生き生き箕面通信３１８ 「オバマさん、広島をぜひ訪問して下さい」

おはようございます。近くの田んぼでは、きょうは稲刈りが進みそうです。
生き生き箕面通信３１８（０９１０１０）をお届けします。　

・「オバマさん、広島をぜひ訪問して下さい」
　「後押し型か、なるほどなあ」と、ノーベル賞委員会の”戦略”をむしろ高く評価したい気分です。オバマ大統領のノーベル平和賞受賞が決定したニュースを聞いての感想です。

　そして、１１月１２、１３両日のオバマさんの訪日の時には、ぜひ広島（できれば長崎も）を訪れていただきたいと願います。

　オバマさんの受賞は何らかの実績を残したことに対する「ご苦労さま型」ではなく、「これから”核なき世界”へ後戻りすることなくがんばってくださいよ」というメッセージをこめ、世界平和への流れを後押しする意味合いが強いと指摘されています。

　ノーベル賞委員会自体が授賞理由を「オバマ流の発想と対話型の国際政治こそ、ノーベル賞創設時に平和賞を設け１０８年前の間ずっと後押ししてきたものだ」と称賛しつつ、強調しています。ダイナマイトという火薬を発明して、それが戦争にも使われ巨万の富を築いたアルフレッド・ノーベルさんには、たしかにその想いが強かっただろうと思います。

　そうであれば、オバマさんの課題は明確です。核軍縮には最優先の取り組みを、そしてアフガンをはじめ中東の紛争解決には自ら軍の撤退と地域の自治を、さらに日本からは軍事基地の撤退のプログラムを考えていただきたい。

　ただ、そうさせないための政治集団が、場合によってはテロを計画することもありうる状況であってみれば、周到で綿密、そして不屈の精神力を発揮して見せ、「人間の可能性」を行動で見せていただきたいとも望みます。同時に、ささやかな、ささやかな、ハチドリのように小さな努力でも、わたしたちも平和への行動が欠かせないという思いを新たにします。