ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2015.2.10 造影CT撮影~頚部から骨盤

2015-02-10 19:45:29 | 治療日記
 今週は今季最強の寒波ということで、身体に堪える厳しい寒さが続くようだ。手足が冷たいと寝つきが悪いし、昨日は息子も不在ということで、仕事が終わってからヨガベーシックのクラスに参加。たっぷり汗をかき、心地よく疲れて眠りにつくことが出来た。

 今日は午前中に仕事を片づけてから、昼食抜きで病院に向かった。
 都心でも零下2.4度を記録したというから、こちらは少なくとも更に3度は低いだろう。朝の出勤時だけでなく昼に出掛ける時になっても、学内では霜柱ザクザク、あちこちに氷が張っていた。気付けば、なんとなく胸を庇って前屈みの姿勢で歩いている。
 最寄駅でも乗換駅でも電車は順調。今日のお伴は児玉清さんの書評とエッセイ集「すべては今日から」(新潮文庫)。根っからの本好きの児玉さんの文章に惹き込まれているうちに、あっという間に病院最寄駅に到着した。

 予約時間の20分前に到着。自動再来受付機にIDカードを通し、1階のエレベーターホールを見ると、職員の方たちが雛飾りを飾っている最中だった。ああ、2月になったと思ったらもう1か月もしないでお雛様である。そんな作業を横目に2階の放射線受付へ直行する。月初めのため、保険証チェックも済ませ、いつものようにCT準備室へ移動する。
 待合椅子には、既に点滴棒に繋がれた方たちが2人ほど待っている。あまり待つことなく名前を呼ばれ、着替えを済ませてから造影剤注入のためルート確保の針刺し。毎度のことながら、やはり右腕の一番太い真ん中の血管が使いやすいようで、今日も順当にここから。針が太いので痛みはそれなりだ。生理食塩水のパックが下がった点滴棒を転がしながらCT撮影室前で待つこと5分。予約時間より10分前にスタートした。

 今回は、昨年8月下旬以来約半年ぶりの撮影だ。その帰り、国内はおろか海外出張も精力的にこなしていたお友達がわざわざ時間を作ってくださって、駅ビルで一緒に遅いランチを摂ったのだった。それから僅か4ヶ月半後に旅立ってしまうなんて、あの時は夢にも思わずに・・・。と、またも思い出してしんみりする。
 造影CT撮影は、特に気になる症状がなければ概ね半年に1度のペースだ。年末に視野欠損やら言葉が上手く出てこない等、脳転移では・・・と不安を掻き立てられるような症状が出た。そこで、先月の診察時に、脳も一緒に撮る必要はないかと相談したが、脳から骨盤まで一度に撮ると画像が粗くなるので難しいとのこと。症状も落ち着いているようなので、今回はとりあえずいつもどおり頸部から骨盤までの撮影を、となった。その後、もし同じような症状が出るなら、次回の診察時に予約を、ということになっている。

 ベッドに寝て万歳の姿勢をとり、最初は造影剤なしで、次に造影剤が入ってから2回の撮影。あわせて僅か10分程度だ。今日はやけに顎をきつく上に上げるように指示があり、途中で咳き込みそうになる。造影剤は注入されるや否や、瞬く間に体中を駆け巡り、体の芯がカーッと熱くなるのはいつものこと。薬剤の匂いが鼻を突き、顎を上に上げている姿勢で何度もむせそうになるのを我慢する。そうこうするうちに無事終了。看護師さんに針を抜いてもらい、布テープできつく止血をしてもらう。放射線受付を経由して会計へ移動。

 本日はCT撮影だけなので、会計での待ち時間に、先月の通院日に年初めのご挨拶をし損ねた腫瘍内科の針刺し名人Oさんを訪ね、しばしお目にかかることが出来た。
 30分弱待ったものの、病院滞在時間は1時間強。支払は1万円弱。来週の診察時に結果を聞くまで余計なことは考えまい。

 今夜も夫と2人。半日でも病院を往復すると疲労困憊する。朝はなんともなかったのに咳が出てきた。風邪をもらってきてしまったようだ。せっかく、いつもの生活パターンがしばし戻ってきて、一息つけているのに。明日の休日、のんびりして治してしまわないと・・・。
コメント
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