体が麻痺してきて1時間での生存率は50パーセントとなる。

海に転落すると、大体自分の体重の3倍から4倍の重さになる。その上に防寒着などを着ていると、約20キロ(灯油缶)ぐらいのプラスになるが、それで泳ぐとなると体力の消耗になるので海中でじっと助けを待つのが良い、笛などを使えば声を出して叫ぶより良い。

転落事故などに係る中のひとつに「排尿失神」と呼ばれるものがある。冬場に男性に多く発生している。これは排尿による一時的な血圧低下が原因で、これを防ぐのはしゃがんでするのが良いとの事。

次に平成20年と21年の事故者数

平成20年は51名の方の事故の内、18名が行方不明。
平成21年は41名の方の事故の内、14名が行方不明。

他人事と思わずに気を引き締めて釣りを楽しみたいものです。
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