「私に過ちはない。もしあるとすれば、ただ一つ、それは闘いにおいて、おまえたちに破れたことだ」。
文革終焉後の四人組裁判で江青が言ったとされる言葉。
■ 12月8日の今日、すなわち75年前我らが日帝海軍が真珠湾を襲い、それより早く我らが日帝陸軍がコタバルに上陸したこの日、お利巧さまはたんと反省しているときく。例えば、ネットでは加藤陽子教授さま、ラジオでは孫崎享大使さまである。
もちろん無智なおいらは、ざまぁみやがれ!、米英!、と真珠湾やマレー沖海戦での米英主力戦艦の沈没というたかだか「戦術的成果」に溜飲を下げている。
なお、世界的に有名で、かつあの腕時計泥棒で有名な高橋洋一さまの米国での師匠であった、志村五郎も云っている;
しかし開戦に対する私の反応は書くべきであろう。(中略)一二月十日のマレー沖でのイギリス二戦艦プリンス・オブ・ウエールズとレパレスの撃沈が印象に残った。ほかのことは忘れたがこれだけは「痛快だ、ざまあ見ろ」と思った記憶があり、そう思った事を今でも後ろめたくは感じていない。
現代の人は歴史の書物でしか学ばないが、当時の世界地図を見ると大英帝国の領土が驚くべき面積を占めていた。色分けしてあるからひと目でわかるのである。
(愚記事)
何やら、たんと反省しているお利巧さまは、「戦術的」成果に囚われ、300万人の自国民を死に至らしめた我らが日帝の「戦略」を問題にしているらしい。
我らが大日本帝国の1941年12月8日に対米英蘭支宣戦布告と攻撃は、自存自衛のためと称していたらしい。
そして、今から見える結果からして、実際は、自分が破滅する特別攻撃であった。
事実、日帝は瓦解した。
でも、アジア・アフリカを毛唐さまが支配する米英本位の世界秩序を覆そうとする「造反」戦争を施行し、滅びたのだ。 我らがアベちゃんの云うところの「挑戦者」だ。事実、当時、尊皇攘夷派は米英「幕府」を打倒する世界「維新」と云っていたのである。 日帝皇軍=革命造反軍!
その瓦解した日帝の開戦目的についての言い分は、意外にも?、「敵様」の心の中に生き続けるのである。
例えば、あのリー・クアン・ユーは云っている。
The British Empire was supposed to last another 1,000 years in Soouth-east Asia, but collapsed when the Japanese army came in 1942.
(Lee Kuan Yew , The grand master's insights on China, the United States, and the World [Amazon])
つまりは、最近死んだが、今でもアジアで最も発言力のあった政治家であり、グローバリゼーションの旗手であったリー・クアン・ユーは、「その時大英帝国はあと1000年は続くと思われていた。でも、大英帝国は日本軍が来た時瓦解したんだ、(いか@愚訳」)と云っているのだ。
日帝は朝鮮人をして恨みは1000年も続くと言わしめたが、大英帝国は現地の裕福なインテリ青年をして1000年続くと思わしめていたのだ。
そして、その大英帝国によるアジア支配を粉砕したのが、我らが日帝である。 万歳!
それにしても、大日本帝国の大東亜戦争の戦争目的が自存自衛である。そのため「無謀」にも「国力」が数倍優る米英蘭に宣戦布告。
その結果が、帝国の瓦解である。 リー・クアン・ユーに言わせるとアジアでの大英帝国が瓦解したので、抱き付き心中ってことか?!
■ 戦略的に考える
無智なおいらは、戦略的に考えるということがよく分からない。
どうやら、その戦術を採った結果、得をする奴を同定することが、戦略的に考えることの手始めらしい。
だから、我らが日帝の真珠湾攻撃に象徴される対米英戦争勃発の一報を聞いて喜んだに違いない御仁を想定してみた。
チャーチル、スターリン、そして、毛沢東。
ちなみに、驚いた御仁の一人が、ユンガー。 ユンガーはこう云っている;
日本はきっぱりした決意をもって攻撃に打って出ている。おそらく日本にとっては時間がこの上なく貴重なものだがらであろう。私は同盟関係を取り違えていて、驚いた。日本がわれわれに宣戦を布告したのだとの思い違いにときに取り付かれる。事態は袋の中の蛇のようにこんがらがっている。 (愚記事)
そもそも、今では偉大な政治的指導者として称賛される リー・クアン・ユーも、我らが日帝が対米英戦争を起こさず、大英帝国を撃滅しなければ、マレーシアそしてシンガポールはいまだに大英帝国の属領、植民地であり、国家ではないのだ。1942年に「大英帝国はあと1000年は続くと」思っていたのはリー・クアン・ユーだ。
つまりは、日帝の真珠湾攻撃に象徴される対米英戦争勃発が無ければ、今のシンガポールなぞないのだ。
同様のことが、スターリン、毛沢東にも言える。
もし、我らが日帝が対米英戦争を起こさなければ、毛沢東率いる中国共産党は中国大陸全土を支配できなかったであろう(関連愚記事:日帝的鬼子、あるいは、父を求めて三千里 )
ソ連・ スターリンも我らが日帝が対米英戦争を起こしたので、米英と同盟し、戦後秩序の支配者になれた。戦後は数十万人の日帝兵士をシベリアで奴隷労働させ国益をはかった。日帝を撃滅したのは米国なのに。
チャーチル; バカ。
つまりは、我らが日帝の真珠湾攻撃に象徴される対米英戦争勃発の戦略的意義は、毛沢東、リークアンユーのその後の成功のためのものなのだ!!!???
(米国はこの戦争で中国大陸の権益を失った。とても「勝ち組」とはいえない)
▼ 日帝の贈り物; 日帝なかりせば、ありえなかった二人;
対米英戦争の予期せぬ賜り子供たち=共に自由人
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「俺たちに真珠湾攻撃に象徴される対米英戦争発動の過ちはない! ただ、もしあるとすれば、お前たちとの戦争に敗れたことだ!」とケツを捲れなかった人たち; 天皇のために!
● まとめ
太平洋を二分すると豪語しているお支那さまの「真珠湾」攻撃はいつになることやら。
毛沢東を暗殺しようとした林彪の息子、林立果は、「山本五十六」「ああ海軍」みて狂喜し「我々も連合艦隊であり、江田島精神を持たなければならない」と言ったとされる。 愚記事(赤いビニールカバーと使徒、あるいは、林彪やユダ )