いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

新しい街でもぶどう記録;第389週

2022年04月23日 18時36分40秒 | 草花野菜

▲ 今週のみけちゃん

▼ 新しい街でもぶどう記録;第389週

■ 今週の武相境斜面

■ 今週の武相境斜面2;奈良長津田線の沿道は八重桜並木

こどもの国駅の西側から長津田駅方面へ南北に走る道路、奈良長津田線がある。この道路の脇は八重桜並木となっていると気づく。


奈良


あかね台

■ 今週の草木花実

■ 今週のコロナ禍推移

コロナ流行以来これまでバスの運転手席の後ろの客席は封鎖されていた。今日は開放されていた。

■ 今週のAI

A-I = Angro - Indian

【4月22日 AFP】インドを訪問したボリス・ジョンソン(Boris Johnson)英首相は22日、防衛や安保に関する協力でインド政府と合意したと発表した。(ソース、 Google)

■ 今週のキリ番

■ 先週の命日


https://twitter.com/granadakanko/status/1514098552867225602


wipipedia 狂女フアナ  愚記事:やれやれ顔のみんなが慢然と彼らの視線を向けている(居眠りしている人も複数だが)先の人物は、カスティーリャ女王・フアナ。

■ 今週借りた本;京女/狂女

先週の愚記事、高橋たか子の『どこか或る家』に続く、高橋たか子。

夫、高橋和巳の回顧。

いまから思えば、誇大妄想の自信家の男と、その男の才能を信すると、二人三脚で走りだしたようなものだ。

さらに、京大紛争の闘士(造反教官)として名をはせた高橋和巳についてのことで、語り草になっているあの文言はこの本にある;

 主人は要するに自閉症の狂人であった。私がこう書いて、驚く人があれば、その人の洞察力がにぶいのである。

▼ 1965-1967年の『逃走論』。 高橋たか子の『高橋和巳の思い出』は15年ばかり早い逃走論だとわかる。おフランス派は逃げるのだ、悪しき場所「日本」から。京都で育った京女の高橋たか子にとって、最初の「悪い場所」は京都をはじめ関西である。新婚の新居に高橋和巳の小松左京ら友人が酒盛りに来る。酒盛りが終わって帰ったはずなのに舞い戻って来てまた酒盛りを始める。高橋たか子は嫌になる。高橋和巳が作家として認められたので上京。鎌倉に1965年に500万円で家を買い、住む。ところが、関西勢がまたやってくる。東京の方がましだと思っていたのに。高橋たか子は1967年にパリへ逃げて行く、日本最悪と思って。

▼ 高橋たか子、『高橋和巳の思い出』。 この本は構想社という出版社から1977年に刊行されている。この構想社は坂本一亀がつくった出版社。高橋和巳は編集者坂本一亀により世に出たと高橋たか子はいっている。高橋和巳を自閉症の狂人と書いた文章は「かわいそうな人だといつも思ったこと」は1971年(昭和46年)に「群像」にでたもの。その他の文章をまとめてこの本となっている。この時期構想社から中村真一郎、武田泰淳、埴谷雄高の本が刊行されている。これの作家は高橋たか子が尊敬する作家たちである。

▼ (おいらからみて)狂女

高橋たか子は、晩年の日記で云っている;

一言で言えば、「フランス人に生まれたかった」ということ。私の存在をあげての、果たされなかった願望!

 

一切が虚無なので。
おまけに日本の一切が俗悪なので。

 しかしフランスが呼んでいる。(フランスこそ虚無を認知している国だが、それゆえにこそ、熱い人間的な(人と人との間の)アスピラシオン[1]がある)

『終わりの日々』

[1] 英語いえば aspiration:
Aspirationといきなり英単語ではあるが、最近知った。なかなかぴったりの日本語が見つからない。辞書では、aspiration= 強い願望、大志、憧れである。上昇志向の願望といったところか。さらには、最近の言い廻しに従うと、「何者かになりたい」欲ともいえる。(愚記事)

 

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