ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2012.2.9 ステロイド・ハイと義母のこと

2012-02-09 23:08:03 | 日記
 今日はいつもより出かけるのが早いから、と夫から頼まれたモーニングコールをした後、私はゆっくり足湯を楽しんだ。 7時からの朝食でレストランに降りていくと、珍しく早くも満席で相席だという。仕方ないのでロビーで少し新聞を読み、20分ほどして再チャレンジ。無事、いつもの指定席で朝食をとることが出来た。
 昨夜は、本を読みすぎてちょっと疲れたので、温かい蒸気が出てくるアイマスクをして早めに休んだが、やはり途中2度ほど目が覚めた。これもステロイド効果か。
 朝食後、イメンド80mg、デカドロン4錠、ロキソニン、マグラックスを飲み、部屋に戻って、朝の連続テレビ小説を見ても、出発まで小一時間あったので、また読書タイム。

 チェックアウト後、駅前からバスに乗り、揺れること10分強で出張先のキャンパスに到着。今日の会議は時節柄盛り沢山で資料もどっちゃり。2時間半たっぷりかかった。
 自分の職場に戻る途中のターミナル駅で、薬(ロキソニン)を飲むために軽く昼食をとる時間を入れて3時間。やはり遠い。
 昨日出勤していないし、今日も半日以上席にいなかったわけで、メールが来ていること来ていること。机の上に付箋やら何やらが一杯。必死に処理をし続けて、あっという間に定時になってしまった。それでもまだ終わらず1時間の残業。

 気持ちはあまりすぐれないが、デカドロンすなわちステロイド効果で気分的にはハイである。
 帰宅してからたまった洗濯をして、宴会のため食事は不要という夫のおかげで、息子と2人で手抜きの食事。食欲は殆どないので、息子2.5人前、私0.5人前といった量だ。食後はロキソニンを飲んだ。とりあえず少しでもお通じがあったのでマグラックスは様子見。

 先ほど義妹から電話があった。
 病院で介護の担当者との面接があったという。2ヶ月経過して、最初にやった認知症のテストは30点中18点だったのが、今回7点に下がり、言っていることの辻褄が合わなくなってきたそうだ。たまにはきちんと会話が出来るそうだが・・・。
個室だから刺激がないので、テレビは常につけてくれているらしいが、リハビリをやっていても、食事をしていても疲れてすぐにウトウトしてしまうらしい。食事は全介助だが、食事中「生まれてこの方こんなにまずいものは食べたことがない。」と泣き出してしまったり、感情失禁があるという。
 左麻痺は相変わらずで左肩が指2本程度落ちているため、これ以上下げないよう(脱臼しないよう)釣っているそうだが、痛がっているという。左肩の状態は6が最高だとすると1~2の動きという評価で、殆どダメだそうだ。右も5とすると3~4で大分弱っているという。かつて右手首を骨折した既往があるので、無理出来ないのだ。感覚の麻痺もあり、左目は見えているのだが、それがうまく脳に伝わらず、左側のものは殆どわからないのではないかという。一方熱もなく血圧も落ち着いていて、リハビリでは最高で10秒ほど立っていられるが、膝はガクガクでとても歩くことは無理そうだという。
 一つだけプラスなのは、車いすで前より左半身がずっこけなくなっていることだという。また、個室なので本当は食べ物持ち込み禁止だが、好きなアイスクリームが食べたいということで、半分ほど食べさせることが出来た、と聞き、ほっとした。

 週末には夫がお見舞いに行く。私は申し訳ないけれど次回の休薬週の土曜日に伺うということにさせて頂いた。それにしても、役立たずの嫁である。

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2012.2.8 ハーセプチン150回目(3倍量13回目)、ナベルビン26クール1回目

2012-02-09 23:03:16 | 治療日記
 遅ればせながら昨日の治療日記である。
 いつもどおり家を出た。私鉄、JRともに順調で乗り換えも問題なし。JRでは珍しく座れて落ち着いて読書もできた。
 予定通りの時間に病院到着。今日は月初めの診察前採血。受付すると10人ほどの待ち人数で、10分ほど待って無事終了。採血室では何人もの看護師さんや技師さんとすっかり顔なじみだが、今日は男性の技師さん。前回は痛かったのでちょっと緊張したが、今日は無事だった。本当に少しの角度の違いなのだが。マーカー等フル検査なので4本採取した。

 内科へ移動。結果が出るまで1時間はかかるだろうが、読み始めた本が面白く読書にいそしむ。採血後40分ほど待って、自動血圧測定器で106-69、脈拍は81。
 「中待合へどうぞ」の番号ランプが点くまでその後1時間半弱。さらには20分ほどで診察室へ入った。「さて、どうでしたか、吐き気の方は?」と先生からの質問で始まった。
 「トラベルミンは、とにかく眠くてだるくてとても仕事になりませんでした。水曜日はとりあえず大丈夫でしたが、いつものように木曜日後半からどんどん調子が悪くなり、金曜日は一日中だるさと眠さできつく、土曜日は午前中寝て過ごしました。」とお話した。「その後、休薬週は一度頭痛でロキソニンを飲みましたが、すっかり快食快便で元気です。」と。
 「やはり、そうでしたか。個人差があるのですが、そうなるとやはりステロイドと組ませるのがいいと思います。イメンドを飲みながらステロイド(デカドロン)を入れると効果が倍になると言われているので・・・」「わかりました。火照るとか眠れないとかいろいろ言ってすみません。眠れなければマイスリーということで、ステロイドで結構です。」とお返事する。
 「確かにタキソテールの時はデカドロンを当日から翌々日まで1日8錠飲みました。そのおかげか、それほど吐き気に悩まされなかったと思います。ただ吹き出物が出来、夜は眠れませんでしたが、当時は休職中だったので、お昼寝することも出来たので大丈夫でした。今回も仕事をしていなければ、トラベルミンで眠くなったらそのまま寝てしまうことも出来るのですが・・・」
 「今回は4錠を翌日、翌々日に出しておきます。それでOKならだんだん3錠、2錠と少なくしていけば、長く続けるにせよ、それほどステロイドの副作用は心配しなくてよいと思います。」とのこと。今回は久しぶりに白血球が3,300と3,000の大台にのった。マーカーの数値も1弱上がったが、まだ正常範囲内。とりあえず安定してくれて本当に有難い。ほっとして、吐き気止めには納得して診察室を出た。

 化学療法室へ移動。カーテンの奥から懐かしい認定看護師のKさんの声が聞こえた。15分ほど待って、Oさんから点滴椅子に案内された。「Kさん、助っ人に行っていた病棟から戻ってこられたんですね。」と言うと「2月からですよ。」とのこと。そして持参したイメンド125mgを飲む。今日は既に窓際は一杯と見えて、内側の席だった。10分ほど待ってBさんがその場で針刺してくださった。押される痛みはあったが、それほどでなくほっとした。
 薬が届いて、点滴開始。今日はハーセプチン、グラニセトロンとデキサートの吐き気止め、ナベルビンに生理食塩水の4本。途中、点滴確認のため、Kさんの姿が。「お帰りなさい。もう当分こちらですか。またよろしくお願いします。」とご挨拶。
 ハーセプチンの点滴中はまだ読書が出来ていたが(とにかく面白かったので眠気も出てこなかった。)、さすがに読み終わった頃には我慢出来なくなり、諦めてリクライニングを倒して爆睡。吐き気止めが始まった後のことは知らない。そして看護師Oさんに声を掛けられて我に返った。1時間が経過していた。
終了時血圧は、寝ざめということもあって98-56。抜針もOさん。相変わらずOさんの抜針は上手で、衝撃がない。今日も針にはラッキーだった。

 会計へ移動。こちらでも20分ほどの待ち時間で済んだ。本日の病院滞在時間は6時間弱。
 病院を出て薬局へ移動。あまり混んでいないか、と思ったが、やはりそれなりで30分ほど待った。イメンドとデカドロンを受け取る。結局残念ながらランチタイム終了で、なんとか軽く済ませられるお店で遅いお昼を食べた。 
 その後、書店で今晩読む本を購入し、宿泊ホテルに向かった。勤務終了してから向かうよりも早目のチェックインが出来た。

 夫と息子によれば、彼らは豪華に焼き肉の夕食だったようだ。
 私はやはりこわごわと少なめの夕食。それでもイメンドとグラニセトロン、デキサートのおかげでそれほど酷い気持ち悪さはなく、ちょっとむかつく程度。普通に食事が出来た。食後はロキソニンとマグラックスを飲んだ。

 本は4冊読めた。それについてはまた後日。

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