「幼にしては親に従い
嫁しては夫に従い、老いては子に従う」
と言うのはご存知でしょうか?
江戸後期から明治まで婦女子のために
広く読まれた教育書の中の一節です。
この頃の女性には親や夫や成人した子供に
依存して生きることが教育されていたのでした。
儒教の間違った解釈による教えでした。
面白い事には
この頃はまだ「母の役割」が
女性には無かったことです。
子供の養育や教育は
母の仕事では無かったのです。
単に「子を産む道具」でした。
良妻賢母と言われ始めたのは
明治も30年代ぐらいからです。
良妻賢母も西洋からのイノベーションだったのです。