精神を高める教育とは何でしょうか?
それは道徳教育ではないでしょうか。
道徳とは単にモラルやマナーではなく
道とは宇宙の法則・徳とは道に従った人間の法則です。
「道を極める」「徳を積む」と東洋哲学では言われますが
自己実現や自己超越のことですね。
もっと簡単に、人格や精神を高めると言っても良いと思います。
江戸時代では精神教育が主でした。
いわゆる武士道教育ですね。
人が何事かを感じたり、考えたりする時に
そこまで経験して来た事や、育った環境や、潜在意識などの
何らかの価値観があります。
それをベースに感じたり、考えたりするのですが。
それが日本人には幼少期から躾けられる
武士道がベースになっているようです。
時代は進み、戦争に負けてからでしょうか
精神教育がおざなりになって来ました。
それでも戦前世代がまだ若くお元気な頃は
道徳教育も家庭や地域社会に残っていましたが
1980年代頃ぐらいからか、経済優先で物質的豊かさも行き渡り
欧米に追い付いたと思い始めてきた頃から
道徳という価値観が揺らぎ始めました。
パラダイム転換期は古典や歴史の再検証が起こるものですが
それもやはり民族の価値観のベースを取り戻したいとか
新しい時代に向けて、自分たちはどこから来て、どこに向かうのかと
精神的なルーツを考える時期です。
古典や武士道などを学んでみることも精神教育だと思います。
精神を高めて自己実現・自己超越して行きたいものですね。
運も良くなります。