■ 今週の看猫
■ 今週の ゾル転
赤池弘次さんは、海軍兵学校 75期 (wiki)。 やはり、海軍兵学校は best & brightest 集団 だったのだ。
そして、75期といえば、広いnet-sphereにて、言及しているのは愚ブログしかないであろう、あの"われらが"ヨシメキさんが同期だ。
Google [ゾル転]
■ 今週知った日本語 なまがみおんな ;
御茶ノ水、ニコライ堂にて。
wikipedia: 生神女
■ 今週知った邦訳語 : 西洋箱柳
都内、葛飾区
■ 今週の並木; ポプラ並木
ポプラ並木: 通りの向かって右側。 都内葛飾区水元公園
■ 今週の森; メタセコイアの森
遠景。 背の高い木々がメタセコイア。
近景。
都内葛飾区水元公園
まだ色づいていなかった。 メタセコイアが紅葉すると橙色―茶色となる。
メタセコイアは残念だったが、幸いにも、その色が別の種の木で認められた。
色づく ラクウショウ (落羽松) [wikipedia]
同じくラクウショウ。
■ 今週の「戦後しぐさ」、あるいは、先祖伝来の贋の骨董品?
愚ブログの楽しみは「江戸しぐさ」の探索である。ここで「江戸しぐさ」とは、昔からあって、ずっと続いていると思われてるが、実は、本当のところは、昨日、一昨日つくった "フェイク" 伝統のことにほかならない。
メタセコイアの森。 森って「悠久」の歴史をもっていそうな印象を与える。事実、ネタではなく、この日この葛飾区の水元公園のメタセコイアの森でこの森の「悠久さ」を口に出して感嘆している人を見た。しかしながら水元公園は1965年に開園。メタセコイアの森の解説表示板には、「1970年頃植林」とあった。
そもそも、現在、(チャイナ大陸の奥地を除く) 地球上のメタセコイアは、第二次世界大戦以降に植林されたものである。なぜなら、メタセコイアは第二次世界大戦中に中国奥地の四川省で人類が初めて出会ったからである。
ただし、メタセコイアの森はただの「江戸しぐさ」でないところがある。これは「皇室しぐさ」ともいうべき「先祖伝来のXの骨董品」的要素がある。
「皇室しぐさ」ともいうべき「先祖伝来のXの骨董品」的要素とは、「天皇号」(例えば、後醍醐は大正時代に「天皇」になった [1])とか「中世・近世とやっていなかった宮中祭事を近代で復活させたもの [2]」という意味である。
[1] 例えば、現在この平成の時代、建武の中興の帝を後醍醐天皇と呼ぶがこれは大正時代に日帝政府が称号を定めたからで、江戸時代は後醍醐院と呼ばれていた。『神皇正統記』においても歴代「天皇」での記述において、第六十二代・村上天皇, 第六十三代・冷泉院とある。その「天皇」号の復活が光格天皇から復活した。幕末の朝廷再興の始まりである。 (愚記事)
[2] 例えば、給桑 、あるいは、そもそも、現世ぬっぽんずんのみんなが"信じている" あの「宮中歌会はじめ」
何が云いたいかというと、昔、「日本」列島 にはメタセコイアの森があった(らしい)。
関東南部地域の鮮新―洪積世のころの植物景観 (右上がメタセコイアの森)
[約258万年前から約1万年前の時代]、 浅間一男、木村達明、『植物の進化』
「日本」列島にあったメタセコイアの森 ➡ Google
その後、「日本」列島のメタセコイアは絶滅。スメロギさまが御降臨され日本ができた頃からずーっとメタセコイアは「日本」にはないのだ。
(「日本」のカッコは、天皇がおらず、かつ国号・日本が発する以前のこの列島を日本列島と呼んでいいのか?という留保を示す)
ところが、終戦直前、メタセコイアが四川省で発見され、かつ、株が育成され世界中に送られ、広まった。 われらがひろひとさんもそのメタセコイアの株をもらった。終戦直後だ。 愚記事より;
この背の高い樹はメタセコイアです。その葉が2枚上の画像です。
「新しい」(1993年竣工)ランドマークタワーと並列した画像をとっても、伸びっぷりのよい背の高さです。 不思議じゃないですか? だって、ランドマークタワーの建設と共に最開発したであろうこの街路樹がこんなに育っているって。
答えは、メタセコイアは伸びが早いんです。なにより、真っすぐ伸びる。優等生です。
そして、実は、メタセコイヤって俗名なんです。メタセコイアってなんか、学名っぽいでしょう。 違うんです。
この木の和学名は、 アケボノスギ。
杉なんですね。 戦後、盛んに植えられました。
ひろひとさんもうたっています;
わが国のたちなほり来し年々に あけぼのすぎの木はのびにけり
で、 メタセコイア、すなわち、大きく伸びて「悠久の育成歴」をあたかも印象付ける大きな木がただの街路樹ではなく森になっているときいたので、その水元公園に行きました。
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