ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2012.2.4 立春…7年生存率100%!

2012-02-04 11:47:25 | 日記
 今日は立春。昨日までの寒さが一段落して予想最高気温は10度になるという。暖かくなる、それだけで本当に嬉しい。

 今日で初発の手術から7年が経った。
 あの時も寒かった。思えば、繁忙期の中、年度途中のリタイアで、急きょ後任への引き継ぎもしなければならなかった。そのため2月1日には夜中まで仕事をして、2月2日の朝一番に入院した。新しいパジャマを買いに行くことすらできず、入院してから夫に買ってきてもらうありさまだった。とにかく入院した時には、これでやっと少しゆっくりできる・・・と思った。
 病院では、3日の夕食に少しの福豆が付いたのを覚えている。

 もちろん経過観察をしながら、何もなければ7年経過イコールあと3年で卒業、のはずだったけれど、そうは問屋がおろさなかった。3年経たずして再発・転移し、早くも再発治療から4年が経過している。
 何時かも書いたけれど、再発を告知されたとき、治療を続けたとしても残された時間はあと5年くらいだろうか、息子の高校卒業は見届けられないのではないか・・・とぼんやりと思っていた。
 それを思えば、こうして今日まで無事に働き続けることが出来ていることは、本当に有り難いと思う。新しい薬もどんどん出来てきている。再発転移後の10年生存率も随分上がっているはずだ。それを信じて細く長くしぶとく、やっていくしかない、と思う。

 さて、せっかくの休薬週で元気な土日だ。午前中には美脚ヨガに参加し、気持ち良い汗を流してきた。
 これから息子の誕生日祝いと称して都心に宿泊のため、実家の両親とターミナル駅で待ち合わせをしてホテルに向かう。こうして高齢の両親とこんなふうに宿泊するのもあと何回も残されていないかもしれない。
 息子の誕生日には、何かしらお祝いは続けているが、こんな風に豪華なものは初めてだ。病床の義母には申し訳なく思うが、私のこれから、私の両親のこれからを思うと、出来る時に出来る者が出来ることをする、のを許してほしいと思う。
 一日一日を大事にして、心穏やかに春の訪れを待ちたいと思う立春の日である。
 
コメント (2)
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