alternativeway

パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

しあわせ

2009年11月30日 | 私の人生

 幸せって何なんだろう
どう生きてくのがいいんだろう?


 ここ最近は大学院に行けたらな
と 打診しはじめ 色々と自分なりには
考えてきたつもりだけれど 昨日はその大学院の
先生にお会いして お話をきいてるうちに
やっぱりなー やめたほうがいいかなあ と
後ろ向きになってきた。



 その大学院は他とはちがって あまりアカデミスムの
匂いもしなかったから ここならいけるかも、、、と
思ったけれど 「研究者になりたいんですか?」
「できれば、、、」「できれば っていうのは
できなくてもいいということですか?」「、、、」
「どういった学問的アプローチをするつもりなんですか」との
もうすみませんという質問をされ
だんだんとトーンもゆるやかになってきたけど
「迷ってるならやめたほうがいい」と言われてしまった。


 この先生は意地悪でもなんでもなくて
今の大学院の現状を私にきちんと説明してくれ
入ってからイメージとのギャップに悩んで苦しむ人や
自分の友人や後輩たちで人生が狂ってしまった人たちのこと
これからの少子化時代の大学の事 それでも院に行く人は
増え続けていて需要と供給があってないこと
その他もろもろ伝えてくれた。


 そう考えると どうであれ 今の私には無理そうだ
本気で行きたい!というのであれば あと一年くらいは
自力で勉強をしてからじゃないとだめかなあ
話が終わりに近づくころには 「今はやめておきます」という
結論にかなり達して またいつかお会いできれば と
さっぱりと別れてしまった。それから喫茶店で考えて
父やげんきくんに相談をして うーーんと悩む
どうしよう


 その先生は 本当に大きな選択だからどういう
人生を歩みたいのかよく考えて!と言っていた。
悩むということは他の選択肢がみえているということでもある 
そう彼女は言っていた。女性の彼女が 子育てをしている
私に向かって はっきりいった。「女性は特に就職がない。
何かを大いに犠牲にしないときちんとした研究は無理だろう」


 そうなんだなあ オープンキャンパスの雰囲気とは裏腹に
実際の裏話をきいてみる と やっぱりかなり大変で
全てを覚悟して たくさんの犠牲とお金を払ってそれでも
どうしても!というのであれば 来てみたら?という感じだけれど
私にとっての生き方や 幸せって何なのだろう


 先日の京都のイベントはとても楽しく
未来を感じさせてくれ ワクワクすることができたけど
今 この私が無理矢理博士課程に行こうとするのは
なんだかやっぱり違うような

 子育てをして 主婦になり 幸せをたくさん知った。
れんちゃんとじゃれあう時や
みんなで家でご飯を食べている時や
みんなで笑い合っている時
誰かと一緒に美しい景色をみて感動を共有する時
友達とイルミネーションを見た時や
新宿の夜景にはっとした時
誰かと時を共有するとき
それから自分の意見を発表できる時。

 たくさんの幸せがあり 私は以前にくらべて
かなり笑顔がふえてきた し 人間的にも深くなった(と思う)
しあわせ って 法則があるわけではないだろうけど
私が最近気がついたのは 時間のゆとりがあることと
誰かと一緒に過ごすこと で しあわせな時が増えてゆく。
忙しすぎると そんな余裕もなくなって
だけど幸せって すぐそこに 足元に実はあるもので
そこを楽しむ余裕がないと なかなかそれに気づけない。
子供がうまれて れんちゃんの視点でものをみて
たくさんの小さな喜びに気がついたから
それをもっと大事にしたくて もう犠牲にはしたくない

 子育てと仕事の「両立」なんて本当は無理で
どちらかをきちんとするならどちらかは犠牲になるのが
どうやら本当のところらしくて そっちになんて構ってられない
そんな忙しい世界でいきてゆくわけだけど
それが幸せなのだろうか?

 やっと手にした幸せがある
やっと気づいた大事なものは ちゃんと大事にしていきたい。

最新の画像もっと見る