おはようございます。
生き生き箕面通信209(090618)をお届けします。
・党首討論で露わになった「人間の品格」
昨日(6月17日)に行われた麻生太郎首相と鳩山由紀夫民主党代表の2回目の党首討論は、マンガを読んで育ったお坊ちゃんと、「友愛」という哲学を説き続ける”宇宙人”との対決になりましたが、ご覧になった方は正直なところ、「宇宙人に軍配」を挙げたのではないでしょうか。一国のリーダーとしての「人間の品格」で比較すれば、圧倒的な差が出たと思います。
まず、社会保障の問題。麻生政権では、母子加算は200億円を削減する一方、いわゆる「マンガの殿堂」には100億円強をつける「哲学」。鳩山さんは「修学旅行にも行けなくなった。高校もやめざるを得ないという人が増えているのが、実情です。人間よりもマンガの殿堂といったコンクリート造りが大事なのですか」と、指摘しました。麻生さんは「社会保障政策には財源が必要。3年後には消費税を考えたい。民主党は財源を明確にせず、無責任」と切り替えしました。
しかし、これにも「人の命より、財源の方が大事なのですか」と反論されると、哲学の差は歴然です。
討論の中で出された、日本人の年間3万人を優に超える自殺者の問題。鳩山さんが「先進国でこんなに自殺が多い国はありません。なかでも20歳代の死因のトップが自殺で49%と半分を占める。30歳代でも36%と三人に一人という高率です。若い人たちが希望を持てる社会にしようではありませんか」と、発言した言葉には”力”がこもっていました。これに対する麻生さんの発言は何かあったのでしょうが、いま思い出そうとしても何も印象に残っていません。
やはり、官僚の上にのっかって、その作文だけで政治をやろうとしても、時代はそんなに生易しくはありません。「世界の中でどのようにして平和を作り出すのか。一握りの人たちが美味しい目をする社会ではなく、みんなが肩を寄せ合って生きていける世の中はどうすれば創れるのか」――”甘い”かもしれませんが、そうした理念、ビジョン、哲学が「人間の品格」を歯を食い縛っても大切にする覚悟からしかいい社会はつくれないと思うのです。しかし、日本人はきっと道を開くことができると信じます。
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・党首討論で露わになった「人間の品格」
昨日(6月17日)に行われた麻生太郎首相と鳩山由紀夫民主党代表の2回目の党首討論は、マンガを読んで育ったお坊ちゃんと、「友愛」という哲学を説き続ける”宇宙人”との対決になりましたが、ご覧になった方は正直なところ、「宇宙人に軍配」を挙げたのではないでしょうか。一国のリーダーとしての「人間の品格」で比較すれば、圧倒的な差が出たと思います。
まず、社会保障の問題。麻生政権では、母子加算は200億円を削減する一方、いわゆる「マンガの殿堂」には100億円強をつける「哲学」。鳩山さんは「修学旅行にも行けなくなった。高校もやめざるを得ないという人が増えているのが、実情です。人間よりもマンガの殿堂といったコンクリート造りが大事なのですか」と、指摘しました。麻生さんは「社会保障政策には財源が必要。3年後には消費税を考えたい。民主党は財源を明確にせず、無責任」と切り替えしました。
しかし、これにも「人の命より、財源の方が大事なのですか」と反論されると、哲学の差は歴然です。
討論の中で出された、日本人の年間3万人を優に超える自殺者の問題。鳩山さんが「先進国でこんなに自殺が多い国はありません。なかでも20歳代の死因のトップが自殺で49%と半分を占める。30歳代でも36%と三人に一人という高率です。若い人たちが希望を持てる社会にしようではありませんか」と、発言した言葉には”力”がこもっていました。これに対する麻生さんの発言は何かあったのでしょうが、いま思い出そうとしても何も印象に残っていません。
やはり、官僚の上にのっかって、その作文だけで政治をやろうとしても、時代はそんなに生易しくはありません。「世界の中でどのようにして平和を作り出すのか。一握りの人たちが美味しい目をする社会ではなく、みんなが肩を寄せ合って生きていける世の中はどうすれば創れるのか」――”甘い”かもしれませんが、そうした理念、ビジョン、哲学が「人間の品格」を歯を食い縛っても大切にする覚悟からしかいい社会はつくれないと思うのです。しかし、日本人はきっと道を開くことができると信じます。
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