月曜日。
昨日の超人的ハードスケジュール(私としては、であるが)を思えば、とにかく無事に出勤出来ただけで及第点。朝から色々面倒な仕事が続いたが、何とか凌いで1日をやり過ごす。いきなり寒くなって何を着たらよいものやら・・・。なんとなく唾を飲みこむと喉が痛いので、朝から葛根湯を飲み始める。
定時に帰ったところで辺りはもう暗い。例年のことだが、暗くなるのが早まるとついつい気が急くのが良くない。母に「明日午後にご機嫌伺いに行くけれど、何か困ったことはない?欲しいものはある?」等電話で御用聞き。入所当日、せっかく届けた痛み止めが、母のもとに届いていなかったことが分かり、確認してもらうように言う。「明日は雨だし、疲れているのだから来なくても良い」と強がり(?)を言う。
帰宅後は夕食の支度を淡々と。雨が酷くなる。夫と夕食を済ませた後は、ビデオを観たりしながらのんびり過ごすが、気づけばウトウトウトウト。やはり疲れている。明日の祝日が本当に有難い。
火曜日。「即位の礼」中心儀式の祝日。
明け方お手洗いに起きた後、再びうつらうつら。ベッドの中で、朝の連続テレビ小説を視る。今日は「即位礼正殿の儀」の特別番組編成で15分時間が繰り上がっていた。のろのろ起きて朝食の支度。今週は今日の祝日がなければ、週末まで走り続けるのは体力的にかなり難しかっただろう。本当に有難いことだ。週末の土曜日も母の退所等で一日頑張ることになるので、ここでしっかり休息をしておかねば。
ということで、今日はWさんサロンで月1回のお楽しみマッサージを予約しておいた。「台風で雨風が酷ければどうぞご無理されませんように」と昨日のうちにLINEを頂いたけれど、「ここのところのハードスケジュールでかなり疲れが溜まっているので、よほどのことがなければ伺います。」と返信した。
朝から本降りの雨ではあったけれど、幸い、電車が止まるということもなく通常通り伺う。肌寒い。
Wさんには母もお世話になっているので、母の退院等今の様子も含めて、この1か月のご報告。顔が何やらかなり硬くなっていて、マッサージされながら痛いのでびっくり。喋り疲れてウトウト。指先まで丁寧に解して頂き、スッキリする。施術後は、来月から3か月後(もう来年である!鬼が笑うではないか。)までの予約を確認して、サロンを後にする。
実家最寄り駅の改札で夫と待ち合わせをしていたので、30分に1本しかないバスに乗り遅れるわけにはいかず、駅ナカカフェで急いでランチを摂る。相変わらずお腹が心配。お手洗いには先着がいて、ハラハラ。なんとかバスに間に合って実家最寄り駅を目指す。
その間、合唱団の仲間たちから一昨日の写真や動画が複数送られてくる。本当に便利な世の中になったことだ。車内であれこれ転送して忙しく過ごす。舞台に乗った皆は、今日も頭の中でメロディが鳴り続けているらしい。私もしかり、である。
定刻通りにバスが到着し、夫と無事合流。母がショートステイ中の施設を目指す。夫と2人で行くのは初めてのことである。雨も小止みになっていて、ほっとする。
入所施設のエントランスで面会受付用紙に記入し、母の入っているユニットまでエレベーターで上がる。先週火曜日に入所した時は、女性ばかりだったが、今では3人ほど男性がおられるそうな。皆さん杖を突いたり、お身体が不自由な方が多い。奥様が重病で入院中で、ご自身はこちらに入所という方もいるようだ。母曰く、自分が一番手がかからないので、なんとなく後回しにされるそうな。まあ、自分で何でも出来ることが何よりだ。今朝もゆっくりお風呂に入れたとのこと。母の居室の前にちょうどソファとテーブルが置いてあり、そこで3人で暫しお喋り。
リクエストでまだ今年柿を食べていないというので、シャインマスカットとともに差し入れ。夫が剥いて紙皿とともに持ってきてくれる。美味しそうに食べていたので安心する。そして、一昨日の第九等の写真を見せながら説明、報告する。
次回の訪問は早くも退所日になる。お見送りの車を出して頂けるそうで、「片付けもスタッフにお任せください。お迎えにいらっしゃらなくてもお家でお待ち頂ければ大丈夫ですよ。」と言われたが、ご挨拶もあるので「ひとまず伺います。」とお願いする。思ったより遅い時間に伺えばよいようだ。有難いことだ。全部自分で片付けるつもりでいたので。
この1週間で2回ほどスタッフの方と一緒に施設の周りを散歩したそうな。雨でなければ気分転換がてら近くのレストランまでお茶に連れ出そうと思ったが、寒いし、雨模様なのでやめておいた。ここで転んだりしたら洒落にならない。
1時間ほどいて、「では土曜日にね。」と施設を後にした。母は、1階エントランスまで降りてきたのは初めて、とスタッフのSさんと一緒にエレベーターに乗って見送ってくれた。
そこから実家へ移動して、郵便物等のチェックを済ませ、父の仏壇に報告をして帰途に就いた。
夫が「甘いものが食べたい」と言うので、ショッピングモール内レストランでお茶とスイーツタイム。曇り空で寒いけれど、雨が止んでくれて助かった。夫はタクシーに乗りたがったが、地味にJRと私鉄を乗り継ぎ、最寄り駅のスーパーで食料品を買って帰宅した。結局今日も1日仕事になった。
駅から自宅まで続く歩道のカツラの街路樹はすっかり紅葉している。ススキも見事である。この1か月は本当に忙しく、毎年愛でている大学内の彼岸花の群生を見ることもなく、気づけば散っていた。いつの間にか秋もすっかり深まっている。
帰宅後、夕飯は簡単に水炊きにした。鍋が恋しい、そんな季節になった。今年も残すところ70日余りである。
今日は早めに休み、明日から3日間粛々と仕事をしよう。そして週末、母を無事に実家に送り届けたら、この秋の大きな山場は乗り越えたことになる。
来週、10月最終週は治療週である。疲れを取り普段のペースに戻して治療に臨みたいと思う。