おはようございます。 生き生き箕面通信1584(130424)をお届けします。
・日本列島は核のゴミ捨て場へ、そしてプルトニウム保管場へ
原発から出る核のゴミ(高レベル放射能廃棄物)の最終処分場探しが行き詰まり、政府もほとほと困り果てています。経産省は昨日4月23日に、最終処分場の選び方を見直すことを決め、とりあえずこれまでの公募方式はやめることにしました。
高レベルの放射能廃棄物を引き受けようという、奇特な地域があるはずがありません。そんなことは、最初から予測できたはずです。地震多発地帯の日本列島にもともと核のゴミ捨て場など作れるところはないことなど、赤子でも分かることです。それでもこの国の政府は、日本列島内に核のゴミ捨て場を作らざるを得ないと、これからも無茶な努力を続ける考えです。
公募方式をやめて、今度はどうするのでしょうか。おそらく、岩盤が強いところを候補地として、その地域を説得するというのでしょう。カネをじゃぶじゃぶつぎ込んで、カネの力にモノをいわせて「オーケー」と言わせる。たしか沖縄でも普天間基地の辺野古への移設にそんな手を使っていました。
あるいは、すでに高レベル放射能で汚染され、高濃度放射能の汚染水が溜まり続けている「フクイチ」(フクシマ第一原子力発電所)の敷地内を候補地にするのでしょうか。
もう、モンゴルに核のゴミ捨て場を引き受けてもらうことはできない。また、そんなことはすべきでありません。といって、月へ捨てる? 無茶です。
隠された問題もあります。膨大な量のプルトニウムをどこで保管するか、です。日本にはすでに原爆換算では大変な量のプルトニウムが存在しています。さらに、フランスから日本へ向けて船出した輸送船の中にも、かなりの量のMOX燃料(ウランとプルトニウムの混合燃料)が積み込まれています。
MOX燃料は、プルサーマルと呼ぶ原発方式の燃料として使用するはずでした。しかし、いくらカネをかけ、人材をつぎ込んでも、実用に耐えるレベルに達しない。プルサーマル計画は、完全に破たんしました。結局、このMOX燃料も積んでおくほかありません。
しかし、プルトニウムを狙う勢力もあります。なにしろ、核兵器の材料になるプルトニウムです。高度に訓練された特殊部隊が狙っているかもしれません。おそらく日本の周囲の国にも、そういうことをたくらむ所がないとはいえません。
アメリカはプルトニウムの扱いに最も神経をとがらせていますが、そのアメリカは、日本を「プルトニウム保管地」と考えている節があります。危険なプルトニウムをアメリカ国内に保管しておくことはできません。幸い?、日本という超従順な国があるではないか。わが国(アメリカ)からも遠く離れた極東の地。ここがプルトニウム保管地としては最適だ、という判断です。
かくして日本列島は、いずれ立派な「核のゴミ捨て場」となり、「プルトニウムの世界的保管地」となりそうです。
プルトニウム保管場の問題は、私たちの目から隠され、秘密にされています。しかし、それを推し進めているのが、安倍政権です。私たちが民主主義の手続きに基づく選挙によって選んだ国会議員による、民主的な政権です。私たちが選んだ政権ということになっています。その政権は、憲法も変えて、既得権益勢力が住みやすい国にしようともくろんでいます。私たちが阻まなければ、その方向へすいすいと進んでいきます。阻めるとすれば、7月に予定される参院選です。どこを勝たせるか。どこを負けさせるか、でもあります。
私たちの1票によって、私たちの子孫に、「核のゴミ捨て場」になった日本、「プルトニウムの保管場」になった日本を引き継ぐことになりかねません。
米のポチになり、日本を滅ぼす様な、今の政府は、許せません。
広島・長崎という人体実験場にされたときから。
世界の核支配の中でそのように位置づけられているのだと思います。