2・26事件で、明治維新に習い天皇を戴き政治体制を一新しようとした日帝陸軍兵士によって、殺害された蔵相・高橋是清。
仙台・伊達家の足軽の子として江戸で育った。
是清クンは、竹雀(伊達家の家紋のひとつ)系だっちゃ。
維新のころはガキンチョだったのだろう。長じてヘボン(ローマ字のヘボン式)の学校で学び、その後渡米。「奴隷」契約にサインしてしまって、たいへんな目にあったこともあったようだ。(ちなみにHepburnはローマ字の形式名のときはヘボン、『ローマの休日』ではヘップバーンとなります。)
薩長のいんちき政権に抵抗し、奥羽越列藩同盟をつくった仙台・伊達家。
そんな、むつひと帝をダシとしたクーデターから68年後、
またしても、天皇を戴く狂信集団の犠牲者です。1936年。
1868年のクーデターでの竹雀犠牲者。
例えば、玉虫左太夫。
幕府の小栗忠順らと遣米使節団として渡米、世界一周をして、米国で近代社会の洗礼を受け、帰国。
薩長のいんちき国家捏造に遭遇。
当然、理を通す。
その結果、敗北、切腹。
テロ起源国家・大日本帝国の発足を許してしまう。
狂気のすめろぎ勢力に、理性で抗した仙台系の高橋や玉虫であるが、彼らに共通なのは米国体験。
ん~。
近代理性か、狂気のすめろぎ、って救いのない選択だな~。
明日は狂気の発祥の地、探訪記だ~!(予定
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