いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

さざんか が咲かない街に生まれて

2017年11月09日 18時58分43秒 | 札幌

B-29が来なかった街に生まれて、と書くおいらは、さざんか が咲かない街に生まれてとも書くべきと今日、確認した。

Google [北海道 さざんか 咲かない]

そもそも、ハイビスカスだって咲かないし、いくら偉大なる札幌でも、咲かない花はいくらでもある。 なにより、おいら(=咲かなかった花)だ。

内地の人は知らないだろうが、北海道ではキンモクセイが咲かない (たとえば、われらが日帝唯二の獲得領地の 北海道 には、キンモクセイはない)。

そして、今日、今さらながら気づいたのであるが、札幌ではサザンカが咲かないのだ。

でも、がきんちょの頃、歌わされた; 

~♪~ サザンカ、サザンカ咲いた道、 ~♪~ たき火だ、たき火だ、おちばたき、~♪~

今日気づいたのだが、道産子は、サザンカ、サザンカ咲いた道なぞ、産まれてこのがたみだこだね(=見たことがない)のに、歌っていたのだ。

そして、なにより、おいらは、たき火をしたことがない。 子供の頃の重大禁忌に「火遊び」があった。 一度、マッチで遊んでいて、親から半殺しの目にあった。

~♪~ サザンカ、サザンカ咲いた道、 ~♪~ たき火だ、たき火だ、おちばたき、~♪~

全く、絵空事の世界であったのだ。

そして、その季節に、われら道産子が、見ていたのは、雪虫である。