alternativeway

パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

2010年07月07日 | 想いをカタチに

 今日は七夕
今は大雨が降っているけど
今夜は晴れてくれるのだろうか、、、


 今年は子供がいるからか
七夕の願い事を書く機会が多く
何を書こうかと考えていた。

 3年前の七夕の時 カメラマンをしていた私は
「パリで仕事がしたい」と書いた。
そのときそこの職場では「飯田さん パリですって!?」と言われ
えーなんで?カメラマンならパリ行く人だってけっこういるのに
そんなにパリって遠いのかなあと思ってショックだったけど
今はもっともっと遠くて とてもじゃないけど
パリとは書けない。行っただけでもましなのに。
(しかも普通は子供がハイハイできますようにとか
あたたかい願い事が書いてある)

 だけど私はパリに行きたい もっと長く
できればパリに住んでいたい こんな気持ちは
小さい時から やたらとパリに憧れていた
そんな変な人じゃないときっとわかないのだろうと思うけど
たまにそういう人はいて 藤田嗣治もそうだった。


 最近は 藤田の気持ちがなんだかわかる
なんで彼が渡仏したのか なんで彼が あんなにも
妻に手紙を書いて 書いていたのか
どうして彼が カフェにいたのか
どうして彼が 他の在仏日本人と 心の交流ができずにいたのか

藤田嗣治 異邦人の生涯
近藤 史人
講談社



 何だか違う 

 何だか違う

 誰と話してもそう思う


 あそこにはあの世界がきっとあるのに
きっとまだ 100年前にあったような
あの世界は続いているのに 
その世界を想っている人はあまりにも
私のまわりに誰もいなくて
だから私は孤独になって 最近の
私の心の友はなんと電子辞書になってしまった(!)



 あの世界はきっとあるのに
やっと扉が少しばかり開いたのに
光はそこに見えているのに
だから私は入りたいけど
あまりにもこの 私が属してる現実は
あんまりにも遠い世界なんだよな





 私もそこに入りたい
私も仲間に入れてほしい
私もそこで議論がしてたい
だから研究をしていたんじゃなかったのかと私は思う
世界のどこかに そんな場所があるのなら
私はそこにいたいと思った
ないのなら つくりたいとも思ってたけど
そんなのつくれるもんじゃない。
今回のパリでよーくわかった。
それくらい 磁場というのは大切で
私一人がここを文化的な場所にしよう と
決めて一生もがいてみるのと
パリに行って 果てしない刺激に身をさらしながら
伸びていくのは 全く違う人生で
「私はカフェがしたい訳じゃない」
そう公言してきた その裏には
本にか書かれた その物語が
また現実になったとき 私もカフェに通う人として
その中にいたいと思っていたから


 時はやってきたのだろうか

 神様はいるのだろうか

 シンクロニシティは何故起こるのか


 どうして私は あんなにもパリで活き活きとしてたのだろうか
今じゃ私は能面のような表情だけど
そしてもう長いこと そんな顔して生きてきていた
そんな気もするけれど


 私はもっと笑っていたい


 輝く時?輝ける場所?人には合ったステージがある
幸せなんて その人が本当に幸せかどうかだなんて
本当は何がしたいかなんて 占い師でも恋人でもなく
知っているのは 30年の自分自身を知っているのは
自分だけ で わたしはようやく30歳目前にして
自分のことを知った気がした。


 今晩は晴れてくれるのだろうか
もしも晴れてくれるなら
織り姫と彦星が出会えるのなら
私の願いも叶うだろうか

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