いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

ぶどうの木再生日記;第14週目

2013年06月22日 11時03分03秒 | 草花野菜

今年は実は期待できない。でも、極微の実ができていた。例年の今頃のぶどうの実→過去画像

▼ 今週の看猫


最近、よく出会うエリザベス猫。「おひかえなすって」と言っているにちがいない。
 でも、ちょっと、まったが、仁義を切る口上は、なかった...
      というか、流れ者のおいらこそが、仁義を切らねばいけなかったのだ。
      シャッターばかりきって、ごめんなさい。

▼ 今週の草木花


  - 筑波山麓のあじさいはまだ三分咲き -

▼ 今週の好事

今週の猫々センセブログ(6/22)で、外山継男、『サビタの花』が言及されていた。誰も知らないょ、外山継男、『サビタの花』。その証拠に、ブログ検索しても、ヒット数ゼロである(投稿数時間後、 but me となった)。外山継男、『サビタの花』の副題は、ロシア史における私の歩み、である。学者さまの自伝だ。 おもしろい。 1934年、神田の生まれょ (神田の外山っていうから、やっぱ、幕臣の子孫なんだろうか?)。 その自伝では、その学者さまが、1960年代はじめに世界のいろんなところに行く。今じゃ、日本円が高くなったことと、冷戦が終わったことの2つの理由で、普通の人でも難なくいける場所だ。

猫々センセは、「童貞、東大、フランス語、土井先生」という認識上のチャンネルでこの外山継男、『サビタの花』に遭遇し、猫々センセにとって好都合の情報を得たのだ。

おいらはの認識上のチャンネルは、「学者さま、内地人の見たサッポロ」だ。

外山継男、『サビタの花』にある;

 山のふもとのこの梅林のあたりは、カッコーがよく鳴いていたが、時としてこの鳥は真夜中にも鳴くことがあった。なかなか寝つけない夜など、寝床のなかでカッコーの鳴くのを聞いていると、「ああおれもとうとう札幌に来たんだな」と、ひとしきり感慨にふけったものだった。

札幌っ子であれば、初夏に、すなわちライラックの花がくたびれたころから、カッコーが烈しく鳴きだすのを知っているだろう。そして、しばしば、まだ夜が明けぬうちから、カッコーが鳴き始めることも知っているだろう。札幌の初夏の「夜中」3時は、夜が明けはじめる。でも、カッコーが夜中に鳴くことを文章化した例はあるのだろうか? やはり、「内地」の「文人」の「札幌体験」なのである。 ところで、上記文章は、相当「性的」文章である。そもそも、なぜ鳥が鳴くのか?独身男性が夜中に寝つかれず煩悶(?)としているのか。鳥のように夜中から鳴いているのはおまえのリビドーだろう、って文章。

 最近のおいらは、近所で、カッコーが鳴かないことに、「ああおれもとうとう内地に来たんだな」と、ひとしきり感慨にふけっているのだ[#1]。

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[#1] 少し、ウソ。 筑波山麓でカッコーが鳴いているのを聞いた。2005年頃。