幕末から明治維新を成し遂げ、日露戦争の勝利までの間
日本は他のアジア諸国に先駆けて近代化が進みました。
海に囲まれた島国という地勢的な有利さもあったとは言われますが
当時の派遣国家であった大英帝国と比べても劣らない
識字率の高さがあったことも
明治維新の原動力のひとつと言われています。
字が読めるということは、本も読める人も多く
知的水準も高い人も多いということですね。
話は飛びますが
昭和の戦後は識字率が100%近くまで上がりました。
それでも最近は家庭環境の悪化により
字が読めない、かけ算ができない
10代もわずかですが増えているようですね。
昭和時代以上に知識・情報化社会では
継続学習が大切な時代です。
江戸時代から子供の基礎教育には熱心だった国柄だったのに
英米や中国のような格差が広がってきている兆候かも知れません。
もちろん子供の頃は
徳育や体育が大切なのですが
読み書きそろばん(計算)のような基礎教育は
100%行き渡るほうが
未来の日本には大切なことではないでしょうか。