生き生き箕面通信

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1481 ・TPPで大政翼賛体制へ――本日、安倍・橋下会談

2013-01-11 07:00:20 | 日記

おはようございます。                                                                                    生き生き箕面通信1481(130111)をお届けします。

・TPPで大政翼賛体制へ――本日、安倍・橋下会談

 安倍首相がわざわざ大阪まで出向いて、本日1月11日、橋下大阪市長と会談する予定です。大きな狙いは、日本維新の会を取りこんで政権運営の基盤を安定させようというところにあるのでしょう。

 それにしても、なぜわざわざ大阪くんだりまで足を運ぶの? 維新の会の代表としては、東京にも石原慎太郎氏がいるのにもかかわらず、です。東京ではなく、わざわざ大阪へ出向く。三文役者の見え透いたパフォーマンスですよね。現役の総理大臣が忙しい中を縫って大阪へ足を運ぶのですから、その総理が頼むことに「ノー」とは言いにくい。そうしたお膳立てでの会談です。話し合う中身はさまざまでも、最大の課題はTPP(環太平洋経済連携協定)にあるといえます。石原氏はもともとTPPに慎重でした。それが維新の会と合流するにあたり、「一応認める」と宗旨替えしたものです。

 訪米を控える安倍氏は、オバマ氏へのお土産にする「TPP参加」のためにも、維新の会から「TPPへ参加すべき」と、積極的な考えを取り付けたいのでしょう。維新の会を取り込んでおきさえすれば、オバマ大統領との会談で踏み込んだ「参加」表明をしても、国内は乗り切れるという読みのようです。

 また、TPPで同一歩調を取ることは、自民と公明の連立に加え、維新も実質的に連立のパートナーにできる。つまり、態勢翼賛会もどきの実態を得て政権運営できる、またそうしようという戦略です。

 自公+維新の”与党態勢”が整えば、鬼に金棒、何でもできる。安倍氏念願の憲法改定も現実的な射程に入って来る。安倍氏にしてみれば、「今度こそ」です。憲法改定を「今度こそ」なのです。そうした大きなメリットに比べれば、大阪へ出向くなど何でもない。

 こうして、年明けの政治状況は、右へ右へと振れて行きつつあります。どうすればこの政治状況にストップをかけ、振り子を正常な位置へ戻せるのか。私たちの取り組みしだいといえます。

 

 


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