いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

ぐるっとパス2023: [その9] アクセサリーミュージアム、郷さくら美術館、目黒区美術館、五島美術館

2023年06月19日 19時08分42秒 | 東京・横浜

ぐるっとパス2023年。 第9日目。
ぐるっとパス2023: [その1] 東洋文庫ミュージアム、六義園(りくぎえん)、旧古河庭園、旧岩崎邸庭園
ぐるっとパス2023: [その2] 東京都庭園美術館、泉屋博古館東京、大倉集古館
ぐるっとパス2023: [その3] 帆船日本丸/横浜みなと博物館、そごう美術館 さくらももこ展
ぐるっとパス2023: [その4] 神代植物公園、八王子美術館
ぐるっとパス2023: [その5] 町田市立国際版画美術館
ぐるっとパス2023: [その6] 松涛美術館、長谷川町子美術館
ぐるっとパス2023: [その7] 熊谷守一美術館、古代オリエント博物館、永青文庫
ぐるっとパス2023: [その8] パナソニック汐留美術館/ジョルジュ・ルオー、WHAT MUSEUM/ ART de チャチャチャ 高橋龍太郎コレクション

ぐるっとパス9日目。東横線で祐天寺駅に降りる。歩いて、アクセサリーミュージアム(目黒区上目黒4丁目33番12号)。装飾品の私的博物館。当方、装飾品には全くなじみがないのだが、覗いてみた。静かな住宅街にあった。その後、歩いて、蛇崩川緑道などを通り、中目黒駅へ。その東の目黒川を渡る。郷さくら美術館。日本画の美術館。新作展示。こちらも私的美術館。この後、中目黒駅からバスで、権之助坂を登坂するバスに乗り、目黒駅へ。お昼ご飯。昼食後、歩いて、権之助坂を下り、目黒川を渡りそして川に沿い北上し、目黒区美術館へ。その後、目黒駅に戻り、目黒線・大井町線に乗り、上野毛へ。歩いて、五島美術館へ。

■ 46 アクセサリーミュージアム

私的にコレクションした1830~2000年代に至る近代ファッション150年余のコスチュームジュエリーを文化・風俗といった時代考証を加えて展示」(「当館について」 から)

▼ Mariko Kohga展 (web site

甲賀 真理子(こうが まりこ)wikipedia

甲賀 真理子(こうが まりこ、1949年7月30日[2] - )は、日本のファッションデザイナー[3]。広島県豊田郡安浦町(現・呉市)出身。広島県立呉三津田高校 - 東京学芸大学中退。1973年、文化服装学院卒業。

1974年、ニコル入社。ニコルブランド担当デザイナーとなる。1979年、ZELDA(ゼルダ)のチーフデザイナーに就任。年2回のコレクションを発表。1986年、同社取締役。ゼルダをMARIKO KOUGAと改め、1989年、マリコ・コウガ・アールを発表。1998年、ニコルを退職し、(株)マリコ・コウガを設立した。 

坂本冬美さん、中森明菜さんゆかりの衣装も展示-甲賀真理子氏のデザイナー歴50周年を記念し、そのセンスとデザインを体感する企画展「Mariko Kohga展」を開催 

■ 45 郷さくら美術館

「日本画」に軸足を置きながら各々のフィールドで活動する作家10名が集い、グループ展『FROM』を立ち上げました。大作制作を梃子として、枠にとらわれない自由な絵画表現を追求し、作家同士が互いに研鑽を積む場所になればと思います。

 今、いわゆる「アート」は一般に広く、素早く、手軽に触れられる環境にあります。目まぐるしく作品が消費されていくその渦中にあって、腰を据えて制作に向き合い、作品づくりの母胎となる場所が必要だと考えました。

 私たちは「日本画」という創造過程の中にいます。それぞれの問題意識とアプローチの違いが並置され、ぶつかり合い、響き合う中に現代の「日本画」が立ち現れることを期待しています。ABOUT

目を引いた「山浦めぐみ《Thanks, Charlie》2023年」については先日の記事で。

■ 44 目黒区美術館

展覧会の概要  OVERVIEW

戦前の日本人画家の欧米への留学中の作品を収集方針に掲げる目黒区美術館は、ベルギーに留学した太田喜二郎の作品を収蔵しています。当時、パリ留学が主流であった中で、少数ですが、太田と同様にベルギー留学した芸術家がいました。画家の児島虎次郎と、彫刻家の武石弘三郎です。太田と児島は、ともにゲントの王立美術学校に通い、ベルギーの印象派の画家、エミール・クラウスからも学びます。武石は、ブリュッセル王立美術学校を優秀な成績で卒業し、帰国後は肖像彫刻家として人気を博しました。戦前の日本で「炭坑夫の彫刻家」として人気のあったベルギーの彫刻家、コンスタンタン・ムーニエの日本への紹介でも知られています。この度は、この3人の作家と彼らに関連するベルギーや日本の作家以外に、当時の印刷物による紹介や展示などにも着目し、戦前の日本におけるベルギー美術の受容について探ります。目黒区美術館 web site

■ 47 五島美術館

五島美術館について 建物、庭園 公式web site

建物(本館)は、和様空間の案出に秀でた芸術院会員・吉田五十八(よしだいそや 1894-1974)が設計しました。王朝貴族の建築様式である寝殿造の意匠を随所に取り入れた建物は、近代建築史における貴重な建造物として注目されています。昭和36年(1961)には第二回建築業協会賞を受賞しました。それから約半世紀を経た平成24年(2012)、開館当初の姿を可能な限り留めながら館内設備を刷新し、展示室を増設するなど大規模な改修を果たしました。2013年度グッドデザイン賞(グッドデザイン・ベスト100)を受賞しています。

敷地は庭園を含めると約6000坪。武蔵野の雑木林が多摩川に向って深く傾斜する庭園には、「大日如来」や「六地蔵」など伊豆や長野の鉄道事業の際に引き取った石仏が点在し、ツツジ、枝垂桜など、季節ごとに多彩な花を咲かせます。散策路には明治時代に建てられた茶室「古経楼」(こきょうろう)や、慶太翁が古材を使用して作らせた立礼席の茶室「冨士見亭」<共に非公開>があり、これらは様々な茶会に利用されています。この2つの茶室は五島美術館本館と共に、平成29年(2017)10月27日付をもって国の登録有形文化財(建造物)になりました。

見た展示:館蔵 近代の日本画展。展示は撮影禁止 

 

庭に出る。段丘崖に跨る敷地。

 


ぐるっとパス2023: [その7] 熊谷守一美術館、古代オリエント博物館、永青文庫

2023年06月07日 19時40分49秒 | 東京・横浜

 

ぐるっとパス2023年。 第8日目。
ぐるっとパス2023: [その1] 東洋文庫ミュージアム、六義園(りくぎえん)、旧古河庭園、旧岩崎邸庭園
ぐるっとパス2023: [その2] 東京都庭園美術館、泉屋博古館東京、大倉集古館
ぐるっとパス2023: [その3] 帆船日本丸/横浜みなと博物館、そごう美術館 さくらももこ展
ぐるっとパス2023: [その4] 神代植物公園、八王子美術館
ぐるっとパス2023: [その5] 町田市立国際版画美術館
ぐるっとパス2023: [その6] 松涛美術館、長谷川町子美術館

ぐるっとパスを利用した都内めぐり。池袋・目白方面。地下鉄・副都心線で要町駅に行く。初めて。最初に熊谷守一美術館。その後、歩いて池袋駅へ。JR線をくぐって、「サンシャインビル」付近へ。古代オリエント博物館。この後、都電で早稲田へ。北上。神田川を渡る。肥後細川庭園へ。園内の段丘崖を上がり、永青文庫へ。帰りは、歩いて地下鉄・雑司が谷駅へ。雑司が谷駅は副都心線の駅で、ホームに降りるため4つのエスカレータを下った。副都心線は深い。なにしろ、あの地上より高いところを地下鉄が走っている渋谷駅で一番最底辺の地下を走っている。

■ 熊谷守一美術館

豊島区立熊谷守一美術館公式web site

熊谷 守一(くまがい もりかず、1880年〈明治13年〉4月2日 - 1977年〈昭和52年〉8月1日)は、日本の画家。日本の美術史においてフォービズムの画家と位置づけられている。しかし作風は徐々にシンプルになり、晩年は抽象絵画に接近した。富裕層の出身であるが極度の芸術家気質で貧乏生活を送り、「二科展」に出品を続け「画壇の仙人」と呼ばれた。勲三等(辞退)、文化勲章(辞退)。(wikipedia)

1900年(明治33年)、東京美術学校に入学。同級生に青木繁、山下新太郎らがいる。

 

美術手帖 色彩と線を振り返る 。 椹木野衣が見た、「熊谷守一美術館30周年展」2015   椹木野衣

なんでも、昭和天皇は守一の絵の熱心なファンだったというのだ。本当にそうだったのか確かめたわけではないが、生物学者でもあった昭和天皇なら、十分にありうる話だ。

■ 古代オリエント博物館


Google map

▼ ロゼッタストーンのレプリカ

Google ハエ 護符 エジプト

■ 永青文庫

公式 web site 永青文庫

永青文庫(えいせいぶんこ)は、東京都文京区目白台にある、日本・東洋の古美術を中心とした美術館。旧熊本藩主細川家伝来の美術品・歴史資料、16代当主細川護立の蒐集品などを収蔵展示研究、運営主体は公益財団法人永青文庫。理事長は18代当主の細川護熙(元内閣総理大臣)。 wikipedia

館内や展示物は一切撮影禁止。

わび茶の大成者・千利休(1522~1591)は多くの武将と交流し、茶の湯を指南しました。細川家とも関わりが深く、初代藤孝(ふじたか)(幽斎〈ゆうさい〉、1534~1610)より親交を結び、「利休七哲」の一人に数えられる2 代忠興(ただおき)(三斎〈さんさい〉、1563~1645)は、高弟として利休のわび茶を継承しました。以降、細川家では茶の湯が嗜まれ、永青文庫には大名家伝来の様々な茶道具が所蔵されています。

本展では、千利休が所持していた「唐物尻膨茶入 利休尻ふくら」や「瓢花入 銘 顔回」をはじめ、利休と細川三斎ゆかりの名品を中心に、細川家に伝わる茶道具の数々を展覧。近現代の細川家四代(16代護立〈もりたつ〉、17代護貞〈もりさだ〉、当代護熙〈もりひろ〉、護光〈もりみつ〉)が手掛けた茶碗なども紹介し、代々継承されてきた茶の美意識に迫ります。

さらに、2021年に発見された、武将茶人・古田織部(ふるたおりべ)(1544~1615)から細川三斎に宛てた貴重な手紙を初公開するほか、今年は細川家にゆかりの深い沢庵宗彭(たくあんそうほう)(1573~1645)の生誕450年にあたることから、沢庵の墨蹟を特別に展示します。 (公式 web site)

 


ぐるっとパス2023: [その6] 松涛美術館、長谷川町子美術館

2023年05月28日 18時27分43秒 | 東京・横浜

ぐるっとパス2023年。 第6日目。
ぐるっとパス2023: [その1] 東洋文庫ミュージアム、六義園(りくぎえん)、旧古河庭園、旧岩崎邸庭園
ぐるっとパス2023: [その2] 東京都庭園美術館、泉屋博古館東京、大倉集古館
ぐるっとパス2023: [その3] 帆船日本丸/横浜みなと博物館、そごう美術館 さくらももこ展
ぐるっとパス2023: [その4] 神代植物公園、八王子美術館
ぐるっとパス2023: [その5] 町田市立国際版画美術館


■ 94  松涛美術館

建物の全景を撮るのが難しい。広角のレンズでもないと無理。Googleの3Dで見ても、周囲の建物に邪魔されてきれいな全景画像が得られない。

建築は、白井晟一[せいいち](wikipedia)。戦前にパリで林芙美子と支那めしを食べていた御方。

建物の解説については、こちら☛;建築そのものがアート。 1981年に時を巻き戻した松濤美術館で 建築家・白井晟一の美意識に触れる

上から見ると、建物の中心には空間があることがわかる。円柱状の空間ができている。

 

「エドワード・ゴーリーを巡る旅」展 (web site)

不思議な世界観と、モノトーンの緻密な線描で、世界中に熱狂的なファンをもつ絵本作家エドワード・ゴーリー(Edward Gorey,1925–2000)。近年、日本でも『うろんな客』『不幸な子供』などの絵本が次々と紹介されてきました。ゴーリーは、自身がテキストとイラストの両方を手がけ主著(PrimaryBooks)以外にも、挿絵、舞台と衣装のデザイン、演劇やバレエのポスターなどに多彩な才能を発揮しました。本展は、そんな作家の終の棲家に作られた記念館・ゴーリーハウスで開催されてきた企画展から、「子 供」「不 思 議な生き物」「舞 台 芸 術」などのテーマを軸に約250点の作品で再構成するものです。米国東海岸の半島に残る古い邸宅へと旅するように、達観したクールな死生観を持つ謎めいた作品との邂逅をお楽しみください。 展覧会チラシより)

展覧会は撮影禁止だった。

上述の円柱状の空間。

■ 長谷川町子美術館

長谷川町子美術館(はせがわまちこびじゅつかん)は、『サザエさん』の作者として知られる漫画家・長谷川町子(1920年 - 1992年)と姉の長谷川毬子(1917年 - 2012年)が集めた美術品を展示している個人美術館である。所在地は東京都世田谷区桜新町1丁目30番6号。一般財団法人長谷川町子美術館によって運営され、1993年より解散した姉妹社に代わって長谷川町子作品の著作権管理を行なう。

美術品の他、漫画の原画や菊人形、絵画、磯野家の間取りのミニチュア、サザエさんのアニメの映像が見られるコーナーがある。  (wikipedia)

長谷川町子美術館公式 web site

道を挟んで、美術館と記念館がある。館内の撮影はかなり(ほとんど)制限されている。

美術館は長谷川町子三姉妹が集めた美術品の展示。加山又造、三栖右嗣などの作品が展示されている。収集作品は多数で、そのうちの一部を展示しているらしい。収蔵コレクションを行っている(web site)。

 


ぐるっとパス2023: [その5] 町田市立国際版画美術館

2023年05月22日 19時47分45秒 | 東京・横浜

ぐるっとパス2023年。 第5日目。
ぐるっとパス2023: [その4] 神代植物公園、八王子美術館
ぐるっとパス2023: [その3] 神代植物公園、八王子美術館
ぐるっとパス2023: [その2] 東京都庭園美術館、泉屋博古館東京、大倉集古館
ぐるっとパス2023: [その1] 東洋文庫ミュージアム、六義園(りくぎえん)、旧古河庭園、旧岩崎邸庭園

公式 web site:自然という書物 15~19世紀のナチュラルヒストリー&アート

展覧会概要

「自然という書物」展は、15世紀から19世紀までの西洋のナチュラルヒストリー(自然誌/博物学)とアート(美術/技芸)のつながりに注目し、人間が表してきた自然のすがた・かたち(画像)を紹介する展覧会です。

 古くから人間は自然物や自然環境―動物や植物、肉眼では捉えることができない微小な生物、地球上の地勢や地質などを記録してきました。言葉と絵によって描写された自然の似姿の普及に、活字と版画などの印刷技術が大きな役割を果たしてきたことも特筆すべきでしょう。さらに自然は美術の霊感源となってきました。美術の表現手法が、自然の図解に用いられてきたことも見逃せません。

 ナチュラルヒストリーとアートのつながりによって西洋の紙上に築かれてきた、自然のすがた・かたちのビオトープ(生息空間)ともいうべき世界を、この機会にぜひご堪能ください。 上記web site より

▼ 2章より

バシリウス・ベスラー『アイヒシュテット庭園植物誌』より一葉 (初版1613年) 銅版・手彩色 コノサーズ・コレクション東京 (公式web site より)

第2章 もっと近くで、さらに遠くへ―17、18世紀

 17世紀に入ると、望遠鏡や顕微鏡といった光学器械が、肉眼では捉えることのできなかった自然の細部に光をあてました。また、1492年のコロンブスによる新大陸の発見を嚆矢とする「大航海時代」を経て、記述/描写の対象となる自然の範囲が広がっていったことも見逃せません。より詳細に、より精緻になっていく自然へのまなざしと軌を一にするかのように、書物の挿画に用いられる技法も、木版画と比べて精緻な表現が可能な銅版画が主流となっていきました。

■ 3章より



第3章 世界を分け、腑分け、分け入る―18、19世紀

 18世紀は、記述/描写された自然を分類・解剖していく時代となりました。転機となったのが、1735年に刊行されたリンネの『自然の体系』です。1749年から刊行が始まったビュフォンの『博物誌』とあわせて、今日に通じる動植物の分類体系の礎が築かれたといえるでしょう。さらに新たな観測器具や画家を伴った探検家の世界周航と、多色刷りの進歩やリトグラフ(石版画)の発明といった版画技法の発展等が、さまざまな地域の自然物と自然環境の解像度を高めていきました。

▼ 4章より

先日八王子美術館でミュシャをみたが、今日もあった。

第4章 デザイン、ピクチャレスク、ファンタジー

 15~19世紀の西洋において、自然のすがた・かたちは、実にさまざまな手法で描写されてきたといえます。動植物は書物の中で図説されるだけではなく、装飾モチーフとして紙面を彩る存在でもありました。自然へのまなざしが美術のなかに反映されたり、美術の表現手法が自然の図解に用いられたりした例も少なくありません。自然の造形を活かした「デザイン」、自然を絵画的に表現する「ピクチャレスク」、自然を霊感源とした「ファンタジー」といったキイワードから、自然と美術のつながりを紐解きます。

 

★ artscapeレビュー「自然という書物 15~19世紀のナチュラルヒストリー&アート」

 

常設展示

◆ 日本の自然と多色摺版木の世界

開催者の web site 「日本の自然と多色摺版木の世界」

神坂雪佳 (wikipedia)『百々世草』


東京散歩:JR横浜線 成瀬駅 ⇒ 芹が谷公園・国際版画美術館 ⇒JR 町田駅

2023年05月21日 13時12分28秒 | 東京・横浜

JR横浜線 成瀬駅から町田駅まで散歩した。町田市立国際版画美術館に行くためだ。地形的おもしろさは、JR横浜線は武蔵野台地を走っているが、横浜線より南西側が武蔵野面で北東側が立川面(この記事の図3)。 芹が谷公園は開析谷。そこに版画美術館がある。この谷から武蔵野面に登る崖がある。

1;JR横浜線成瀬駅、2;松葉谷戸公園、3;高ケ谷交差点、4;高ケ谷5丁目、5;町田市立国際版画美術館/芹が谷公園、6;原町田、7;JR町田駅


地形図


1960年代の航空写真。 成瀬駅がまだない。町田駅は現在の位置ではない。

■ 1;JR横浜線成瀬駅 ⇒ 2;松葉谷戸公園

東京都町田市成瀬駅付近、 パン「ブラウニー」。

ブラウニーは焼きたてパンと手作りサンドウィッチが自慢の、地元のお客様に愛されるパン屋さんです。

■ 松葉谷戸公園

町田市金森東の町の北東端、横浜線の線路南側に「松葉谷戸公園」という公園がある。そのほぼすべてを鬱蒼とした雑木林が占め、その名が示すように北東側には「谷戸」を抱えている。園路を辿れば気軽に雑木林散策を楽しむことができる。豊かな自然が魅力の公園だ。横浜線沿線散歩 様より)

地形図からわかるように、この松葉谷戸公園とJR横浜線を挟んでいる松葉公園は切通しになっている。元は谷戸であったこの箇所の丘の部分を切通しにしてJR横浜線を通したのだろう。

■ ⇒ 3;高ケ谷交差点 ⇒ 4;高ケ谷5丁目

JR横浜線を渡るための踏切。

JR横浜線は台地を走っている。なので、踏切を渡っても、さらに下り斜面と坂が続く。恩田川が流れる低地へ下る。

▼3;高ケ谷交差点



■ ⇒ 5;町田市立国際版画美術館/芹が谷公園

▼ 段丘崖

■ ⇒ 6;原町田

■ ⇒ 7;JR町田駅

■ まとめ

東京都 町田市 成瀬ヶ丘 金森東 高々坂 原町田


ぐるっとパス2023: [その4] 神代植物公園、八王子美術館

2023年05月19日 06時01分20秒 | 東京・横浜

 

ぐるっとパス2023年。 第4日目。

ぐるっとパス2023: [その3] 帆船日本丸/横浜みなと博物館、そごう美術館 さくらももこ展
ぐるっとパス2023: [その2] 東京都庭園美術館、泉屋博古館東京、大倉集古館
ぐるっとパス2023: [その1] 東洋文庫ミュージアム、六義園(りくぎえん)、旧古河庭園、旧岩崎邸庭園

■ 神代植物公園

春のバラフェスタ2023は昨日の記事にした。主にバラ以外の画像と昨日載せなかったバラ画像を。

神代植物公園からバスで調布駅へ。調布駅から京王線で八王子へ行った。

■ 八王子美術館

web site

アルフォンス・ミュシャ、(1860年7月24日 - 1939年7月14日)は、チェコ出身でフランスなどで活躍したグラフィックデザイナー、イラストレーター、画家。

アール・ヌーヴォーを代表する画家で、多くのポスター、装飾パネル、カレンダー等を制作した。ミュシャの作品は星、宝石、花(植物)などの様々な概念を女性の姿を用いて表現するスタイルと、華麗な曲線を多用したデザインが特徴である。Wikipedia

▼ 汎スラブ主義

アメリカの富豪チャールズ・クレーン(英語版)から金銭的な援助を受けることに成功し、財政的な心配のなくなったミュシャは1910年、故国であるチェコに帰国し、20点の絵画から成る連作『スラヴ叙事詩』を制作する[5]。 。この一連の作品はスラヴ語派の諸言語を話す人々が古代は統一民族であったという近代の空想「汎スラヴ主義」を基にしたもので、この空想上の民族「スラヴ民族」の想像上の歴史を描いたものである。スメタナの連作交響詩『わが祖国』を聴いたことで、構想を抱いたといわれ、完成までおよそ20年を要している。wikipedia

▼ 『ロシア復興』

リトグラフ 1922年

チェコ時代

"聖母子"と"ピエタ"
 「幼子イエスを抱く 聖母マリア」を思わせるポスターは 「ロシアは救われねばならない」 とラテン語で呼びかけています。
 ロシアでは1917年の革命後も内戦の混乱が続き、戦時共産主義導入によって農業と工業が崩壊、燃料危機、食糧危機をもたらし、1920年の大凶作、さらに1921年から1922年には多数(100万~500万人)の餓死者が出るロシア飢饉に陥りました。
 経済が破綻したロシア救援の活動が党派を超えて国際的に呼びかけられました。
 抱かれている幼児は救援を待っている子どもたちであり、同時に4才の新生ロシア(ロシア・ソヴィエト共和国 後のソヴィエト社会主義共和国連邦(1922年12月30日成立))をあらわしています。
 幼児が腕をだらりと下げているのは、眠っているのではなく 死んでいることをあらわす絵画表現(腕の状態によって眠りと死を描きわける西洋絵画の約束事)です。このポスターが「聖母子」だけでなく「ピエタ」 (十字架で死んだイエスの遺体を抱いて悲しむ聖母マリアの像) を思い起こさせるため、欧米キリスト教圏の人々に強く訴えかけます。(ミュシャの『ロシア復興』と同じく、幼子イエスが手をだらりと下げて"ピエタ"を思わせる"聖母子像"にはパルミジャニーノの『首の長い聖母』があります。)
誰にもわかるように
 ミュシャは、どの国でも理解できるように「聖母子」と「悲しみの聖母」のダブル・イメージでポスターを描き、キリスト教世界共通の古典語ラテン語でロシア救済を訴えました。この呼びかけにこたえてアメリカが食料船を送ったのをはじめロシア農民救援の募金運動が世界各国で広がり、さらにロシアとドイツの国交が回復してイギリス、イタリア、中国(中華民国)、日本などがソビエト連邦を正式に承認するきっかけにもなりました。(web site) << ミュシャを楽しむために Web Site

アルフォンス・ミュシャ展

19世紀末パリ、ベル・エポック(美しき時代)を彩り、アール・ヌーヴォーを牽引したアルフォンス・ミュシャ。1860年、民族意識の色濃いモラヴィア地方の村イヴァンチッツェ(現チェコ共和国)に生まれたミュシャは、27歳のときパトロンの援助を受けパリ留学を果たします。その後援助が終了すると、挿絵画家として細々と生計を立てていましたが、34歳のとき転機が訪れます。当時パリで名高い女優サラ・ベルナールの舞台「ジスモンダ」の宣伝用ポスターを手掛けたことで、一躍時代の寵児となったのです。貼ったそばから剥がされるほど反響を呼んだミュシャのポスターは、サラの心をも掴み6年間のポスター制作契約を結ぶに至ります。
サラとの仕事で名を馳せたミュシャのもとには、ポスターはもとより装飾パネル、カレンダー、商品パッケージなど様々なデザインの依頼が殺到します。とりわけ装飾パネルは、リトグラフで制作することで大量生産と安価での販売が可能になり、それまで富裕層の特権であった芸術を、一般市民にまで広める役割を果たしました。そして何より、優美な女性像と草花の有機的な曲線美を活かしたデザインは、「ミュシャ・スタイル」としてひとつのデザインのジャンルを確立し、ついにミュシャはアール・ヌーヴォーを代表する芸術家(ポスター画家、デザイナー)にまで昇りつめます。
1900年には第5回パリ万博において、ボスニア・ヘルツェゴビナ館の装飾および、オーストリア=ハンガリー帝国のためのポスター制作の依頼を受けます。特にボスニア・ヘルツェゴビナ館の装飾は、晩年の《スラヴ叙事詩》制作の足掛かりとなりました。ミュシャはこの後商業的な仕事からは距離を置き、後半生を祖国チェコとスラヴ民族に捧げることになります。
1906年以降アメリカに拠点を移したミュシャは、《スラヴ叙事詩》制作のための資金の目途が立つと、1910年チェコに帰国します。祖国に戻ったミュシャは《スラヴ叙事詩》制作と並行して、プラハ市民会館の壁面装飾のほか、1918年にチェコスロヴァキア共和国が独立すると、切手や紙幣など新国家に関連するあらゆるデザインを無報酬で引き受けました。こうした姿勢は、パリ時代に芸術を一般市民も親しめるものにしたいと尽力した姿と重なり、ミュシャが「民衆のための芸術」という信念を終生貫いたことを表しています。
本展では、パリ時代の華やかなポスター、装飾パネルをはじめ、画学生の手引きになるようにと制作された『装飾資料集』などを中心に、祖国発展のため手がけた切手や紙幣のデザイン、《スラヴ叙事詩》のパネルなどを通して、後半生を捧げた祖国チェコへの献身にも焦点を当てます。 (web site)

 


春のバラフェスタ2023 神代植物公園  

2023年05月18日 06時37分22秒 | 東京・横浜

神代植物公園 「春のバラフェスタ」へ行くのは、今年で7回目(2015年2016年2017年2018年2019年2022年)。2020年と2021年はコロナで中止。

去年ほどではないが、行列ができていた。券売機への行列。「ぐるっとパス」を利用するので、行列に並ばずに、すぐ入れた。

はれ。29℃。

■ 深大寺そば

初めて行った。この店は初めて神代植物公園に来た2015年から目に入っていた。

深大寺そば きよし web site 

特製鴨せいろ。 鴨のローストがやわらかかった。そばは細い。


ぐるっとパス2023: [その3] 帆船日本丸/横浜みなと博物館、そごう美術館 さくらももこ展

2023年05月14日 20時21分09秒 | 東京・横浜

A:帆船日本丸/横浜みなと博物館   B:そごう美術館 さくらももこ展

日本丸(にっぽんまる、英語: Nippon Maru)は、日本の航海練習船で4檣(しょう)バーク型の大型練習帆船。

1930年(昭和5年)1月27日、兵庫県神戸市の川崎造船所で進水。その美しい姿から、「太平洋の白鳥」や「海の貴婦人」などと呼ばれていた。日本丸は約半世紀にわたり活躍し、1984年(昭和59年)に引退。航海練習船としての役割は日本丸II世が引き継いだ。姉妹船として海王丸がある。2017年(平成29年)9月に国の重要文化財に指定された。wikipedia

太平洋戦争が激化した1943年(昭和18年)に帆装が取り外され、大阪湾、瀬戸内海にて石炭などの輸送任務に従事した。

戦後は海外在留邦人の復員船として25,428人の引揚者を輸送した[1]。遺骨収集にも携わった。

1950年(昭和25年)に勃発した朝鮮戦争では米軍人や韓国人避難民の輸送といった特殊輸送任務に従事した。 (wikipedia)

[1] 日本丸は中国・上海を皮切りにシンガポール、台湾などを巡り2万人以上の引き揚げ者を輸送。三原さんは「ボットム」と呼ばれる雑用係として働いた。印象深いのは、大勢の日本人を乗せた上海での光景。「命からがらという人だらけだった。日本から船が来たのでどれだけ喜んだだろう」。(カナロコ)

帆船日本丸 web site

■ 横浜みなと博物館

▼ フェンスの向こうのアメリカ

横浜みなと博物館は撮影禁止。でも、どうしても撮りたかった展示。ゆるしてください。

進駐軍家族の写真の実物大スケールの写真の手前に本物のフェンスが置いてある。展示の一環だ。つまり、フェンスの向こうのアメリカを再現しているのだ。

■ 横浜みなと博物館 ⇒ 横浜美術館前 ⇒ みなとみらい大通り/みなとみらい大橋 ⇒ ベイクオーター

■ 横浜そごう

 


ぐるっとパス2023: [その2] 東京都庭園美術館、泉屋博古館東京、大倉集古館

2023年05月03日 11時39分40秒 | 東京・横浜

ぐるっとパス2023年、使用第1日目に続く、第2日目。以下3か所に行く;

 ぐるっとパス2023 案内 web site の pdf

■ 東京都庭園美術館

東京都庭園美術館は、東京都港区白金台にある都立美術館である。旧朝香宮邸(きゅうあさかのみやてい)とも呼ばれる。wiki

2010年の展示「ロシア構成主義のまなざし」に行ったときの愚記事(アール・デコの館でロシア構成主義

▼ ウィンターガーデン特別公開

▲ 以上、ウィンターガーデン

大きな木はヒマラヤ杉。

■ 泉屋博古館東京

泉屋博古館東京 web site

■ 大倉集古館

大倉集古館 web site

▼ やっていた展示

2023年4月4日(火)~6月25日(日)

1837年、18歳の若き女性が大英帝国の王位を継承し、栄華を極めた時代の幕が開きました。この繁栄期に64年間王位にあったのがヴィクトリア女王(在位:1837~1901年)その人です。植民地を世界各地に築き、圧倒的な工業力や軍事力によって「太陽の沈まない帝国」と呼ばれたこの時期のイギリスは、ヴィクトリア時代と呼ばれます。  本展では、大英帝国がもっとも繁栄したヴィクトリア女王の治世、英国王室にまつわる宝飾品をはじめ、当時台頭してきた資本家層など、多くの人々を魅了したヨーロッパのアンティークジュエリーを中心に、英国上流階級のライフスタイルを彩ったドレスやレース、銀食器など、華やかで優雅な世界をご紹介いたします。 (web site


ぐるっとパス2023: [その1] 東洋文庫ミュージアム、六義園(りくぎえん)、旧古河庭園、旧岩崎邸庭園

2023年05月02日 09時10分01秒 | 東京・横浜

「ぐるっとパス」という美術館・博物館等共通入場券&割引券というものがある⇒ web site

ぐるっとパス2023は、東京を中心とする101の美術館博物館動物園などの
入場券割引券がセットになったお得なQRコードチケットです。
「電子チケット」「ぐるっとパスカード」からお選びいただけます。

2,500円だ。入場料が1,000円ほどの入場料もこれで無料となる施設が複数あり、すぐに元がとれる。連休前に買った。ただし、期限がある。ふた月。2015年に使った(愚記事群)。8年ぶりだ。

使用第1日目。東洋文庫ミュージアム、六義園(りくぎえん)、旧岩崎邸庭園に行った。

  

 

■ 東洋文庫ミュージアム

通常入場料 900円

■ 六義園(りくぎえん)

通常入場料 300円

■ 旧古河庭園

通常入場料 150円

■ 旧岩崎邸庭園

澤田美喜が「中心」に写っていました。のちに昭和天皇を自分のところへ呼ぶことになる「貫禄」は生まれつきに違いありません。

通常入場料 400円