ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2021.4.17オンラインヨーガ・スートラの学び再開!その後もあれやこれや欲張りな土曜日

2021-04-17 21:51:37 | ヨガ

 土曜日。相変わらずぱっとしないお天気である。気づけば寝坊をしてしまい、あたふた。今日から「オンラインで学ぶ!ヨーガ・スートラ講座(第2章)」がスタートする。
 今期は今月から11月まで8か月間、月に1度、70分間の講座だ。スケジュールを見ると、半分の4回が治療直後の週末。今日のように治療直前の週末、体調の良い日に受講出来る日はとても貴重である。

 急いで朝食を摂る。デザートには夫が仕事帰りに百貨店で買ってきてくれた宮崎マンゴー。ちょうど食べ頃。ハーフカットにしてレモン汁をたっぷり絞って頂く。贅沢だけれど、本当に美味だ。
 最低限の身支度を整え、書斎へ移動。既に開始前の接続チェック時間を過ぎており、急いでZoomにチェックイン。講師であるSさんの愛息で、7月には3歳になるT君は、すっかりお兄ちゃんになった。
 Sさんにぴったりくっつきながら、ちょっと照れ臭そうに「○○さん、おはようございます」とご挨拶してくれて、いきなり胸キュンである。次々に参加者の皆さんが画面の上に揃っていく。

 まずは出席を取るのを兼ねて、一人ずつ名前を言ってご挨拶から。私はチェックインが早かったせいか一番手。PC越しに、第1期や講師養成講座でご一緒した皆さんのお顔が見られ、懐かしい気持ちで一杯になる。数日前に送付されたテキストは、第1期同様Sさんがご自身のために作った渾身のノートを製本したもの。春らしい綺麗なブルーの表紙である。

 質問はFacebookのグループに、1つの質問に1つのスレッドを作ることなど、クラスの約束が紹介され、それに続いてॐ(オーム)の音を皆で唱えてクラスが始まる。
 3回唱えるうちにどんどん心が穏やかになっていくのが分かる。そのまま瞑想タイムへ。完全呼吸法をしながら気持ちが静かにかつクリアになっていく。年度末から年度始めにかけての色々な雑然とした気分が一掃されていく。

 テキストの「はじめに」のページには、今期も“沢山の愛とエールを込めた”メッセージ。第2章への深い学び、進化の道を歩むことへのSさんからの祝辞である。
 続いて「ヨーガ・スートラ」の解釈についての説明。解釈はその人自身に委ねられている、というのが伝統的な学び方であるという。2月までの半年間かけて「ヨーガの目的について」の重要な第1章を学んだが、今回は、第2章「ヨーガの実践」の章へ学びを進めることになる。

 今期も“パタンジャリを讃えるシュローカ”をSさんについて唱える。聴いて、真似して口に出して、繰り返し唱えるという学びの方法は、心がとても空っぽになった感じで懐かしいものだ。
 前期に何度となく繰り返したけれど、いまだスラスラとは言えない・・・。道は遠い。

 第1章の学びについてざっと説明があった後、いよいよ、第2章スタート。
「それでは、実践の章を始めよう」をサンスクリット語で唱えた後、第2章2-1「辛抱と内観と神への祈りが、行動の中のヨーガ(クリヤーヨーガ)です。」である。
 タパス(辛抱)とは、良い結果のために辛いことを受け入れて最後までやり通すこと。あぁ、今しんどい治療を続けているのは生きていくという結果を得るためのもの、まさしくこれだな、と腑に落ちる。

 そのタパスについての説明があった後、命を支える5つの火について詳しい説明があった。ブータアグニ、カーマアグニ、ジャタラアグニ、バブダアグニ、フレーマアグニ(ニャーナアグニ)がそれである。これら5つの火が適切な形で燃えていることで私たちの身体は浄化され、強化され、よりよい状態になる。

 これで今日のクラスは終了。今回は初回なのでヨーガ・スートラの概要やテキスト説明があったが、次回からはすぐに本文の内容に入るとのこと。いつものように質問&お喋りタイムがあり、手が挙がる。他の方たちの質問を聞く時間もとても好きな時間だ。
 一人一人感想を言わせて頂けたので、色々腑に落ちる点が多くあり、年度末年度始めのザワザワした気持ちがとても落ち着いていい状態に戻って来られた感謝をお伝えした。いつものとおり、ミーティングから出るのが名残惜しい。こちらからなかなか退出ボタンが押せず、Sさんが終了ボタンを押されるまで待つことになってしまった。

 満ち足りてとても穏やかな優しい気分でPCを切り、部屋から出てご機嫌に洗濯機をセット。
 予備校時代からの友人が、昨年春に別の部位の同じ病で亡くなって1年。心ばかりのお花をお送りしたら、ご主人から、そのお礼と彼女の遺影の前に飾られたお花の写真が添付されたメールが届いていたので、それに返信。

 洗濯を干し終えてからは簡単ランチを摂って、1か月に1度のお楽しみWさんサロンへ向かった。雨はまだ降り出してはいなかったが、帰りが夜になるので大きな傘とレインコートで出かけた。
 抜け毛もすっかりなくなったので、オプションでヘッドマッサージをお願いした。施術が始まると瞬く間にウトウトしてしまい、ほぼ2時間近く。すっかり頭も軽くなった。
 前回に比べて顔の痛みはなかったけれど、それでもまだ浮腫んでいたとのこと。浮腫みやすいのは色々な薬の副作用もあるのかもしれない。ハーブティを頂き、次回以降の予約を確認してサロンを後にした。前回来た時は満開だった桜並木は青々とした若葉がとても美しい。

 最寄り駅まで戻ってきてヨガスタジオへ。T先生のビギナーヨガに参加。ゆっくり丁寧に身体を動かす。マッサージ後で代謝が良くなっているので、すぐにじんわりと汗をかいて気持ち良い。
 シャワーを浴びてさっぱりした後は、そのまま、本日最後のミッションである歯科クリニックへ向かう。予約時間の5分前に到着。雨はまだポツポツと小降りである。前回麻酔をして神経を取り、仮詰めした折れた前歯の治療再開だ。

 今日は、残っていた神経をすっかり取り去って綺麗にして頂いた。途中で根の長さを測るため、針を刺したままレントゲン撮影(自分ではその姿が見えないが、口を半開きでゆっくり歩いていくのは何とももはや、である。)、続いて詰め物をした後、最終確認で再度レントゲン撮影。30分ほどの治療時間だった。
 これでひとまず一段落で次回は連休明け以降に、と言われたけれどエンハーツ治療後直ぐは体調不良でとても無理なので、その翌週末にして頂いた。

 窓の外の雨音が急に大きくなっていた。支払いを済ませ、クリニックを出て僅か5分ほどの自宅までの道のりなのに、横殴りの雨風でレインコートは留守番の夫がびっくりするほどびしょ濡れになった。大きな傘とレインコートは大げさかも、と思ったけれど、このいでたちでなかったらもっと悲惨なことになっていた。

 帰宅後は浴室乾燥をしていた洗濯物を畳み、夫が作ってくれた夕飯を有難く頂いた。朝から夜まで八面六臂の土曜日であったが、体調が良いからこそこんなにも欲張りに過ごせる。そのためにはタパスが大事なのだな、と改めて思う。
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