ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2017.6.25 均整術師養成コース基礎講座3日目、ゆるゆる、だるだる、気づけばふっくら

2017-06-25 21:11:57 | 均整術
 均整術師養成コース基礎講座3日目。
 昨夜は普段使わない頭と身体の領域を酷使したせいか、なんとなくぼーっと怠かった。入浴後キューバタンかと思いきや、頭の中が興奮して熟睡は出来ず。今日は朝から雨である。

 3日目のスケジュールは
・実践施術法1:よくある症状への施術法(上半身:頭、首、肩、背中)
である。(実際にはほぼ全身へのアプローチだった。)
 定刻前に元気よくK先生が登場され、Sさんや受付のAさんも様子見にちょっぴりお顔を出された。
 今日もまずはガネーシャ神像にご挨拶をしてから、昨日と同じ場所のマットをキープ。
 
 午前中は、昨日の顔面均整法のおさらい。頬の内側(咬筋の裏)に指の腹を当てるだけ、反対側の顔の表面を別の指でゆらしながら緩めるところまで行う本格的なものだ。これは自分ひとりでも出来るので、お風呂の中などで2週間ほど続ければ全く顔つきが変わるらしい。まずは先生のデモンストレーション。

 女性は30代後半から40代で唇の輪郭がぼやけてくるが、唇を細かく使う人、小刻みに動かす機会がある人(楽器演奏者など)はそういうことはないという。唇を刺激するだけで口紅不要なくらい唇の色がハッキリしてくる。順序は額から眉、眼、鼻の骨から頬。顎までほぐしたら、耳まで。
 再びペアワークで実践だ。口腔ケアは高齢者にも役立つという。こうした顔から上の施術は着替えなくて良いのが楽だ。仰向けに寝なくとも、リクライニングの椅子での施術でOKだ。

 続いてデコルテ部分、顔の施術をする時には鏡を使ってビフォー・アフターを見せることが必要で、効果がすぐにわかるのでリピーターが多いそうだ。実際にお化粧をする時にも、筋肉の方向に沿って少しパッティングをするだけで随分効果があるという。今日は鼻炎にも良く効き、鼻が高くなるという鼻(の孔に指を入れて行う)施術のデモンストレーションまであった。各自試すと効果は覿面。

 耳の施術ではモデルにならせて頂いたが、軟骨もどこもかしこも硬い!と言われ、放射状に引っ張られると、歯を食いしばるほど痛い。縮こまった部分を伸ばして温めて頂くとすっかりポカポカして耳がふわふわになった。

 さらに腕の三角筋へのアプローチ(これも痛い)の後、お昼休みを挟んで骨間筋へのアプローチ開始。骨間筋は緩めないでいるとどんどん固まってしまい、自分でストレッチしにくいので施術が必要な部分だという。

 手の甲にある虫様筋は、羽状筋で手指の骨と骨の間にある筋肉だ。ここをほぐすことで肩、首が楽になるという魅力的な場所だ。手にも身体との相関があり、中指の先が頭から脊柱、人差し指と薬指が手、親指と小指が足に対応し、手首の上が骨盤に相当するのだそうだ。

 足も同様で、中指が頭、それ以外の指は手足に、かかとが骨盤、その手前が仙骨に対応している。手の指先、足の指先の末梢血管に静脈と動脈の吻合部がない人は血の巡りが悪いため、それを蘇らせるようにしごいて施術する。

 毎回毎回、先生が説明しながら受講者のどなたかをデモンストレーションで施術して、さあ皆さんもやってみましょう、のペアワークの積み重ね。
 こうして1日6時間のうち、3時間はパートナーにマッサージしてもらい、3時間はパートナーや他の方をマッサージしているという、なんとも贅沢で濃厚な時間である。
 今日もメインのパートナーはNさん。お隣の方たちとも混じりながら、楽しく施術の仕合っこだ。あまりに痛くてあちこちで“ひー”とか“くー”とか苦悶の表情も見え隠れ。

 午後の後半は脚の前脛骨筋と腓骨筋をほぐす。ここはもう痛いのなんのって。肉をはがすように拳骨にした指2本で施術していく。これは腰椎4,5番と連動するので、ほぐせば腰痛が緩和される。うつ伏せのバリエーションなどなど、施術方法は枚挙にいとまがない。K先生の話術と施術の凄さに引き込まれ、施術中は悶絶(!)するけれど、その後はびっくりするほど軽く楽になるので面白くてたまらない。

 最後に、昨日学んだ12種体型のまとめ。肺葉類型に基づく3つの体型分類に照らし合わせながら、組織での役割論なども取り入れて具体的に説明された。受講生からどんな質問が出ても、すぐに明快な答えが返ってきて、心地よい。最後は栄養学、ファスティングの話にまで発展した。希望者には、夏休みにファスティング合宿も企画されるという。やはり身体は食べ物で出来ているわけで、きちんとした食事をすることの大切さを改めて思う。
 
 ということで、本日3日目も無事終了。早くも前期講座は折り返しを超えてしまった。来月あと2日受講すれば前期終了である。これはちゃんと試して自分のものにしていかなければ。

 さすがに3時間もの長時間施術されれば、身体は緩んでゆるゆる、そして3時間パートナーを施術したことでだるだるである。帰路、ふと自分の手を見ると、びっくり。いつも血管が浮き出て骨ばっている甲が、なんと白くふっくらとしているのである。これは虫様筋をほぐした結果、普段滞っていた毛細血管に血が流れだしてほんのりピンクになっているということ。

 目の周りをほぐしたことで目元も幾分パッチリし、顎のラインをほぐしてもらったことでフェイスラインもくっきりした感じである。
 体調不良が改善されて、気になる部分が緩和される。施術の結果、身体が変わり始めると、気持ちも目標も変わるという。結果として、その人のパーソナリティの良い部分が出ていくのが均整術。短所を補わせるように長所を引き伸ばす、均整にするだけでよいというのがとても魅力だ。
 
 帰宅すると、お留守番だった夫は喉が痛くて風邪をひいたようだという。かかり付けのクリニックで風邪薬を処方して頂いてきた。私がうつした風邪は早めに治った筈なのに、どうしたものか。それでも夕食を用意してくれていて、有難かった。

 また明日から新しい1週間が始まる。水曜日は治療日。土曜日は父の一周忌と納骨の法事も控えている。せっかく覚えた施術を出来る範囲で自分に施しつつ、体調を整えながら乗り越えたい。

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