生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

・1302 ・嵐の海へ。いかに吹き荒れようとも、日本再生のために出航しよう

2012-07-03 06:23:56 | 日記
おはようございます。

生き生き箕面通信1302(130703)をお届けします。



・嵐の海へ。いかに吹き荒れようとも、日本再生のために出航しよう



 小沢グループ50人が昨日7月2日、民主党離党の届を提出、嵐が予想

される航海へ船出をしました。苦難はあえて覚悟のうえ。日本の未来の

ためには進まざるを得ません。



 さっそく待ち受けていたのは、マスコミのバッシングの嵐でした。今朝

の読売新聞は社会面(35面)トップで「離党 地方冷ややか」「国民理解

得られぬ」「小沢王国でも溝」の見出しを立て、徹底して冷や水を浴びせ

る紙面づくりでした。本格的な日本改革はさせない、という旧体制の意

思を強く示しています。



 読売新聞は旧体制の代表的な広報紙の位置づけとなりました。いわ

ば大本営の宣伝機関。かつては「庶民の新聞」を標ぼうし一般市民の

目線を大切にしようという時代もありましたが、いまでは「市民に教えて

やる。オレについて来い」という、ナベツネ路線で塗り替えられました。



 今日は、テレビのいわゆるコメンテーターもてぐすね引いており、ワイド

ショーなどでここを先途と小沢バッシングを展開することでしょう。かっこ

うのスケープ・ゴートの材料が転がり込んできた、飛んで火にいる夏の

虫、扱いです。テレビに登場する評論家やコメンテーターは、ほとんどす

べてアンシャンレジームの走狗です。既得権益派のお先棒担ぎです。心

ある解説者は、テレビから締め出されています。その選別を行うのは、そ

れぞれの局の編集責任者、ディレクターであり、広告を出稿する電通です。



 マスメディアの動きで注意しておかなければならないのは、野田政権

がますます自民、公明にすり寄り、事実上の大連立政治へ移行するこ

とです。大連立となってしまえば、やりたい放題。財務省をトップとする

官僚政治が思うままに展開できます。シロアリ官僚は高笑いが止まりま

せん。小沢離党の副作用で、日本のコーポラティズムがさらに加速しか

ねません。



 小沢グループは、新党の綱領をまとめる作業に入りました。骨子は、

「増税の前にやることがある。先行増税反対」「原発はゼロへ」「地域主

権」の3本柱となるようです。最大の理念は、「国民生活が第一」。全てを

ここを原点として判断します。だから、アメリカの要求を受け入れるだけ

になりかねないTPP(環太平洋経済連携協定)には極めて慎重であり、

その一方、アジア共同体につながる中国や韓国、あるいはそのほかの

アジアの国々とはEPA,FTAを積極的に推進する。自然エネルギーある

いは海洋資源を開発し、できるだけ早く全原発を廃炉にする。若者の就

労を促進する経済政策に重点を置き、デフレを脱却。



 総選挙は、9月ごろになるのでしょうか。違法選挙区の解消もおこなわ

なければならず、また新年度予算関連法案の成立も図らなければなら

ない。なにより、増税法案を参院で成立させることが欠かせない。野田

政権はすべての局面で追い詰められます。小沢グループの動きがカギ

を握ります。小沢新党は、いかに厳しくとも正道を進み、日本の新しい

未来を切り開くことが使命となるはずです。



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