alternativeway

パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

自分を活かして

2012年02月07日 | 想いをカタチに

 「私にも何かできることがあったら教えてくださいね。」

 福島でインタヴューをして胸が熱くなる度に ただの通訳の
枠をはずれて 私も何かできることがしたい、と 強く
思うようになり 帰りがけにこんな言葉をよくかけていたら
「ふくしま集団疎開裁判」というののメーリングリストに登録されて
頭がちょうど福島で一杯になっていたころ それに加えて
めちゃくちゃハイスピードで高度な情報のやりとりが
されているメーリングリストで受信ボックスは満杯になり
見なくてもいいのだけれども つい読んでいたらだんだんと
胃が痛くなって来た。


 そう 確かに 言いたいことはよくわかる し
本当にそうだと思う でもどうしてなのだか胃が痛い
「こうすべきだ!!」と強く言われ続ければ言われる程に
本当だよなと思っていても なんだか身体は別の反応を示してしまう


 そんなことを思っていた折 「率直で忌憚のない意見を求む」と
書かれていたので 私も若者の一人としてどう思うかを
メーリングリストに投稿してみたら 「たしかにそうだ
ちょっとこれでは口調も強すぎて他の人がついてこれない」と
共感してくれた方もいて 発言をしてしまった責任も感じ
東京で開かれるというミーティングに参加してしまったが最後?
なんだかいろいろ振られてしまった。。。


 まさにその夜 議論について行くのがあまりに精一杯だったからなのか
本格的に体調を崩して それから寝込み ようやく体調も回復し
昨日またミーティング。私もわけがわかってないけど
みんな手探りの状態で でも期日はせまっているからやるしかなくて
みんなでああだこうだいいながらどんどん誰かに役割を振って
会がまわっていくのも面白い。私はここまで鬼振りされる会は
みたことないけれど それでもみんな「これは問題だ どうにか
しなきゃ」と思ってて 熱血な弁護士さんの姿勢に押されて
なんだかどんどん巻き込まれ 色々とやってくことになっている。


 ミーティングなんてものに 参加するのも 活動らしい活動を
するというのもなんだか久しぶりなんだけど 私の中での
何かが騒いでしまったらしく それはそれで面白い。


 福島に行く前は 何もわかってなかったし 
何かできることあるかな?なんて思っても ものすごく
遠い感じがしたけど 今になってよーくわかった
できること みんな 山ほどあるよ!
クリックをする フェイスブックで知らせるだとか
当日スタッフをやってみるとか ビデオをとるとか
チラシをつくる 文章をつくる 印刷の手伝いをする
演劇ができる人は演じればいい 音楽のできる人は
音楽を奏でればいい コーヒーをいれられる人はいれたらいい。
ただそれだけのことなんだ。100人の1パーセントが大切で
だけど今 福島関係の活動は 1人の100パーセントになって
倒れかかっている人がいる。これからはもっと
それらの活動に多くの人が関わって 無理なことをするんじゃなくて
自分の得意分野でできること を ちょっとお手伝いすればいい
それがすごい力になるって 私にはよーくわかった。


 本当は どこも人手が足りてない。
情報のあるところには山ほど情報がやってくるけど
それらはさばききれないくらいで 助けてくれる人を
待っている。他の言語に訳せる人も エクセルが使える人も
いろんな能力のある人が ちょっとそれを活かすだけ で
大きな力になっていく なんだかそれがよくわかる。


 人が集まれば力ができる 人が集まって口を開けば
もっと面白いことになる。指揮者のいないミーティングは
なんだかカフェのようだった。沢山の人が口を開いて
仕方がないから 自己組織化してなんとかやってく
誰かにすべてを頼れないなら ここにいる自分もきっと
やるしかないから関わろう って そういう活動
なんだかそんな姿勢は懐かしい。誰かが手を挙げてみる と
沢山の人が集まってくる。そうしてアイデアを出し合って
何かが現実になっていく 建設的な議論というのは面白い。
昔はミーティングが趣味みたいなものだったけど
ミーティングとカフェってだいぶ共通点があるんだな。


 人々が口を開いて 想いをぶつけ そこから何かが
生まれてく そんな場が今 沢山できてる
そういう中に少しでも関われること それはとてもありがたい。

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