ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2015.6.19 今年の合唱事情

2015-06-19 19:47:43 | 合唱
 卒業25周年を契機に参加し始め、気付けば皆勤してきた母校のOB・OG合唱団、ホームカミングデーのミニステージのこと。
 今年も団からご案内が来たので、早手回しに本番前泊するホテルも確保して、参加の返事を出した。

 例年、6月下旬、梅雨の真っ只中に練習がスタートし、8月はほぼお休みで月に2回程度の練習スケジュールだった(そのため、秋になると練習した筈なのにすっかり忘れているという事態が頻発していた)が、今年は来月下旬から、お盆を除きほぼ毎週、10回の練習を経て、10月半ばの本番になるという。
 近いうちに楽譜や音とり音源のCD等が届くのだろう。

 息子が大学入学後、期せずして混声合唱を始めた。今月のステージについては記事にしたけれど、来月にもまた他の合唱団とのジョイントコンサートがあるというので、夫ともども聴きに行くことになっている。

 私自身は、卒業以来四半世紀の間、カラオケをすることすら殆どなく、合唱から離れていた。再発治療を始めた翌年、これが最後かもしれない・・・と、思い切ってステージに上がらせて頂くことになったが、以降、自分でも驚きの連続参加。4カ月弱という期間限定の合唱団員だけれど、既に恒例行事となった感じで、十二分に愉しませて頂いてきた。
 息子は、中学校時代、クラス対抗の合唱祭を経験した程度の、全くの初心者だったけれど、今やすっかりハーモニーの魅力に取りつかれているように見える。
 自分が卒団した団の定期演奏会等には、殆ど足を運んだことがなかったのに、今では休暇をとり、新幹線に乗ってまで、息子たち若者のステージを聴きに出向くのだから、やはり大きなご縁なのだろう。

 現役時代から30年以上お世話になっている指揮者の先生は、今年の夏で84歳を迎えられる。お歳を感じさせないダンディ振りで、実に颯爽としていらして、比べるべくもないけれど、杖をついても外を歩くことが大儀になった3歳年上の父を想って、ちょっと切なくなっていた。
 ところが、その先生が最近体調を崩され、今月一杯は別の団の指導をすっかりお休みされており、夏のステージを最後に引退されるという連絡を受けた。そして今年のOB・OG合唱団ではもう指揮をされないことが分かり、とても淋しく思っている。

 先生のファンは多いから、先生が指揮をされないなら・・・と、参加を見送る方もいるのかもしれない。正直、私も迷っている。夏の暑い盛り、毎週日曜日、往復3時間+練習時間4~5時間を続けるのは、体力的にかなりしんどい。

 けれど、息子と最近の合唱曲の話題で話が出来る楽しさは、間違いなく免疫力をアップさせてくれる。
 止めるのはいつでも出来るし、簡単なこと。だから、なんとか今年も通ってみたいと思っている。
コメント
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