今日で、ブログ満十年。
十年前の初投稿記事を見ると気恥ずかしい(恥ずかしいけど、そのままにしてある)。
まず、画像が貼れていない。画像の貼り付けに失敗しているのだ。
レンタルのトランクが今日、届いた。
左は あじさい のデジカメ写真。テスト
いきなり、失敗している。この初投稿記事には画像がない。
後出し;
―10年前に筑波山麓に確かに咲いていたアジサイ―
トランクはこれだ(初投稿の6/30の数日後の状態);
今から見ると、仕事道具ばかりだ。酒っこも入っている。インドでは酒が手に入らないと聞いていたからだ。
■ さて、マルクス。 なぜかしら、初投稿記事でマルクスだ。
気恥ずかしい。
極右なおいらがマルクスが好きな理由は、マルクスの揶揄と罵倒にしびれるからである。
元祖、ヘイト・ スピーチ ライティング、に他ならない。 ウヨは、マルクスを読め!
宇野弘蔵・『経済原論』って超蒸留酒。95%のウオトカなんてものじゃない、共沸蒸留しちゃった99.5%の 工業用エタノール。蒸留前の発酵原酒はもちろん、マルクス・『資本論』。そんなマルクス風味をすっかり切った宇野弘蔵・『経済原論』だけを読んでいたので は、「インドはなぜ、IMFから金を購入するのか」という聞くだけでニコニコしてしまうタイトルのこのニュースを味わうことができない;
宇野弘蔵が理論の純化のためにマルクスの文章から蒸留して切り落としたのは、「資本論」の非アルコール成分の風味である。酒の命であるその風味とは、細 かいマルクスの衒示的具体例記述(conspicuous description !)と、そして何より、揶揄と罵倒である。マルクスはネトウヨの最高のお手本にほかならない。揶揄と罵倒には高度の技芸が必要だ。まず罵倒したい相手を理 解しなければいけない。さもないと、相手の弱点や欺瞞がわからないからだ。 (愚記事;宇野弘蔵と蓮舫)
(ところで、上図のトランクにはウヲトカかジンが入っている。)
今、「使っている」『資本論』は、河出書房の世界の大思想18だ。長谷部文雄訳である。おいらは岡崎次郎訳で育ったが、筑波山麓に来て(100円で)買ったこの本は全1冊なので、使いやすいのだ。
よく出鱈目に開いては読む。期待を裏切ることなく、おもわせぶりなことがどこかしこに書いてある。例えば;
たとえば、イギリスの農村では、いまなおしばしば、労働者が、自宅の小さい前庭で労働することによって安息日を冒涜したという理由で、禁固の刑に処せられることがある。 第一部、第一編、第八章 労働日
なお、この本はおいらが生まれる前に慶應義塾生協で購入されている、と書き込みでわかる。そして、この本にはこの書き込み以外一本の線も引いていない。一言のメモもないことは言うまでもない。今なおきれいで頑丈。購入者(めずらしい苗字)の印鑑も押してある。
購入者(めずらしい苗字)をネット検索したが、出てこなかった。