ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2024.1.1 辰の年始めは三世代揃って・・・

2024-01-01 23:03:29 | 日記

 あけましておめでとうございます。
 おかげさまで、夫と母と3人揃って我が家で2024年を迎えることが出来ました。

 今年、2024年は甲辰の年。第1位であり、優勢であることを表す他、真っ直ぐに堂々とそそり立つ大木を表すという「甲」と、十二支の中では唯一の架空の生き物、龍(竜)を意味する「辰」は、水や海の神として祀られ、竜巻や雷などの自然現象を起こす大自然の躍動を象徴するもの。「龍が現れるとめでたいことが起こる」と伝えられ、2つの組み合わせである甲辰には、「成功という芽が成長していき、姿を整えていく」といった縁起のよさを表しているといえるのだそうです。

 命ある限りマイペース(何分丑年ですから)でゆったりと、けれど出来ることならたゆまぬ進化を続けながら、人生第二章、おまけとして頂けた日々を大切に過ごしていければと思います。
 引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 昨夜は、母が早々に就寝したので、リビングで長居をするわけにもいかず。音を絞って録画したビデオを少しだけ視てから私も早めに入浴。出てきたら、夫が忘れていた・・・とカップ天ぷら蕎麦を食していた。片や息子宅ではちゃんとお蕎麦を茹で、海老天を載せて年越しそばを準備したようだった。紅白どころか「ゆく年くる年」を視ることもなく、気づけば日付が変わっていて、ちょっと冴えない大晦日だった。

 そして今朝。普段通りに目覚ましが鳴り、折角の初日の出を拝むこともなく、迷わず二度寝。身体が疲れていて起きられない。うじうじと眠ってからリビングに行ったら、母はソファに座り、夫が果物を剥き始めていた。ならば、息子夫婦が来る午後にお節とお雑煮を頂けばよいか、と普段通りにトースト、青いヨーグルト、バナナとベリーのスムージー、青汁の朝食を摂る。コデインを飲んでいるのに相変わらず咳が出る。
 早くも年賀状が届いていて、夫が仕分けをしてくれる。穏やかないいお天気だ。

 朝食を終え、お雑煮のトッピング類を準備して、サラダを作る。息子たちの到着時間を確認し、テーブルセッティングを終える。

 予定通りの時間に息子が「ただいま」と言って自分で鍵を開けて玄関を入ってきた。明るいお嫁ちゃんがいると5人のテーブルが華やぐ感じだ。夫は嬉しそう。ひとまず夫から新年の挨拶をしてもらって、皆で乾杯。
3人は北海道の伯母からお正月にどうぞ、と贈られてきた大吟醸の日本酒を、母と私はスパークリングジュースを。まずはお澄ましとしてお雑煮を頂きつつ、三段重ねのお節料理をお披露目。評判のとおり目にも美しく、豪華でどれもこれも美味しかった。

 3人は日本酒、ワインと続き、夫も息子もすぐに赤い顔になる。お嫁ちゃんもほんのりピンクに。少したしなめると楽しいのに、無粋な母と私である。

 お雑煮のお代わりにはお餅を入れて。デザートにはシャインマスカットやとちあいか、庄内柿等の果物を少しずつ盛り付け、紅白のモンブランケーキと紅茶を。
 ずっと食べ続けていたので、ここでちょっと一服。息子がチビの時代のビデオを視て和やかに時間は過ぎる。

 洗い物を終え、さて次は・・・といったところでいきなり地震だ。長い。ゆっさゆっさと揺れている。  NHKを点けると、緊急地震速報が鳴っている。能登半島付近を震源とするマグニチュード7の大地震だ。それ以降は皆でテレビに見入る。隣県に実家のある文通相手のIちゃんに様子伺いのLINEを打つ。
 何度も何度も速報が鳴る中で、だんだん胸が苦しくなってくる。東日本大震災の時の記憶が蘇る。よりによってお正月気分を打ち破る元日の大地震である。コロナを経て4年ぶりにようやく家族で集まることが叶い、団らんの最中だったかもしれない。暗澹たる気持ちになってくる。最近地震が多いと感じていた場所。大地が鎮まらない。

 その後、夫が酔いを醒ましたいからと、息子の育った保育園やお世話になったクリニック、歯科医院、学童保育等をお嫁ちゃんに見せに外に出る。その間、私は片付けものを。
 年賀状の第2便が届いた、と夫が持ってきてくれる。年内に投函された普通郵便は今日配達されたようだ。

 私は慣れない5人分の支度や片付けで要領が悪いのか、結局台所から離れられずじまい。年末の引っ越し準備やら断捨離の疲れもあり、咳のための脇腹痛もあり、だんだんぐったりしてくる。
 2人は、今日はこの後何の予定もないとのことだったが、夕飯をさらに作る元気はなく、その後は用意した和菓子やアイスクリームを提供しておしまいにさせてもらう。6時間半ほどの滞在だったか。今の私にしてあげられる精一杯だったと思う。

 2人の送りも夫に任せ、近所に初詣に行くこともなく、籠城蟄居の元日となった。
 明日は2人で初詣、3日はお嫁ちゃんの実家に年始挨拶で、お祖母様と初対面だそう。4日が仕事始めだから、休む間もないということだ。
 母は相変わらずお腹の調子がイマイチのようで、渡した薬もちゃんと飲んでくれず、結果、お手洗いを往復。なんだかなぁの状況だ。気づけばお正月早々母にお小言ばかり言っている自分も嫌になる。でも、とにかく甲斐がないのである。

 こうして穏やかに始まった筈の令和6年は、お正月特番が全て吹っ飛ぶとんでもない大地震に取って代わられるスタートになった。被害の状況が明らかになってくるにつれ、心配は募る。寒い中、避難所で今夜を明かす方たちも少なくないだろう。どうか、どうかご無事で、と祈らずにはいられない。

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