現在は戦後78年を迎えています。
80代以上のお客様の話によると
昭和20・30年代は
まだ小・中・高校生で
昭和30年代から普及が始まった
テレビ放送の中の
アメリカのホームドラマが
眩(まぶ)しく見えたようですね。
一般的には日本はまだ貧しく
テレビドラマの中の
アメリカ人の生活に憧れたようです。
一軒家・キッチン・冷蔵庫・洗濯機・車・・・など
アメリカ人の物質的な豊かさを垣間見て
「将来はああいう暮らしをしたい」と想った
10代が多かったとのことです。
そして昭和30・40年代と
高度経済成長が始まりました。
昭和50年代には
物質的に豊かになりましたが
公害も大きな問題となっていました。
それでも昭和50年代後半には
公害問題も一応乗り越え
日本の工業製品が世界を席巻して
「JAPAN AS NO,1」と呼ばれるようになりました。
昭和60年代に入り昭和の総決算
バブル経済が興隆して
4年後の1989年に昭和天皇が崩御なされて
平成に元号が変わりました。
今から30年前の
1993年には就職氷河期が始まり
バブル経済崩壊が明らかになり
そこから失われた30年の運びとなりました。
それでもこの30年間で
スポーツをはじめ文化的なことは
アメリカを越えたと言っても良いぐらい発展しましたね。
今春の野球のWBCや
大リーガーの大谷翔平選手の活躍は
ベースボール発祥の国も
脱帽せざる負えないようです。
マンガやアニメも凄いですね。
日本は経済的な見方では
失われた30年と言われますが
社会的・文化的には
失われているどころか
世界を魅了していると言ってもよいぐらい
この30年間発展して来たのではないでしょうか。
街がきれいで、人が穏やかで
公共交通機関が正確な都市は
他国には無いようです。
ただ個々の精神格差や
都市と地方の格差は
この30年間で拡がっているようです。
薬物や酒や娯楽等などで
心の問題を安易な解決策で誤魔化すことは
ますます格差や分断が拡がることと思われます。
やはり
道を学び徳を積むことが
人間の精神には
大切なことではないでしょうか。
欧米社会や中国や韓国は
激烈な競争とストレス社会に
なっているようです。
競争に巻き込まれるのではなく
道を学んで徳を積んで
調和のある社会を
創って行きたいものですね。
道を学んで徳を積むと
運も良くなります。