alternativeway

パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

育児疲れ

2009年03月12日 | 子育ての苦しさ


 ここ最近はれんちゃんと相思相愛 仲良しだーと
思っていたのもつかの間なのか おとといの晩は
なぜか全然寝てくれなくて 一時間おきに
泣いては起こされおっぱいをのみ
また泣いては起こされの繰り返し で
次第に私はゾンビになった。


 もー耐えられん!!と思って早起きしていた
げんきくんにれんちゃんを渡しにいって
寝させてくれ、と寝てはみるけどまた泣いて
げんきくんが学校にいってしまうとあとは二人で
どうしよう。


 朝早くからぱっちりお目めのれんちゃんは
ゾンビになった私にかまわず楽しそうにやっていて
なんとかご飯のあとにおっぱいをして寝てはくれていたけれど
その日一日体力は回復せずに家事も何もできずじまい。
とにかく身体の調子も悪くて頭は痛くイライラしてて
ハーブティをいれてはみたけどイライラはおさまらず
れんちゃんは普通にしててもなんだか嫌になってくる。

 
 そんな状態がずっと続いて夕方にはピークに達し
もー育児嫌だ!!と思ってしまう。女の人が
やりたいことがあるってことは 本当に面倒くさくて
子育てには果てしない時間をとられるわけで
ついしんどくなった折りには「この子がいるから!」と
思ってしまう。あー子供がいなかったらな そう思うと
つい恨めしくなってしまって 子供は何も悪くないのに
小言の一つも言いたくなる。

 そんな時にはママ友とかに会ってみたいけど
紙オムツがなかった昨日はどこにも行けず
実際あっても そんな気分じゃ気力もなくて
外になんか出られない。そしてうっぷんがたまった私は
子育てが嫌になってしまう。


 かつて妊娠中に行った母親教室で
「ノイローゼになる人の気持ちがわかる」とか
「虐待する親の気持ちがわかってしまう」とさえも
子を持つ親は言っていたけど ついに気持ちがわかってしまう。
この密室で 誰もいない 助けてもらえぬこの密室で
自分がとても辛いとき 子供の泣き声やわめき声はもう
本当にしんどくて こんのやろー!!と思ってしまう。

 だけど本当は 頭がちょっと冷静になれば
子供はほとんど悪くなくって 機嫌が悪くなっていたって
親が与えた食べ物が悪かったりとか
親のストレスを感じてたりとか
イベントがある時に限って調子は悪くなる。
子供はあんまり変わってなくて
いつだって母を愛してくれているのに
変わらぬ笑顔で母を求めてくれているのに
ついつい母が自我に目覚めてしまったり 調子が悪いと
子供がノイズになってしまう。


 こりゃ大変な時代だなー

 女が自由に目覚めたことで 女はいいことあるけれど
家庭は実際どうなのだろう 我が家に関して言ってみるなら
私がちょっと ボーヴォワールを読んだときには
決まって調子が悪くなる。
げんきくんが帰ってきたとき 怒った顔の私がいると
よくある会話にこんなのがある
「今日なんかしてたの?」
「ボーヴォワール読んでた、、、」
「またボーヴォワール!!」
最近は以前みた映画の真似で
「ボーヴォワールは毒ですよ 人民をむしばんでいく、、」と
彼は言う(もちろん冗談だけど)
たしかに毒かもしれないなーー
ボーヴォワールは世界を平和にしたのかな?
一見平和にしたようだけど「世界の平和はまず家庭から」
なのだとしたら ブルトンやボーヴォワールのように
家庭を大いに嫌った人の言ってたことは なかなか
相容れないよなあ


 第三の道はあるのかなあ 子供をうんで 
密室育児で家庭にどっぷりつかった人も
あまり健全そうには見えなくて すごいストレスを
抱えているけど そのはけ口もなさそうで
保育園がいいのだろうか カフェに行っても
子供はなかなか遊べはしないし
でもママたちはストレスフルで どうしていったらいいのだろう。


 サルトルは 第三の道を創っていこうと努力していた
そしてそれが道になる。ボーヴォワールも当時の女性を
大いに解放したわけで 私も何か 見出せるかな
葛藤は乗り越えるためにあるのなら アウフヘーベン
私も自分で見出したい。

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